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お念仏を申す生活法話

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七日七日のご縁にお参りします

 七日七日のご縁にお参りします。
今はご親族がたくさん集まってお勤めするお家が少なくなりました。
お家の方とごくごく近いご親戚の方がお参りです。
 
 昨日のご縁はおじいちゃんのご縁でお孫さんと連れ合いのおばあちゃんがお参りでした。
お勤めの後ご法話をさせていただきます。
二人のお同行ですからちゃんと目と目が合ってよく聞いてくれている様子です。
 
 大切なお方とお別れをするという悲しみのご縁ですが
そのまま仏さまのご縁といただきます。
 阿弥陀さまのお話をします。
初めて聞くお話だと思います。
 先に往かれたお方は死んだらおしまいではなくて
今は仏さまとなって私たちを護り導くというおはたらきをしてくださってあると
お話させていただきます。
 
 仏さまのご縁に遇ってほしいという仏さまの願いです。
これまで中々聞けなかった仏さまのお話を聞かせていただき
この私もまた大切なお方が往ってらっしゃる同じお浄土に
生まれさせていただけると聞かせていただくのです。
 
 お浄土って何? 死んだらおしまいじゃないのと思っていた私が
仏さまのご縁に遇うことでこれまで知らなかったことを聞かせていただきます。
 先に往かれたお方がまさに命がけで私のためにつくってくれたご縁です。
ご縁ご縁に南無阿弥陀仏のお救いの法を聞かせていただきましょう。
そしてナンマンダブツとお念仏を申す身にさせていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.2.26)

御仏前で仏事相談です

 仏事相談です。
仏事に関するいろんなご相談をさせていただきます。
 月参りのご縁であったりあらためてお寺に来られてご相談することもあります。
 
 昨日もお墓の継承のことでお寺にご相談にみえて一時間ばかりお話をお聞きしました。
昔は何々家の墓という先祖伝来のお墓があってそれを代々子孫が継承し守ってきました。
 今は親、子、孫の家がそれぞれ別々にあって先祖伝来の家を継ぎ守ることが難しくなり
お墓の継承もまた難しくなりました。
 
 遠く古里を離れて暮らす今の生活からいったらどうしようもないことですが
ただ古里にお墓があるということで懐かしい古里に帰ることができたのです。
 ところが子や孫の代になると古里という感覚が薄くなって
お墓をこれから誰が守るのかどうしようかと
今テレビなどで墓じまいの特集が多くあります。
 
 何か皆さん墓じまいと聞いたら全てがなくなるという感覚がありませんか。
墓じまいといって残るのがお遺骨なのです。
墓じまいをしてもお遺骨を納めるところが必要です。
 
 遠方の田舎のお墓をしまって自分が生活する近い所に納骨堂などを求めて
お遺骨を移し納めることが考えられますし
合同墓という提案があります。
 長く経ったお遺骨については土に返すという発想です。
お遺骨を一処に寄せ集めて一緒に納骨するということが今から実際に多くなると思います。
 
 お寺からも皆さんの要望に応えていろんな提案させていただきたいと思います。
ただ昨日のお話を聞いていても皆さんの思いはさまざまでそして自分中心になります。
 だからこそのご相談です。
色々と相談する中でそうやなというところで納得していただくことが肝要です。
 
 昨日もこの本堂でご相談させていただきました。
阿弥陀さまのご尊前仏さまにお礼ができるところです。
 皆さん共々にお念仏申しこれからのこと仏事のことをご相談させていただきたいと思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.2.25)

阿弥陀さまのお救いは100%絶対です

 数日前に電話があって3月8日の日曜日にご法事を予定していたのですが変更したいとのことです。
その日は家に居られないというのです。
 先日鶴崎の乙津橋のところで不発弾が発見されて3月8日に爆弾処理のために
500m以内に住んでいる人に避難指示がでているということです。
 
 昨日のご法事のお家が下鶴崎で不発弾の話になりました。
すぐ隣までは500m以内で避難しなければいけないが私のところは大丈夫ですというお話です。
 
 不発弾です。戦争の痕跡です。
私がまだ生まれていない今から75年以上も前のことです。
 ちょくちょく不発弾の話を聞きます。
今の爆弾処理技術からすると多分大丈夫ということですが
このたぶんが曲者です。100%絶対ということではないのです。
 
 この世のことすべてが100%大丈夫ということはありません。
もしものことがあったらそれこそ誰々の責任問題にもなります。
 
 絶対ということ
この阿弥陀さまのお救いは絶対です。
 私を必ず救うと阿弥陀さまがすべて責任をもつというのです。
大丈夫だから安心してこの私阿弥陀にまかせなさいと南無阿弥陀仏とおはたらきです。
 
