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お念仏を申す生活法話

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お茶日のおせったい

2024-07-16
 今日16日は親鸞聖人の月命日で
お寺で常例法座のご縁をいただきます。

 お寺のご法座では
お勤めの後やご法話の中休みに
お参りの方にお茶やお菓子などの
おせったいをする習わしがあります。

 御仏前に一堂に会してご一緒に
お念仏申して仏法聴聞させていただくご縁ですが
皆さんとお茶をいただきながら
顔見知りのお同行や隣の人とお話をする楽しみです。

 戦後間もない物が貧しい時代に
家の者に連れられお寺参りしてお菓子をもらい
おいしかったうれしかったという
子どもの頃の思い出話をよく聞きます。

 私の祖母の口ぐせは
「あがりよ、はよたべよ」だったそうです。
 子どもも大人もみんなに声をかけて
お寺の家にあげては家にあるものを
振る舞ったという話です。

 またお家お家でご先祖の祥月命日などに
お茶日をしていました。
 ご近所有縁の方々に声かけをして
仏間で仏さまのご縁をいただき
お茶を飲んだり食事をしたりして
先に往かれた方を偲び
懐かしい話に花が咲いたといいます。

 お家の生活ぶりが変わり
近所付き合いも段々となくなって
お茶日のおせったいがなくなってきました。

 お念仏のご法義は
死んだら終いのご縁つながりではなく
生きても死んでも仏さまのお慈悲の中に
先に往かれた方も後に遺った私たちも
共々に生かされて生きているとお聞きします。

 命日は命の日と書きます。
大切な人が命終えた日であり
そのままお浄土の仏さまに生まれた日です。

 ご先祖有縁の仏さま方が
「どうかお念仏申す身になっておくれ」と
私たちを御仏前に誘い仏法聴聞を勧められるのです。

 日々の生活のなかでお念仏申して
私にできる仏さまのお手伝いをさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.7.16)

わが人生の選び

2024-07-15
 私たちが生きる人生は人それぞれです。
人と生まれてその歩みが始まりますが
その道のりは誰かに決められたものではなく
日々自らが歩いて行かねばなりません。

 その歩みの中で人生の節目があり
私たちはその前で立ち止まります。
 人生の選びです。
右に行くか左に行くか真っ直ぐ行くか
それ以外にも選択肢はあると思いますが
後戻りはできません。

 進学、就職、結婚などの大きな人生の節目です。
何をどう選ぶのか、大いに悩むところです。
 他人任せにできないことで
周りの人のアドバイスを聞くことはあっても
最終的に私が自分で選ばなければなりません。

 その結果、後でその選択を悔やむことはあっても
自分が決めたことで周りを責めることはできません。
 思うようにいったかいかなかったかですが
良くも悪くもいろんなご縁にあって
さまざまな経験を重ねるなかで今の私があるのです。

 こんなはずじゃあなかったと
不満や愚痴をこぼしても
周りの人は聞いてくれても他人事です。

 生死流転のまさに迷いの中を
堂々巡りするような私の人生ですが
仏教は生死の迷いを解脱する
さとりへの道を教えてくださいます。

 生死の帰依処
生きる依り処であり死して帰する処です。

 阿弥陀仏は迷う私に
南無阿弥陀仏「われにまかせよ必ずすくう」と
おはたらきです。
 「わが名を称えて生きてくれよ。
いつも私が一緒だから大丈夫
安心して共に生きて往きましょう」と
喚んでくださっているのです。

 そのお喚び声にうながされて
迷いの凡夫のこの私が
お念仏申してこの人生を生き抜かせていただき
命終わるときにそのまま阿弥陀仏の浄土に生まれて
さとりの仏さまに成らせていただくのです。

 お念仏は阿弥陀仏が私をすくうために
選んでくださった生死の帰依処です。
 人生の選びにお念仏申しましょう。
いつでもどこでもどんなときにも
阿弥陀さまがご一緒です。

 良くも悪くもこの人生
阿弥陀さまのお慈悲の中に生かされて
お念仏申して生きて往きましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.7.15)

高齢者等終身サポート事業

2024-07-14
 日本社会で急速に進む少子高齢化に伴い
いろんな事業が展開されています。

 先日のNHKクローズアップ現代で
「高齢者等終身サポート事業」が紹介されていました。
 身寄りのない高齢のおひとりさまのサポートです。
家事全般の生活支援、介護医療に伴う身元保証
そして葬儀やお墓など死後事務のサポートです。

 これまでは家族が全て担ってきたことですが
家族がいない人のサポートで
公的機関に先んじて民間事業所が行うことで
事務手続きの不備などトラブルになるケースも
増えてきているといいます。

 キーワードは安心です。
周りに家族がいてもいなくても
人一人が生きていくことは
老いて病んで死んでいくなかに
独りでは到底できない諸々のことがあって
そこにサポートする人や機関があることで
安心して生きていくことができるということです。

