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お念仏を申す生活法話

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念仏者の佇まい

2022-06-09
境内の「やまぼうし」と親鸞聖人御尊像(2022.6.9.15:00)
 今日9日の御文章さま『数珠章』の中に
「念仏者の風情」という言葉がありました。
 念仏者の姿その行い日々の生活ぶりです。
往生浄土の念仏者の佇まいといただきます。

 今日の御文章さまには
吉崎の御坊にお参りする念仏者を見ていると
数珠を持つ人がないということですが
数珠を持たなくても浄土往生のためには
他力の信心一つで十分ですとのお示しです。

 そして「真実信心を獲得したる人は
必ず口にも出しまた色にもそのすがたはみゆるなり」
(真実信心をいただいた人は必ず口に念仏を称え
またふるまいにも信心を得ている様子が表れるものです)
といわれています。

 『蓮如上人御一代記聞書』には
「おもひ内にあればいろ外にあらはるるとあり」と
蓮如さまは「念声是一」の文言を味わい
「信をえたる体はすなはち南無阿弥陀仏なりと
こころうれば、口も心もひとつなり」と
心におもうことがそのまま
声になって出るとのお示しです。

 今日も皆さんご一緒に
南無阿弥陀仏とお念仏申せましたね。
 南無阿弥陀仏のお念仏の声が
出てくださるといわれます。
 出てくださるといって
口をつむんでいたら声は出ません。
 お腹に力を入れて口を開けることで
声が出るのです。

 私が声を出すことでお念仏申せたのですが
お念仏が出てくださるというのは
私が阿弥陀仏を念ずるおもう前から
阿弥陀さまがこの私のことをおもうてくださる
南無阿弥陀仏のおはたらきが
今こここの私に届けられてこの口から出てくださる
他力のお念仏ということなのです。

 阿弥陀さまから念ぜられ思われているのです。
「南無阿弥陀仏とお念仏を申しておくれ。
われにまかせよ必ず救う」と
お念仏のお喚び声が届けられ聞こえてきて
そのまま色に出てお念仏申す姿になるのです。

 念声是一の念仏者の佇まいです。
日々色々と思いはからい
煩悩に振り回されて生きている私ですが
いつでもどこでも阿弥陀さまのおはたらきは
この身に満ち満ちてくださると聞かせていただきます。

 お念仏を申して往生浄土の人生を歩ませていただく
念仏者の佇まいです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.6.9)


親のよび声が聞こえて私の口からお念仏が出てくださる

2022-06-08
玄関の花一輪(2022.6.8.11:00)
 昨日33回忌のご法事のご縁をいただきました。
子どもが施主で勤める親のご法事です。

 お勤めの後でお茶をいただきながら
いろんな話になりました。
 私と同年輩の方で
お互いいい歳になったということです。

 親が亡くなったほぼ同じ歳に自分がなって
親が言っていたことしていたことを
思い起こすようになったといわれます。

 若い時分は親の言うことに
「わかっとるわかっとる」と言い放って
聞く耳を持たないというか
反発することさえあったと振り返ります。

 いつも同じことの繰り返しのようなことも
耳障りなことも耳に入って来ていたのでしょうね。
 親が亡くなってそれも歳を重ねていくなかに
親の言うことが聞こえてくるというのです。

 お念仏の声です。

 阿弥陀さまは私がこの世に生まれる前から
「わが名をよんでおくれ。われにまかせよ必ず救う」と
南無阿弥陀仏のお念仏の声となって
この私のことを思い取り喚んでくださって
ご縁ご縁に私たちの耳に入ってきているのです。

 今皆さんが称えるお念仏は
皆さんが始めたお念仏ではありません。
 お念仏の大本は阿弥陀さまのお慈悲のお心から
発せられたもので
皆さんのお父さんお母さん
おじいちゃんおばあちゃん
親戚のおじちゃんおばちゃん
お寺のご院家さん坊守さん
そうした有縁の方々のお念仏の声で届けられ
わが身に聞こえてきたんですね。

 阿弥陀さまの親さまの喚び声が聞こえてきて
私のこの口からお念仏が出てくださるのです。
 南無阿弥陀仏の他力のおはたらき
阿弥陀さまのお手回しの有難さです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.6.8)


阿弥陀さまが決めてくださったお念仏の朝活です

2022-06-07
庫裡仏間のお花たち(2022.6.7.14:00)
 健康雑誌の新聞広告の見出しに
健康増進に朝活が紹介されていました。
 朝の活動です。
体操をしたり歩いたりと体を動かすことのなかに
声を出すことが書かれてありました。

 朝一番に声を出すことが健康に良いというのです。
できたら腹の底から大きな声でということですが
皆さんのお家で大きな声を出していたら
近所の人から「何かあったの?」と心配されますよね。

