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お念仏を申す生活法話

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仏さまのお給仕(2015年アーカイブ)

2022-08-19
 仏さまにお給を仕します。
朝一番に仏さまにお仏飯をお供えすることから
私たちの日々の生活が始まります。

 お供えしたお仏飯は
下げてそのままいただきます。

 仏さまのお慈悲をいっぱいいただきます。
「いつでもどこでも私があなたと一緒だから大丈夫」と
お念仏の声となって私に寄り添ってくださる仏さまです。

 「今日も一日よろしくお願いします」と
今朝もお仏飯をお供えしながら思いました。

 よろしくお願いしますといって
私からお願いすることではないというのが
私たちの浄土真宗のご宗旨です。

 私が願う前に
阿弥陀仏さまの方から願われているというのです。

 私たち人間の願いと仏さまのは願いは
根本的に違います。

 今日はこんなことがあるからこうしてください
こうなりたいこうありたいという特別な思いをもって
「どうかよろしくお願いします」と
私のところに力が入ると間違うといいます。

 私の願い通りにいけばそれはそれでいいのでしょうが
願い通りにいかないと
それこそ神も仏もあるものかというのが
私たちの神仏に対する願いのようであります。

 よろしくお願いしますとは
「いつでもどこでも阿弥陀さまが一緒だよ」と
日頃から聞かせていただくなかに
「ようこそありがとうございます」という思いで
「よろしくお願いします」ということです。

 今日の一日日々の日暮しのなかに
南無阿弥陀仏とお念仏を申して生きて往ける生活を
させていただける有難さを
お仏飯をお供えしながら
「よろしくお願いします」とお伝えしたことです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2015.8.19)

「心に信心を唇に念仏を」(2014年アーカイブ)

2022-08-18
 昨日NHKの特集番組で
作曲家の吉田正さんのことを放送していました。

 吉田さんは終戦後も長くシベリアに抑留され
その後日本に帰って来て
それからの活躍は周知のことであります。

 大作曲家です。
私が小学校の頃から
ヒット曲をたくさん作られて
今もカラオケで懐かしく歌います。

 吉田さんは戦時中上官の命令で軍歌を作ったそうですが
戦後その軍歌を一切歌うことはなかったといいます。

 厳しい抑留生活のなかで作曲し
仲間と一緒に口ずさんだ歌が披露されていましたが
仲間たちの証言もあって
今の世に残していこうという取り組みもあるようです。

 「心に太陽を唇に歌を」といわれます。
それこそ歌は人を勇気づけ楽しませることでもありますが
生きる力を与えるのが口ずさむ歌ではないでしょうか。

 軍歌というと戦意を高揚する勇ましい曲調で
その場の一体感を鼓舞するものが多く
私もよく歌ったものです。

 あるお念仏の先人が
「心に太陽を唇に歌を」ということで
私たちの南無阿弥陀仏のご法義でいうならば
「心に信心を唇に念仏を」と言われました。

 心に信心を唇に念仏をとは
「まかせよ救う」の南無阿弥陀仏のお心おはたらきが
私の心に届いて唇からお念仏が出てくださるのです。
 南無阿弥陀仏の阿弥陀さまがいつでもどこでも
この私にご一緒してくださる力強いお念仏の声です。

 お念仏の声に励まされて
私たちは色んなことがある人生だけれども
この一日をこの人生を生き抜くことができるんだよと
教えてくださったのが親鸞聖人です。

 「心に太陽を唇に歌を」と歌うように
どうぞ念仏を申して一人でも多くの方と共々に
お念仏の合唱ができれば
平和な世の中になるのではないかなと思ったことです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2014.8.18)

お経のレンタル?(2012年アーカイブ)

2022-08-17
 
 先日のお盆参りのご縁で
若い人とお話をする機会がありました。

 友だちから聞いた話ですがということで
今はお経がレンタルになっているんですねという話です。

 「えっお経がレンタル?」と聞き返すと
お葬儀のご縁に
日頃お寺との付き合いがないお家で
そのまま送るのは忍びないと
お経の一巻でもあげてほしいということで
葬儀社が仲介に入り
お坊さんを紹介してもらうというのです。

 まず「お宅は何宗ですか?」と聞かれるそうですが
言われてみてはっとするといいます。

 仏教というのは分かるけれども
何宗というところまで知らないところが殆どで
どうしようかということですが
「どの宗派でも何宗でもいいですよ」と言われるそうです。
 例えば浄土真宗だったら浄土真宗のお経を
浄土宗、曹洞宗、臨済宗だったらこのお経をと
いろんな宗派によって
お坊さんが対応してくれるといいます。

 かくしてレンタルなのです。
ただそのお経のレンタルはお葬式だけのことで
お葬式が済んでその後の七日七日のご縁のお勤めは
一切ないそうです。

 送る方はお経をあげたからということでしょうが
送られる方は死んだらおしまい
ということになってしまいます。

 年回のご法事もありません。
ご縁ご縁に親族有縁の皆さんが集まることもないのです。

 死ということに二つあると言われます。
一つは人の命を終えるという死です。
もう一つはその人のことを忘れてしまうという死です。

 私たちのこの命は私一人でどうこうという
命ではありません。
 父母のご先祖から恵まれた命です。
この世に生まれて赤ん坊からすぐ
この私になったのではなく
いろんな人たちいろんなものの命に育まれて
今ここにこの私が生かされて生きているのです。