 高齢のおひとりさまが増えていくなかで
こうした事業の具体的な展開が期待されますが
これからのお寺のあり方についても
大きな課題を提起されていると思います。

 人口の都市集中でお寺の近辺のご門徒が減り
高齢の夫婦や一人暮らしの所帯が多くなりました。
 子や孫などの家族はいても遠方で暮らし
日頃のお寺との関係がないなかで
葬儀のご縁で寺離れが進む現実があります。
 一方で身寄りのない高齢のご門徒がいて
これからの不安をもつ方が多くいらっしゃいます。

 こうした方々へお寺ができるサポートです。
当面は葬儀やお墓のことが中心になります。
 中々相談し辛いことですが
このことの解決こそがお寺ができることであり
ご門徒が安心できることだと思います。

 葬儀やお墓仏事一般のことはの
これまでは家族の喪主任せにすればよいことでしたが
生前にお寺と相談しておくことで
お寺とのご縁ができることになります。

 一人暮らしの方の共同墓地を提案されているお寺で
同じ墓地に友人同士が納骨されるということで
「墓友(はかとも)」として
仏さまのご縁をいただくということです。

 後を見てくれる血縁の家族はいなくても
仏法のご縁をいただく私たちは法友です。

 念仏家族と申します。
お念仏のみ教えにつながって
共に阿弥陀さまのお浄土に生まれ往くと
聞かせていただきます。
 死んだら終いの人生ではない
お念仏申して往生浄土の人生を
共々にさせていただくのです。

 家族のあり方が様々に変わってきました。
人それぞれに生きる価値観が違うなかで
南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりの中に
共々に生かされて生きる念仏家族です。

 阿弥陀仏の本願念仏のご法義は
いのちあるものすべてをそのまま救うと
いつも私たちに付いて離れず
阿弥陀さまが寄り添ってくださる教えです。

 身寄りのない人は誰一人いません。
南無阿弥陀仏のおはたらきのなかに
独りでも一人ではない
阿弥陀さまがいつでもどこでも
どんなときにもご一緒です。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.7.14)

「いつも私が一緒だよ」弥陀のよび声「南無阿弥陀仏」

2024-07-13
 私が申す念仏には少なからず
私の思いが混じっています。

 先祖を思い申す念仏もあるでしょうし
ご利益を祈願する心もあるでしょう。
 「ご一緒にお念仏申しましょう」と促され
申す念仏にもそれぞれの思いがあり
仏壇の前に座ると
自然に手が合わさって称えるお念仏もあります。

 浄土真宗のお念仏は
阿弥陀仏の「われにまかせよ必ず救う」のおはたらき
他力先手のお念仏です。

 私が思いがどうこう入ろうと
称えるお念仏はみな「南無阿弥陀仏」です。
 阿弥陀さまが私を喚んでくださるお喚び声と
聞かせていただきます。

 生死流転を繰り返し苦悩し迷う私を見抜かれて
この弥陀の一念で必ず救うと願いを立て
南無阿弥陀仏の六字に仕上げられて
この私にいつでもどこでもおはたらきです。

 弥陀の先手他力のお念仏のおはたらきが私に届き
私の口からお念仏がでてくださるのです。

 煩悩具足の凡夫の身はいつまでも変わらず
どこまでも自分中心に
私の思いはからいで生きていますが
私の口から出てくださるお念仏は弥陀の喚び声です。

 阿弥陀さまは「いつも私が一緒だから大丈夫安心して
共々にいのち輝かせて生きて往こうね」と
いつでもどこでも私に寄り添って
嬉しい時には共に喜び
悲しい時には一緒に泣いてくださる仏さまに
なってくださったのです。

 今日も一日お念仏申して
阿弥陀さまの大きなお慈悲の中に
共々に生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.7.13)

『初盆会のご挨拶』

2024-07-12
 ここ数日地元新聞の社会欄に
『初盆会のご挨拶』なるものが
多く目立つようになりました。

 盆月の8月が一か月後になって
初盆会のご案内です。
 その内容は、初盆会の日時と場所のお知らせですが
ご芳志、提灯や篭盛りなどのお供物の辞退と
自宅への来訪をご遠慮くださいというものです。

 会社や医療機関の関係の方の初盆会ですが
身内だけで静かにおつとめしますというもので
家族葬が一般的になった
今の葬儀の傾向に準じたものに
なってきているようです。

 以前は初盆会を迎えるお家は
8月13、14、15日の三日間は
有縁の方々がお参りに来てもいいように
家を空けずに家族が居たものです。

 遠方の親族も寝泊まりして
仏間にはいつも誰かがいてお参りに来た方に
飲食のおせったいをしたものです。

 大切な家族が亡くなって
「静かなお盆になりました」
「寂しいお盆になりました」とご挨拶しますが
にぎやかな初盆会のご縁でした。

 今は何か生きてる私たち人間の都合のいいように
仏事のあり方も変わってきているような気がします。
 初盆会のご縁を大切に
私たちにできる仏恩報謝のお手伝いを
させていただきましょう。

 今年は母の初盆会です。
有縁の皆様どうぞお参りください。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.7.12)
 
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円光寺
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