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お念仏を申す生活法話

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お念仏申す政治

2024-10-28
 衆議院選挙の結果
自民公明の連立与党が過半数に届かず
これからの政局について
様々な憶測が飛び交っています。

 政権運営をはかるために
どの政党と連立を組むかなどと
いくつもの組み合わせが示されますが
要は各政党の主義主張を基にした
現実的な連立対応であり
中々以って困難な問題点があります。

 「小異を捨てて大同につく」といい
部分的な違いは無視して
根本的に重要な点での一致をとるということですが
政権奪取の数合わせを大同とし
政党の根本たる党是を小異とするなら
いずれ大同が崩れ去る結果になることは
これまでの政局で見せつけられたことです。

 各政党の批判対立に終始するのではななく
政党間で主権国民のためにより良い政策を論じ合い
政治に反映してほしいと思います。

 お念仏申す政治の有り様です。
阿弥陀如来のご本願のお心を聞き
お念仏申されるような社会をめざして
あなたも私も皆共に如来のお慈悲のなかに
生かされて生きていきたいものです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241028)

私の仕事

2024-10-27
 「あなたの仕事は何ですか?」と訊かれて
あなたはどう答えますか。

 会社員、技術師、公務員、看護士など
さまざまな答えがあるでしょう。
 なかには「仕事はしていません。無職です」と
答える方もいるのではないでしょうか。

 仕事といって職業のことであり
対価を生むための仕事といってよいでしょう。

 事に仕えると書いて仕事です。
仏法に
今こここの私が生きること自体が
仕事だと聞かせていただきます。

 人の命恵まれてこの世に生まれて来ました。
この命を生きるために生まれて来たのです。
 お念仏のご縁つながりで
南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
私たちはあなたも私も皆共に支え合い生かされて
今ここに生きているのです。

「生かされて 生きてきた
 生かされて 生きている
 生かされて 生きていこうと
 手を合わす 南無阿弥陀仏」
                     ( 中川静村『生きる』)
 
 私が生きるすべての営みを
お念仏のご縁といただいて
お念仏申して南無阿弥陀仏のいのちを生きること
それが私の仕事です。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241027)

スポーツ観戦

2024-10-26
 今朝の新聞のテレビ欄には
朝からスポーツ番組がずらっと羅列されています。

 午前中は大リーグワールドシリーズ
午後からは女子サッカーにラグビー、男女ゴルフ
そして夜はプロ野球日本シリーズの実況中継です。

 まさにスポーツの秋真っ盛りで
テレビの前でスポーツ観戦です。

 今年4月に初めて東京ドームに行き
プロ野球をライブ観戦しました。
 外野席の上段で選手が小さく
見えにくかったですが
周囲の熱心なファンの大声援の中で
大いに熱戦を楽しみました。

 家のテレビで観る方が試合のようすがよく分かるし
空調の効いた部屋でゆっくりビールを飲んでと
これほどの贅沢はないと思いますが
やはり現場の臨場感には勝てません。

 今こここの私を生きる実感が
仏法聴聞の場です。
 自分の思い通りに行ったり行かなかったり
泣いたり笑ったりの人生ですが
お念仏申して阿弥陀さまのお慈悲のなかに
生かされて生きる有難さ尊さです。

 いつでもどこでもどんなことがあっても
「私がいるよ大丈夫だよ」と喚んでくださる
お念仏の声に安心して
今日一日も生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241026)

ドラフト

2024-10-25
 プロ野球日本シリーズを前に
この時期恒例のドラフト会議が開かれました。

 プロ野球12球団がそれぞれのチーム事情にあわせて
必要な選手をドラフト指名選択します。

 人気球団に有力選手が偏ることを避け
各球団の戦力均等をはかる目的で
始まったドラフトですが
当初は意中の球団以外から指名されて
拒否する選手がいました。

 選手の側からいうと自ら選ぶことができず
ただ指名されることを待つ身ということです。
 そしてプロ野球を目指す選手が
みんな指名されるのではなく
今回も指名されない選手がいました。

 これからの人生の道行きを決めるような
大きな人生の選択ですが
自分の思い通りにならないもどかしさです。

 私たちのこの人生は人それぞれですが
お釈迦さまは「人生は苦なり」とお示しです。

 苦とは思い通りにならないということで
人間界にあって人との出会いと別れを繰り返すなかで
ままならない人生に泣き笑いし
老病死のこの身を生きていかねばなりません。

 生死の迷いに惑い苦しむ私たちを見抜かれて
阿弥陀さまは「まかせよ救う」の
南無阿弥陀仏のおはたらきで
いつでもどこでもどんな時でも
私に寄り添いご一緒くださっているのです。

 思い通りにならないこの人生ですが
お念仏申して阿弥陀さまのお慈悲のなかに
生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241025)


 

お念仏申されやすい社会

2024-10-24
 衆議院選挙の期日前投票に行きました。
いつもは近くの小学校の投票所に行きますが
今回2回目の期日前投票です。

 選挙の低い投票率が大きな問題になっており
投票率アップの一つの施策が期日前投票です。

 自宅から少し遠方の投票所に行って驚いたのは
いつもの投票所より人が続々と投票していたことです。
 投票日が日曜日で所用の方が多いのでしょうね
期日前投票率が年々アップしているとのことです。

 さて選挙期間中の期日前投票ですが
投票先は早くから決めていました。

 特に支持政党があるわけではありませんが
現政権の政策政治運営は基より
各政党の平素からの政治活動には
日頃からつとめて注目しています。

 そこで投票先を選ぶ基準ですが
その人人の生きる価値観が大きな指標になります。
 今は多様性の時代社会であり
さまざまな価値観が蔓延していますが
私の生きる依りどころです。

 お念仏の視座ものの見方考え方です。
阿弥陀仏のご本願のお心を聞かせていただき
お念仏申されやすい社会に重ねて
投票先を決めます。

 南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
あなたも私も皆共に
お念仏申して生かされて生きる社会をめざして
今日一日も私にできることをさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(202410.24)

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