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お念仏を申す生活法話

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すぐ近くにスタバが新しくオープンです!

2022-08-04
 朝から猛烈に暑いです。
命が危ない危険な暑さと表現される猛暑です。

 特に用事のないときは外出せずに
しっかり水分補給をして
冷房の効いたお家で過ごしましょうと
テレビやラジオで呼びかけられますが
外でお仕事をされる方もいて
コロナの感染対策とともに
猛暑対策も怠りなくということです。

 人それぞれの猛暑対策ですが
中には暑い家から飛び出して
冷房の効いた涼しい公共施設やショッピングセンターに
行かれる方も多いと聞きます。

 今日4日にすぐ近くの高城にスターバックスコーヒー店が
オープンするといいます。
 スタバと言って若者だけでなく
今や老若男女に人気のお店で
この秋には別保にも出店するということです。

 世間の流行に疎い私です。
これまで数を数えるほどしか
スタバに行ったことがありません。
 面倒なのはメニューが多過ぎて
何をどのサイズで注文していいのか
戸惑うことを想像するだけで
不安を感じ腰が引けるのです。

 人気のスタバはドライブスルーが一つの売りですが
お店の周辺にたくさんの車が列をつくって
交通渋滞を引き起こすこともあるようです。

 とにかく流行っています。
この暑い時期にゆっくり涼しい所でコーヒーを飲みながら
一人の楽しみもいいし
友だちと一緒にコロナ下でままならないながらも
おしゃべりをしてということでしょうね。

 コロナ禍で業種によっては右方上がりの店舗もあれば
業績が落ち込んで閉店するところも出てきたようです。

 猛暑とコロナ下にあってのお寺です。
お寺の業績といって経済的な見地からではなく
お寺に人が集まるにはどうしたらいいものかなと考えます。

 現代に生きるお坊さんの発想で
お寺という広い空間を活かして
お寺でカフェをしたりコンサートや落語など
人集めのイベントを企画するお寺が増えてきました。

 私もそうした企画を思考し
自分なりに実践してきた一人ですが
近年のコロナ禍でそうした取り組みが
停滞してしまっています。

 各種イベントがお寺の行事として定着する中で
段々と行事消化になってきて
本来の目的が主催する者同士の間でも
共有できなくなってきたことが
あるのではないでしょうか。

 私自身の大きな反省でもありますが
コロナ禍はお寺の行事を見直す
大きな機会になったと思います。

 お寺に人を集める集まってもらう
お寺参りの肝心要は何はさておき
人人が仏法に遇わせていただくことです。

 昨日からの御和讃です。
「本願力にあひぬれば むなしくすぐる人ぞなき」
(本願のはたらきに出会ったものは
 むなしく迷いの世界にとどまることがない)と
南無阿弥陀仏のおはたらき一つに遇ってほしいというのが
阿弥陀仏さま親鸞さま蓮如さま
そしてお寺を預かる住職の願いであります。

 ご本願のおはたらきに遇って
「如来浄華の聖衆は 正覚のはなより化生して」
(阿弥陀仏の浄土の聖者がたは
 さとりの花からおのずと生れ)と
阿弥陀さまのお浄土に生まれ
さとりの仏さまに成らせていただけると
お念仏のみ教えを聞かせていただきます。

 今日はこの後ご門徒皆さんで
お盆前の大掃除をさせていただきます。
 コロナ下で猛暑の中です。
くれぐれも体調に気をつけて無理をしないように
お手伝いしていただきたいと思います。

 私にできるお手伝いをさせていただく先に
お念仏の仏法繁昌です。
 一人でも多くの方に仏法に遇っていただき
お念仏を申す身になってほしいとの思いをもって
仏法聴聞の道場のお寺をきれいにしましょうという
ご門徒皆さんの心意気です。

 お寺を皆さんのお家のお仏壇をきれいにお荘厳し
お念仏申して共々に今年もお盆をお迎えしましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.8.4)


村上選手5打席連続本塁打!

2022-08-03
 今朝の新聞一面をみてびっくりしました。
プロ野球ヤクルトの村上宗隆選手が
5打席連続本塁打の日本新記録を達成したということです。

 前試合の阪神戦で3打席連続本塁打のことは
知っていましたが
昨夜のスポーツニュースを観ないままでした。

 プロ野球の本塁打記録というと
何といっても巨人の王貞治選手です。
 868本の通算本塁打記録をはじめ
連続本塁打も王選手は4打席記録をもち
他の名だたるスラッカー13人が挑戦して
成し得なかったことを
22歳の初挑戦者がひょこっと為し遂げたという感じです。

 今年のプロ野球は大記録づくめで
投手部門では完全試合ノーヒットノーランが4試合もあって
まだまだ楽しみな状況です。

 去年のセリーグ本塁打王の村上選手ですから
この記録達成もできておかしくありませんが
長いプロ野球史上初めての快挙は
甚だ難しいことの証明でもあります。

 私たちの世代を含めて
プロ野球のホームラン王は王選手です。
 1964年に一本足打法で55本の本塁打新記録を樹立して
2013年ヤクルトのバレンティン選手が60本を打つまで
ずーっと破られなかった大記録です。

