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お念仏を申す生活法話

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ホームページのアクセス数が3万回になりました

2021-04-21
ご門徒さんのお花畑です(2021.4.21.11:40)
 6年前の7月からお寺でホームページを開設しています。
始めた一年ぐらいは受信されるアクセス数が
一日に3回4回程で10回になることは殆どありませんでした。

 お寺の法要行事の案内が主な内容で
当初は<住職ブログ>ということでお寺の身近な出来事を
私の感想を交えて写真入りで発信していましたが
3年前から毎朝のお朝事のお話を
<お念仏申す生活法話>ということで載せるようにしました。

 その成果かどうかは分かりませんが
カウント数が徐々にあがってきて昨日3万回になりました。

 この前の2万回からいうと
5か月で1万回のアクセス数になります。
 その前の1万回から2万回まで1年2カ月でしたから
年々増えてきているということです。

 この間の1万回を平均しますと
1日に約60回のアクセスがある計算です。
 そのままいえば毎日60人の方がパソコンやスマホで
円光寺のホームページをみてくださっているということです。

 トップページにはお寺の法要行事の案内や報告を
その都度載せていますが
<お念仏申す生活法話>は毎日発信しています。

 ただ忙しいこともあって3日4日とブランクが空き
その分を一遍にまとめて出すことがあります。
 数字というのは正直で
そういう時はいつもよりアクセス数が減ってきます。

 私の毎朝の日課です。
朝6時の梵鐘を撞く前にカウント数を見るのが
一つの楽しみになっています。

 どんな人が見ているのかなと想います。
門徒さんで毎日見てますという方も聞いています。
 ただ同じ60人が毎日見ているかというと
ちょっと気が向いたときに覗いて見るとか
一週間に1回とか日を決めて見ているのか
などと思ったりします。

 有難いのはお朝事参りの皆さんです。
こうしてお朝事のご縁にお話ができるのは
皆さんがいるからです。
 ご一緒にお朝事のお勤めができて
お話を聞いてくださる皆さんです。

 お話を録音し後で文章に整理して発信します。
原稿を書いてお話しているわけではありませんから
聞き直すとその時どきの思いで話があっちこっちに
飛んでいることが多くあります。

 パソコンやスマホで受信してくれてると思います。
気軽にスマホを開いて見てもらえるようにと
スマホの画面に文章が読みやすく入るように
文章はなるべく短くと思っていますが中々難しいです。

 とにかく続けるということを大きなベースにしています。
何といっても皆さんの存在が本当に有り難いです。
 皆さんの顔を見てお話をします。
皆さんが聞いてくれてるということです。
 皆さんがうつむいてでもいたら
話のトーンが一気にしぼみます。
 皆さんがしっかり聞いてくださっていることが分かるから
話せるのです。

 皆さんの後ろに60人の方がいらっしゃるということです。
そんな意識をして話しているわけではありませんが
皆さんを通して今日このご縁にお参りでない方にも
ご門徒でない方にも全国の方にも
このお朝事のお話が届いているといただきます。

 御仏前で日々の生活のなかで気づいたこと思うことを
お念仏のみ教えに重ねて皆さんにお話させていただきます。

 これからもホームページのアクセス数を楽しみに
日々お念仏申す生活をさせていただきたいと思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2021.4.21)


お念仏申し阿弥陀さまにご相談するところにもうすでに道は開かれています

2021-04-20
ご院家さんの朝ごはん。10数年来の定番メニューです。坊守さんに心から感謝です。毎朝ありがとうございます!(2021.4.20.7:30)
 二世帯住宅は今に始まったことではありませんが
身近なところで最近増えてきました。

 一軒のお家に表札が二つ掛かっていて
ご夫婦それぞれのお家の親が同居している住宅です。

 先日3回忌のご法事をお勤めしたお家の方のご相談です。
二世帯住宅で奥さんの親がお亡くなりになったご縁です。
 二つそれぞれあるお仏壇とお墓を一つにしていいですか
というご相談です。

 同じ仏教でも宗派の相違などいろんなケースがあります。
大抵ご主人のお家のお寺宗旨になることが多いのですが
まず双方のお寺に相談することが大事です。
 自分たちの思いだけでやっていると
後で難しい問題にもなりかねません。
 お寺もお家のご事情をよく聞いて
相談にのってくれます。

 私もこれで三件目になります。
お仏壇を一つにしてそれぞれのお家の過去帳をご安置し
ご法事のお勤めはお寺で対応できます。
 お墓も昔はその家の墓に他の家の者が入るといけない
という話がありましたが
今はお友だち同士で入るお墓とか
逆に夫婦だからといって同じお墓に一緒に入りたくない
という話も聞きます。

