大谷さんの産休
2025-04-20
大リーグドジャースの大谷翔平選手が
昨日からの三試合を「父親リスト」という
子どもの出産に立ち会うために
欠場するということです。
他にも家族の病気や忌引きといった
リストもあるそうですが
日本のプロ野球ではそうした特例はなく
出場登録から外れることで
長期の欠場になってしまいます。
舞台など芸の道に携わる人は
「親の死に目には会えない覚悟で」と
どんなことがわが身に起ころうとも
舞台をつとめることが美化される向きがあります。
現代の個々の人権を重んじる社会風潮からいうと
古いしきたりや伝統が残る分野において
改革していくことが多々あるように思いますが
日本社会の組織構成を見るにつけ
年功序列の高齢者が権力の座に居座り
若い世代の意見が中々反映されない空気が
残っているように思います。
私たちのお寺教団の組織もそうです。
昔からの伝統を尊重し踏襲していくことも大事ですが
現実社会に即応した対応も必要です。
高齢の男性僧侶の占める割合が圧倒的に多いなかで
若い世代の僧侶門徒や女性の視点こそ
今求められることではないでしょうか。
時代社会の変化に流されることなく
しっかり現実社会の課題に向き合って
真実変わらないお念仏の法が発揮されるように
私にできるお手伝いをさせていただきましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.4.20)

ユーチューブのおかげです
2025-04-19
ネット社会にあって
調べものもその都度簡単に
スマホやパソコンで検索できます。
今回身近に所有する器財にトラブルが生じて
誰かに聞くとか
誰かに頼むとか
いろんな手段はありますが
人を介すると何か煩わしく
人に助けを求めるほどのことでもないと
自分で解決しようとするとき
皆さんだったらどうしますか?
スマホでユーチューブを検索しました。
そんなに日常的なことではないことですが
解決法が出てきました。
画像入りの解説です。
「ああこんなことか!」と
実際に自分でやってみたら
その通りにできました。
あんなにどうしたものかと悩んでいたことが
うそのように
他人の手を煩わせることもなく一遍に解決です。
本当に困った中に
ユーチューブに心からありがとうと大感謝です。
阿弥陀さまのお救いのおはたらきです。
この私をこそ救おうと本願をたて成就して
「われにまかせよ必ず救う」と
南無阿弥陀仏とおはたらきなのです。
「まかせよ救う」のお念仏のお喚び声は
「お念仏申して南無阿弥陀仏のお心おはたらきを
そのまま聴いてくれよ」とのことでした。
私にどうこう救いの条件をつけるのではなく
お念仏申してそのまま
今こここの私を救うてくださる
阿弥陀さまのお慈悲のお心おはたらきが
聞こえてきて安心できるのです。
私が何でも自分で解決しようとして
苦しみ悩み迷っていた私を
そのまま救うてくださるお念仏のおはたらきでした。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.4.19)

冬から夏へ
2025-04-18
昨日今日と大分県内各地で
25度以上の夏日を観測する暑さです。
先日は久住方面に行き
冷たい雨から雹に遭い
雪をかぶった九重連山の冬景色に遭遇しました。
地球温暖化の異常気象ともいわれ
春夏秋冬の四季がなくなったとの指摘です。
冬から夏へ、そして夏から冬へと
これから二季の日暮らしになるのでしょうか。
短い春や秋になっても
春が来て夏になり
秋が来て冬になる
四季のサイクルは変わりません。
四季折々の日暮らしのなかに
お念仏申して暑くても寒くてもどんな気象の中でも
阿弥陀さまの大きなお慈悲に生かされて生きて往ける
有難さ尊さです。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.4.18)

今が旬のいただきもの
2025-04-17
春はいのち芽生える時節です。
今が旬の食べ物が食卓をにぎわせます。
タケノコです。
先日たくさん買い込んで
今晩今年初めていただきました。
今が旬のものです
待ちこがれた人に会うようで
美味しく味わっていただきました。
四季折々にさまざまな食材に
恵まれる楽しみです。
すべて一つ一つのいのちです。
この身わがいのちを
豊かに育んでくださるいのちです。
「みんないのちつながっていっしょ」です。
すべての生きとし生けるいのちを
等しく尊いいのちと見て取って
阿弥陀さまは「すべてのいのちをそのまま救う」と
ご本願をたて成就して
南無阿弥陀仏とおはたらきです。
人間だけではない
十方衆生あらゆるいのちのつながりのなかに
あなたも私も皆共に
生かされて生きていると聞かせていただく
お念仏のお救いの仏法です。
どのいのちも等しく尊く愛おしく
手を合わせ「いただきます」と
お念仏申していのちをいただく有難さです。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.4.17)

25年後の私
2025-04-14
テレビの情報番組は
昨日開幕した大阪・関西万博の話題でもちきりです。
初日はあいにくの雨に見舞われ
来場者は各パビリオンや食事処そしてトイレと
長蛇の列に待たされて大変だったそうです。
話題のパビリオンが紹介されるなかで
「25年後の自分に出会う旅」に注目です。
現在の自分のデータを基に
25年後の自分の姿を映し出すものです。
見たいですか?
見たくないですか?
25年後という設定が微妙です。
5年10年後では明日の私を想像してしまいますが
大方一世代先ということで
子どもが親の世代になるということです。
さて私は今72歳で
25年後は97歳になります。
そこではたと
「果たして生きとるやろか」と思いました。
今は人生100年時代といいますから
ちょっと楽しみに見ておきましょうか。
そして次に思ったのは
25年後に100歳を遥かに超える
今80歳以上の方はどう受け止めるのか
果たしてどんな画像が映し出されるのでしょうか?
「そんなもの見ても仕様がない」と
25年後の私を思い浮かべて
見ない人も出てくるかもしれません。
その前に穿ったものの見方ですが
この企画は80歳以上の来場者を想定したものかと
思った次第です。
25年後の私を仏法に聞くと
どう答えてくれるでしょうか。
「人の命の生死はわかりませんが
生きても死んでも阿弥陀さまのお慈悲の中に
ずっとこれからもありますよ」と
お念仏のお喚び声が
年齢を超えてどの人にも等しく聞こえてきます。
今こここの私をそのまま救うと
南無阿弥陀仏のおはたらきに安心します。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.4.14)