 半世紀という長い間ですが
55本に迫る選手がいました。
 外国人選手です。
バースは54本でカブレラとローズは
王選手に並ぶ55本でした。

 十分新記録達成の期待はありましたが
対戦投手が勝負を避けて敬遠気味の投球で
物議を醸しだすこともありました。

 最初の国民栄誉賞にも輝いた王選手を差し置いて
外国人選手がということがどこかにあったのでしょうか。

 それをひょこっとやってのけたのが村上選手です。
これで今シーズン39本の本塁打で
今の調子でいけば日本記録の60本越えも
決して夢ではありません。
 どこかにプレッシャーがあって不思議ではありませんが
本当にすごいなと思います。

 私たちのあこがれの王選手です。
野球少年ばかりでなく
高度経済成長の真っ只中を生きてきたなかで
大きな夢と勇気をもらった人も多いと思います。

 時代は変わりました。
プロ野球界だけではなく
この社会も人もこれからも変わって行きますが
私たちはどこかに過去にこだわり未来を思いはからって
今を生きることの大事を
見失っているところがないでしょうか。

 村上選手の背番号は55です。
巨人の松井秀喜選手が55番でした。
 55は王選手の本塁打記録数です。
王選手を目標に松井選手がいて村上選手がいて
これからも私たち野球ファンを
魅了する選手がでてくるのが
本当に楽しみです。

 私たちのいのちの歴史です。
私たちがこれまで生きてきた中でいろんな出来事に遭遇し
たくさんの人に会い喜怒哀楽の人生を生きて
この命終えた後もいのちの歴史は続きます。

 お念仏のみ教えを聞かせていただくときに
私がこの世に生まれる前からも
命終わった後もずっと
南無阿弥陀仏の仏さまが私のことを見て取って
「必ず救うまかせよ」と南無阿弥陀仏のおはたらきを
してくださってあることを重ねて有難く思います。

 今日一日も南無阿弥陀仏の
大きないのちのつながりの中に
共々に生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.8.3)


仏事は先に往かれた仏さまのご縁です

2022-08-02
 お葬式が続きまして
これから七日七日のご縁が続きます。

 先に往かれた仏さまが後に遺った私たちに
命がけで開いてくださったお念仏のご縁ですと
ご法話お取り次ぎさせていただきます。

 死んだら仏と言われます。
死んだから仏に成るというのですが
確かにこの凡夫の身を生きる私は
迷いのこの世に生きる限りは仏ではなく
仏さまからは遠い遠い存在です。

 私たちは仏さまというと
仏像とかそこに姿形を求めますが
私のこの目で見る見方は私の思いはからいで見ることで
自分の都合に合わせて見るものの見方で
仏さまからいうと虚仮不実で真実ではないというのです。

 仏さまの姿形には仏さまの願いはたらきが
示されているのです。
 阿弥陀仏は南無阿弥陀仏の「まかせよそのまま救う」
おはたらきの仏さまです。

 南無阿弥陀仏のおはたらきが私に届いて
この口からお念仏を申させていただけるのです。

 阿弥陀仏と同じおはたらきの仏に成ってくださった
先に往かれた仏さまが
私をお念仏申す身にしてくださるのです。

 中陰のご縁で御仏前に座らせていただきます。
初めて御仏前に座る人も多いと思います。
 先に往かれた方がまさに命を懸けて
座らせてくださったご縁です。

 この私を御仏前にはこんでくださって
この口からお念仏を申す身にさせてくださる
そのおはたらきの方を仏さまと仰いでいけるのです。

 中陰のお参りに行きますと
お遺骨があります
お写真が有ります
位牌法名があります。

 すべてこの目で見える姿形ですが
私の手を合わせお念仏を申す身にさせていただく方便です。

 お遺骨を見て写真を見て位牌を見て
手が合わさるのが私たち人間の情です。
 そこにただ手が合わさるのではなく
南無阿弥陀仏とお念仏が出てくださるのです。

 これほど有難い仏さまのお手回しはありません。
お念仏を申す身にさせていただいく
先に往かれたご先祖有縁の仏さまのおはたらきです。

 単に死んだら仏ということではありません。
手が合わさってお念仏を申す身にさせていただく
南無阿弥陀仏のおはたらきのお心を
どうぞ仏法聴聞するなかに
この目には見えないけれども
大きな大きな南無阿弥陀仏のおはたらきとなって
仏さまがいつでもどこでもご一緒してくださり
私を支え見護り導いてくださっていることを
共々に聞かせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.8.2)


お念仏申して今日一日を始めましょう

2022-08-01
 8月になりました。
月が変わってツキが変わるといいます。

 7月31日から8月1日に変わるということですが
昨日から今日に毎日の繰り返しのようなことではなく
新しい月を迎えツキが変わるということに心して
気持ちも新たに「サアーやるぞー」ということです。