 話しにくい話題ですがいずれ当面する課題であり
生前によく話し合うことも大事だし
後に遺った皆さんが相談して納得したらいいことです。

 大事なことはお寺に相談してくださることです。
相談しないまま自分たちだけで悩んだり
自分たちで勝手にお墓やお仏壇を始末したりすることが
お寺にとって一番困るのです。

 お墓やお仏壇の継承者が分からない連絡がつかないまま
引き取り手のないお遺骨がお墓に遺ったり
ご法事が絶えたりすることです。

 皆さんが元気なうちに相談してください。
お寺に相談しなければよかったということはありません。

 少子高齢社会の大きな課題の一つに
お仏壇やお墓の継承のあり方があります。
 お家お家で様々な問題が出てまいりますが
最終的にはお寺で預かるということだと思います。

 お寺で預かるとはご先祖のことだけではなく
このわが身のことです。
 わが身の往き方を阿弥陀さまに
まかせる預ける心もちです。
 仏法を聞いてお念仏申す身にさせていただくことです。

 お寺のご縁ご縁にお参りされて
ご相談してほしいと思います。
 直接的にはお寺の住職ですが
阿弥陀さまです。
 南無阿弥陀仏とお念仏申しご相談するところに
もうすでに道は開けているのです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2021.4.20)


門徒総代世話人会をしました

2021-04-19
青空に濃く影をつくって新緑が鮮やかです(2021.4.19.10:30)
 昨日は<門徒総代世話人会>という
年に2回のお寺の会合をしました。
 4月の年度初めと10月の御正忌の前に
総代さんお世話人に集まっていただき
大事な決め事などをします。

 昔からの三佐地区内のご門徒衆の会です。
地区内を20班に分けて
お世話人に配り物や集金をしていただきます。

 私が住職継職した20年前に比べて
門徒数も班の数も随分減ってきています。
 現実的なことでいえば
顔の見えるご門徒の方が極端に減りました。

 昨日は総勢30人程のいつもの顔ぶれのご門徒衆が
集まってくれましたが
本当に頼もしく心強い限りです。
 初めてみえた方が2人いました。
これからお寺のご縁にお参りいただきたいと思います。

 これからこのお寺をどう護持していくのかが
基本のテーマです。
 お寺を守るといって受け身ではありません。
変わり行く社会の中にあって
真実変わらないお念仏のご法義を中心に
これからお寺がどう変わって行くかということです。

 今はコロナ禍という異常事態です。
お寺の活動行事も中止にしたり
内容を変更して行っています。
 いつかコロナは収束しますが
収束後のお寺のあり方は以前のものと随分変わります。
変わるチャンスと受け止めたいと思います。

 住職一人で考えできることではありません。
「ご門徒皆さんのお寺」と常々言っていますが
皆さんのお寺への思いを一人二人三人と寄せていただいて
これからの円光寺を護持していきたいと思います。

 この一年はコロナのことで
殆ど協議らしい協議をしてきませんでした。
 今期で総代さんが変わります。
総代長さんも新しく変わり
皆さんで住職をたすけ
お寺を盛り上げていただきたいと思います。

 私も後一年半で住職の任を退かせていただきます。
4年前から公言していることですが
改めてこの一年半の再スタートとさせていただきます。

 何はともあれこのお朝事が私の一番のベースです。
今日一日の始まり生活の起点であり
自らを振り返り帰る依り処です。

 どうぞこれからも皆さんご縁ご縁に
お寺にお気持ちいっぱい寄せていただいて
できることを共々にさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2021.4.19)


開かれたお寺お念仏の声が聞こえるお寺です

2021-04-18
 若いお坊さんがこれからのお寺の未来像を語るときに
よく「開かれたお寺になっていきたい」と言われます。
 どんな人もいつでも気軽にお参りできるような
お寺ということでしょう。

 私も円光寺に23歳で帰って45年になります。
やはり開かれたお寺という思いをもって
いろんな活動をやってきました。

 お釈迦さまはすべての人に仏教を開かれました。
浄土真宗のみ教えはすべてのものを分け隔てなく救う
いつでもどこでも誰にでも開かれた
阿弥陀仏の本願念仏のお救いの法です。

 いつでも誰でもお参りできることについて
円光寺は結構開かれたお寺だと思います。
 町中のお寺は本堂を施錠しているところが多いですが
円光寺の本堂は朝6時から夕方6時まで開けていますし
山門はいつもずっと開けっ放しです。
駐車場には門扉はなく出入り自由です。

 私はそれはそれでいいと思って
これまでやってきましたが
最近こちらが思うことと現実に
戸惑うことが出てきました。

 今は地域の見守り隊が当たり前になっています。
ちょっと前まで同じユニホームを着た人が
町角に立っている姿は逆に異常でした。
 地域を守る子どもを守るということが
目に見える見守り隊となって地域に根づいています。