 お経には仏さまの教えが説かれてあり
私たちの仏教浄土真宗の教えを聞かせていただくと
この人生を生きるなかもまた人の命終えた後も
南無阿弥陀仏のおはたらきで阿弥陀さまのお浄土に生まれ
仏さまのいのちとなってこれからもつながっていくと
教えていただきます。

 お葬儀のご縁は
大切なお方とお別れする悲しみのご縁ですが
そのまま先に往かれた仏さまのご縁といただきます。
 仏法を聞いてお念仏申す身になっておくれと
後に遺った有縁の人に仏法聴聞のご縁を
開いてくださるお葬儀のご縁です。

 仏法聴聞のご縁に遇わせていただいて
南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
先に往かれた仏さまと共々に
お念仏申して往生浄土の人生を
生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2012.8.17)



お盆のお墓参り(2012年アーカイブ)

2022-08-16
 お盆の定番というと
お墓参りですね。

 この前13日の朝に
大村の円光寺墓地に盆法要のお勤めにお参りしましたが
皆さん殆どのお墓にホオズキのお供えをしていました。
 赤いホオズキが見事できれいでした。

 何かお墓というと暗いイメージがありますが
そんなことはありません。
 皆さんきれいにお掃除お飾りをされて
お盆を迎えるということです。

 こちらの納骨堂にも
本当に賑やかに色んなお供え物がしてあります。
 13日前にお供えを済ませ
昨日15日夕方頃から片付けにきています。

 そのお家お家の都合で自由に本堂から出入りされて
納骨堂にお参りしていただいていますが
昨日の夜テレビでサッカーの試合を観終わって
本堂の戸締りをしてお朝事の準備をしていると
境内に車が入ってきました。

 間もなく本堂の正面から5、6人の家族連れが
お参りに入ってみえました。
 子ども連れのまだ若いご家族で
時間をみたら9時半過ぎでした。

 本堂にまだ灯りが付いていたから
お参りにみえたのかなと思ったりしましたが
ご家族が一緒にお墓に手を合わすことができるのも
お盆でありお彼岸のご縁だなと思います。

 ただお寺にお参りに来られて
仏法に遇ってほしい
お念仏のみ教えを聞いてほしいと思います。

 昨日も納骨堂のお参りの方を見ましたが
本堂の正面から入ってご本尊の阿弥陀さまの前に座って
手を合わす人は殆どありません。
 すーっとそのまま納骨堂に直行です。
納骨堂も納骨壇のお仏壇になっていますから
南無阿弥陀仏のご本尊にお礼をするということですが
何かちょっと寂しい感じがします。

 仏さまのご縁です。
ご縁に遇ってお念仏申す身になっておくれと
先に往かれたご先祖有縁の仏さまの思し召しです。

 お盆やお彼岸人生の節目節目に
お念仏のご縁に遇ってほしいと
私たちの生活の中心に南無阿弥陀仏のご本尊をいただいて
今日一日もお念仏申して
生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2012.8.16)

8月15日のご縁です

2022-08-15
 今日は8月15日です。
先ほど6時の梵鐘をつきに鐘楼に上がると
心地よい風がすっと吹いてきました。

 暦の上では今はもう秋です。
ただ今日も日中は猛烈に暑いでしょうね。

 鐘楼から下りて掲揚台に目をやり
ふっと仏旗を見上げました。
 仏旗が風にそよぐように旗めいて
いいなあと思いました。

 私たち仏教徒は仏旗を仏さまのみ教えの象徴として
各宗派を問わず掲げます。

 旗は国や団体組織の象徴として
その構成員の意識を高揚させる意味合いがあります。

 今日は終戦の日です。
11時から本堂で<全戦没者追悼法要>をお勤めします。

 戦争における国旗の役割は大きく
恐いものです。
 国旗のもとに国民の意識を統制し
祖国を守れと戦争遂行の意識を高揚させるものです。

 ロシアによるウクライナ侵攻の戦争は
停戦の筋道が一向に見えず泥沼化しつつありますが
今の戦況を語るときに
ウクライナやロシアの国旗が必ず映像に出てきます。

 今日は盆の三が日の最終日で
昨日一昨日で初盆会のお家のお勤めが済みました。
 こうして今日15日を迎えることについては
特に今年は感慨深いものがあります。
 声が段々と出にくくなりましたが
最後まで持ちそうです。
 コロナ感染も今日一日も大丈夫ということです。

 一日一日色んな状況の中を生きている
私たちお互いですが
自分の思い通りにならないことが
たくさん起こってまいります。
 そうした中にもこうしてお朝事のご縁をいただき
ご一緒にお念仏を申して今日一日を始めさせていただける
有難さをまた思います。

 どうぞ今日一日もお体をお大事に
ご縁ありましたら<全戦没者追悼法要>にお参りください。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.8.15)


円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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