 ところがこのお寺のお朝事です。
大きな声を出してもえっと思う人はいません。
 初めて聞く人はえっと思うかもしれませんが
この隣近所の方にとっては
朝一番にお寺から声が聞こえるということが
日常いつものことで
逆に声が聞こえないと
「お寺はどうなってるの?何かあったのではないか」
などと憶測を呼ぶことにもなります。

 声を出す声を出せることは有難いことですが
この声も歳と共にかすれて小さく出ないようになります。
 声を出すことも全身を使っての活動です。

 お寺でお朝事のお勤めをする朝活です。
お朝事の時間に間に合うように
朝早起きしてお寺にお参りしないといけません。
 何時に起きて朝の支度をしてという
段取りも全て決まってきます。

 最初は決めてしないといけないことでしたが
何度もご縁をいただいくなかで
阿弥陀さまが決めてくださったお念仏の朝活と
私にできる精いっぱいのことをさせていただこうと
思うようになりました。

 皆さんとご一緒に声に出して
お朝事のお勤めお念仏を申すなかに
今日の一日を始めさせていただきます。

 健康のために何々をするというと
どうしても私のところに力が入りますが
お寺の御仏前に座ってみると
阿弥陀さまがお念仏申すこの私にしてくださって
そのままお浄土への道すがらをご一緒してくださると
有難くいただけます。

 南無阿弥陀仏とお念仏を申して
今日の一日も阿弥陀さまの大悲の中に
生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.6.7)


南無阿弥陀仏のいのちの水です

2022-06-06
 昨日は一日中大きな雨が降って
日曜日で外に出る計画があった方も
予定変更することが多かったと思います。

 今もまだ小雨が残っていますが
庭に咲いている紫陽花が何か生き生きして見えました。
 雨にあって命輝き
本当にきれいです。

 雨というと何か嫌な感じで受け止められますが
雨はしっとりと外の景色を変えて見せてくれます。

 人間の体は大部分水分でできているといいますが
のどの渇きを覚えるときに一口の水がのどを潤し
乾いた心までも生き返らせてくれます。
 
 命の水という言い方をします。
私たちのいのちの水は南無阿弥陀仏です。

 南無阿弥陀仏のいのちの水にあって
私の乾いた心を潤し頑なな心を和らげてくれます。

 欲の心怒りの心愚かな心が次々と湧き上がり
自己中心の頑なな心を持ち合わせた私たちですが
いつでもどこでも阿弥陀さまがご一緒してくださり
南無阿弥陀仏とおはたらきです。

 お念仏を一声称えて
今日の一日今週一週間を
また始めさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.6.6)


菩提心(2010年アーカイブ)

2022-06-05
玄関のお花たち(2022.6.5.9:30)
 昨日民主党の菅直人党首が
第94代内閣総理大臣に就任しました。

 最近の歴代首相と大きく違うのは
世襲の国会議員ではないということです。
 特に前任の4人(安倍福田麻生鳩山各氏)は
父や祖父が総理大臣経験者ということでした。

 親の七光といいますが
政治の世界では特に選挙で大きな力を発揮します。
 地盤・看板・かばんの3点セットがそろっていないと
中々選挙に勝てないといわれます。

 そんな日本特有の政治風土の中で
菅さんは一般家庭に生まれ育ち
市民運動から政治の世界へと
一つ一つ階段を上るようにやってきた方です。

 一寸先は闇といわれる政治の世界で生き抜いていく
したたかさを身につけていったからこその
今回の総理大臣就任だと思いますが
政治の世界を志す初心の大切さと信念の強さを思います。

 一つの目標に向かって
大きな志を持ち続けることの大事です。

 仏教は迷いの私がさとりの仏に成る教えで
成仏道の実践を説きます。
 仏さまの教えを信じ修行を積み重ねて
証果のさとりを得るという仏道です。

 仏のさとりを求めて菩提心を発起して
自分自身のさとりだけはでなく
生きとし生けるものすべての幸せの実現に向けて
仏道実践する方を菩薩といいます。

 法蔵菩薩はすべての衆生を救おうと本願を建てられ
仏道修行されて阿弥陀仏に成られ
南無阿弥陀仏の仏道を私たちに開いてくださいました。

 迷いの私をさとりの仏にしなければ私は仏にならないと
阿弥陀仏が一方的にこの私の救いを願われ
南無阿弥陀仏と成ってはたらいてくださっているのです。
 阿弥陀仏のお救いはこの私に何の条件も下されません。
本願他力のそのままのお救いです。
 
 私はお寺に生まれ育ちました。
皆さんはご門徒のお家にご縁があって
今こうして阿弥陀さまの御仏前にご一緒です。

 南無阿弥陀仏の大きなおはたらきをいただいて
お念仏申す身にお育ていただき
御仏前に座らせていただいています。

 さとりを求める菩提心の一つもない
仏さまに背中を向けているものをこそ
阿弥陀さまは救いの目あてにして
南無阿弥陀仏「まかせよ救う」と
お念仏の声で喚ばれ続けて
お浄土への道を共々に歩いていこうと
おはたらきなのです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2010.6.5)


円光寺
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