 このお寺です。
お寺を守るといいます。
 私たちのご法義お念仏のみ教えを守ることが
一番の基本ですが
目に見える形でお寺を守る建物を維持していくことです。

 どんな人にも開かれたお寺といって
顔が見えない方が入ってくることに不安があります。
 ご門徒であっても一番顔が見え分かっているのは
住職ですが
坊守はご門徒の顔が分からないことが多くあります。

 本堂お内陣の真下には納骨堂があって
本堂から自由に入ってお参りいただいています。
 ご門徒が納骨堂を使用していますが
ご門徒のご親族の関係者もお参りされますので
住職の私も分からない方がたくさんいらっしゃいます。

 これもお寺参りのご縁です。
どんな人にも開かれた仏法に遇ってほしいと思います。
 それは仏さまの願いであり
お寺を預かる住職の願いでもあります。

 ふとこんなことを思います。
多くの方が気軽に出入りできるお寺はいいのですが
一方でお寺に住まいする者として不安もあります。
 見守り隊ではありませんが
いつもお寺にお参りされる皆さんが
よく出入りしてくださるお寺になったらと思うのです。

 見られているということです。
見守られていることで安心できます。
見られているから
悪いことはできないということでもあります。

 家から外出する時に鏡を見ます。
人に見られるから身なりをきちんと整えて外出します。
 鏡を見てわが身を直させていただく心がけがあって
私たちの社会そしてお寺があります。

 仏法はありのままの私を映し出してくださる鏡です。
お念仏の法にわが身のあり様を聞いて
そのまま救う南無阿弥陀仏のおはたらきにまかせて
お念仏申す身に直させていただきます。
 
 開かれたお寺のご縁に遇い仏法に遇って
多くの人にお念仏申す身に
なっていただきたいと思います。
 お念仏申す皆さんが共々に誘い合って
よくお参りされるお寺こそ一番安心安全なお寺です。

 今日は総代世話人会というお寺の大事な会があります。
総代世話人さんに今のお寺の現状を知ってもらい
お寺への思いを共有していただいて
いよいよ皆さんに開かれたお寺
お念仏の声が聞こえるお寺になっていきたいと思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2021.4.18)


阿弥陀さまが決めてくださったお念仏申す規則正しい生活です

2021-04-17
雨の中のお花たちです(2021.4.17.9:00)
 規則正しい生活といわれます。
この規則って何でしょうかね。

 人からああやこうや言われるのは嫌ですね。
逆に反発するところがあります。

 健康のためにこうしなさいと言われて
何度も言われて「わかってる!」と言い返し
あなたのために言っているのよと言われて
「ほっといてくれ!」と言い放つ始末です。

 この規則をお念仏のご法義
阿弥陀さまが決めてくださった規則といただきます。

 私の朝の時間は短い中に
いろんな決まり事が身についています。
 朝起きて洗面を済ませ仏さまにお仏飯をお供えし
香炉に線香を焚き本堂を開けて6時に梵鐘を撞き
6時半から皆さんとお朝事のご縁をいただきます。

 その間にもこの十数年来体重計に乗る血圧を測る
この一年は体温を測ることも増えました。
 すべて数字での健康チェックです。
毎日同じような数字を確認して大丈夫と安心しますが
血圧は大体が高い方で結構ぶれが大きく
血圧計を見てふいっと高いと途中で測ることを止めます。

 高いも低いもその時の状態を教えてくれるもので
自分に都合のいい数字を求めることではありませんが
数字が気になり不安になります。

 そうした日々の営みの中で毎朝一番に皆さんとご一緒に
御仏前に座らせていただくことで
何か気持ちが整い安心させてもらえるのが
このお朝事のご縁です。
 声を出すことで体調を整えさせていただきますが
基本は心を整えさせていただくことです。

 いろんな心配事があって
揺れ動き戸惑う心不安な心を持ち合わせている私です。
 お念仏を申したからといって
心配事がなくなるということではありません。
 自分一人で心配事を抱え込み頑張って生きている私に
そっと寄り添いそのまま抱き取りご一緒くださる仏さまに
おまかせし生かされて生きる私にしてくださるのです。

 私のそばにいつもあなたが寄り添ってくださっています。
仏さまそして皆さん方がいらっしゃるということです。

 一人で頑張っても頑張れない私にご一緒してくださり
お互いに心配事を共有し支えていただくなかに
このお寺の営みがあるのではないでしょうか。

 阿弥陀さまが南無阿弥陀仏一つのお救いと
決めてくださったお念仏を申す規則正しい生活です。
 私たちそれぞれの生活ぶりは違いますが
南無阿弥陀仏とお念仏を申すなかに共々に
今日一日も生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2021.4.17)


円光寺
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