 今日8月1日は父の誕生日です。
生きていたら満97歳で
今の円光寺を見て何を思うのでしょうか。

 また8月は盆月です。
猛暑の中での盆参りが待っています。

 だからいつも以上に心して
8月を迎えるということで少し力が入ります。

 始末をつけるという話です。
今日のことは今日のうちに始末をつけて
明日を迎えるということで
先月のことを始末して新しい月を迎えることですが
先月下旬に戸畑の母が往生し
バタバタしていたこともあって
4回目のワクチン接種が済んでいませんでした。

 7月に入って案内が来て
すぐ申し込めばよかったのですが
感染者も少し落ち着いて安心していたら
その後あれよあれよと感染者が急増して
盆月を迎えることになったのです。

 盆参りではご門徒皆さんとの接触が多くなりますので
ここはワクチン接種しておかなければということで
急に思い立って昨日の朝コールセンターに電話しました。

 本当に勝手のいい話です。
「8月の1、2、3日でどの日でもいいから
できませんか」と言いました。
 予想通り大きな接種センターは空いていないということで
正直困ったなということです。

 8月5日から15日までが盆参りです。
この期間の感染予防のためのワクチン接種です。
16日以降の接種は盆参り対策にはなりません。

 困った様子を察知したのか
電話の向こうのコールセンターの
女性の対応が本当に有難かったです。

 これまでも様々な自分勝手な声を聞き
対応してきたノウハウがあるとは思いますが
「一般の病院の接種会場を紹介できます」と
言われました。

 第1回目の接種の時は
かかりつけ医での接種ができるということで
同じ接種なら知っている病院の方がいいなと思って
何かあった時にお世話になる病院に電話したら
「定期的に通院するかかりつけ医ではありません」と
言われて断られたのです。

 そうした苦い経験があったので
かかりつけ医がないのにどうしたものかと言ったら
住所を聞かれ近くの病院を探しましょうと
紹介されて8月1日今日の予約が取れました。

 本当にほどほど自分勝手なことだなと思います。
結果的に自分の思い通りの日時で予約が取れたのですが
これが思い通りにできなかったら
どうなっていたでしょうかね。

 自分のことは棚に上げて
何やかんや色々後悔瞑想し周囲に腹を立てるような
始末だと思います。

 私が早く対処しておけばよかっただけのことです。
ただギリギリにならないと始末ができない私の性分です。
 本当にやっかいですし
周りにこれまでも多大な迷惑をかけてきたことです。

 そうした昨日の出来事があって
今日8月1日新しい月を迎えました。
 8月も色んなことがあるでしょうが
今日もこうして皆さんとお朝事のご縁をご一緒し
新しい月を今日の一日を今週の月曜日を
お念仏申して始めさせていただけることを
本当に有難く思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.8.1)


お念仏申す身にさせていただく(2010年アーカイブ)

2022-07-31
 今日は31日で晦日(みそか)といいます。
31日は一年に7回やってきます。

 それで今日の御文章さま「大聖世尊の章」は
一年に七回だけ拝読させていただくことです。

 どの御文章さまも浄土真宗のみ教え
阿弥陀さまのお救いの法の肝要を
蓮如上人がわかりやすくお手紙にしてくださっていますが
今日拝読の章でいいますと
南無阿弥陀仏と声に出してお念仏を申すのは
ただナマンダブナマンダブと言っておけばいい
ということではなくて
南無阿弥陀仏の六字の名号にこめられた
阿弥陀さまのお救いのお心おいわれを
聞かせていただくことが肝心要ですといわれるのです。

 「仏法は聴聞にきわまる」といわれます。
仏法は聞くに始まり聞くに終わるというのです。
 この聞くというのは
学校の授業で先生の言う教科書の内容を聞くという
ことではありません。

 聞こえてくるという世界なのです。
阿弥陀さまのお心おはたらきが聞こえてくるのです。

 聞こえてくるとどうなるのかというと
この私が南無阿弥陀仏とお念仏を申す身に
させていただけるということです。
 お念仏を申さねばいけないというのではなく
お念仏が私の口から出てくださるというのです。

 南無阿弥陀仏のおはたらき一つで
お念仏申さずにはおれない私にお育ていただくのです。

 「思い内にあらば色外にあらわるなり」と
阿弥陀さまのお心がこの身に届いて
お念仏申す身にすがたが見えてくるのです。

 私が立派になったのではなくて
阿弥陀さまのお徳おはたらき一つで
お念仏がわが身に満ち満ちてくださる
私にさせていただくのです。

 こうして皆さんがお朝事参りをされるお姿が
そのままお念仏のご法義繁盛のお手伝いを
してくださってあるお姿です。

 こうしなければならないと私に力が入るのではなく
南無阿弥陀仏のおはたらきで
お念仏相続させていただくのです。

 お念仏申して今日一日も
共々に生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2010.7.31)


円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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