 責任のなすりあいをするのは私たちのこの人間の社会です。
あいつが悪いこいつが悪いと自分を振り返り反省することすらしないこの私を
阿弥陀さまはちゃんと見抜いてご存知のうえでそのまま救うというのです。
 
 私のすべてを見て知ってこうしないといけないこうしたら救ってやるという条件付きのお救いではありません。
私のすべてをそのまんま引き受けてくださって必ず救うと南無阿弥陀仏のおはたらきです。
 南無阿弥陀仏「まかせよ救う」と喚び通しに喚んでくださっているのです。
そのお喚び声に「はい。おまかせします阿弥陀さま」とお念仏申させていただきます。
 
 ナンマンダブツとお念仏申し阿弥陀さまのお心を聞かせていただくなかに
今日一日も私にできる精いっぱいのことをさせていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.2.24)

今日は天皇誕生日の祝日です

 今日は日曜日ですが天皇誕生日で国民の祝日です。
令和になって初めての2月23日、今の天皇の誕生日です。
 前の平成の天皇は12月23日、昭和の天皇が4月29日で三佐のお祭りの日でした。
お休みです。明日は振替休みで連休です。
 
 このお休みはどんな人にとってのお休みなんでしょうかね。
お休みといっても行楽地に行くと仕事をされ働いている方がたくさんいらっしゃいます。
 みんながみんな休んでしまったらこの社会は成り立っていきませんが
休みの日には休みましょうゆっくりしましょうということです。
 
 このお朝事にお休みはありません。毎日がお朝事です。
お休みとかお休みではないということを超えているといっていいと思います。
 何か仕事というとしなければならないと肩に力が入ります。
お務めですから励まねばなりません。
少々体調がすぐれなくても仕事に出ていかねばなりません。
 
 ただこのお朝事はお勤めをさせていただくといいます。
誰かのためにするお仕事ではありません。
 私のおつとめです。
阿弥陀さまと私のつとめごとです。
 「ご一緒しましょう」との阿弥陀さまのお喚び声に「はい」と返事ができて
今ここ阿弥陀さまのご仏前にいらっしゃる皆さん私たちです。
 
 横を見て誰がお参りしているとかいないとかいうことではありません。
この私と阿弥陀さまそして私たちのお念仏の先人です。
 親鸞さま蓮如さまにご縁をいただきお念仏の先人のお勧めがあって
今日もこうしてお朝事のお参りをさせていただく有り難さです。
 
 お休みの日でもお休みでない日でもいつでも同じこの時間この本堂にお参りさせていただき
ご一緒にお朝事のお勤めをさせていただいて今日の一日を始めさせていただきます。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.2.23)

懐かしい方々が往ってらっしゃるお浄土に私もまた生まれさせていただきます

 昨日お寺のご院家さんのお葬式にお参りしました。
近くのお寺のご院家さんと門徒の総代さんの弔辞があって最後に喪主の挨拶がありました。
 お寺のお葬式の弔辞や挨拶はお念仏のご法義が中心になりますが
日頃の生活ぶりが思い起こされるものでたくさんのエピソードがでてまいりました。
 私も生前何度かご一緒することがあって
その人となりを懐かしく思い浮かべました。
 
 人との付き合いを大事にされる方で
お酒を酌み交わしおいしいものを食べに歩いたというお話ですが
最後の喪主の挨拶が特に印象に残りました。
 
 お葬式で住職の父がご門徒の方を見送るときに必ずお話していたことで
お父さんお母さんがいる懐かしい方が往ってらっしゃるところに往くと思ってお念仏申して送りましょうということです。
 
 阿弥陀さまのお浄土です。
お浄土にはお父さんお母さんが往って待ってらっしゃるおじいちゃんおばあちゃん懐かしい方々が往ってらっしゃる
そのお浄土にお参りさせてもろうたと思うてお念仏申してこれからの日々の生活をさせていただきましょうとね。
 
 いろんなエピソードからその人となりを偲ばせていただきます。
日頃周りの方々からどんな人と思われているかなということです。
 
 どんなご院家さんと思われていたのか
門徒総代さんの弔辞にありました。
 いつもほうきをもってお寺の境内を掃除していたといいます。
いつもといっていつもではありませんがそういうことが一番に思い出されるご院家さんだったということです。
 みんながみんなということでもありません。
その人その人それぞれにこれからも日々の生活のなかに思い出していくんでしょうね。
 
 人の命は終わりますが死んだらおしまいではなくて南無阿弥陀仏の大きないのちにつながって
これからも共々に生かされて生きていくのです。
 お寺の境内を見るときにご院家さんの姿が見えるんでしょうね。
ナンマンダブツとお念仏を申すご院家さんです。
 ナンマンダブツとお念仏を申すなかにお父さんお母さん懐かしい方々が往ってらっしゃる
同じお浄土に私もまた生まれさせていただけると聞かせていただきます。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.2.22)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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