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お念仏を申す生活法話

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「聞く」ということ

2025-02-20
 「聞く」ということについて
新聞のコラムを読みました。

 長年高校大学の教員として教壇に立ち
生徒学生に「教える」教育に携わるなかで
改めて「聞く」ことの大切さを思うといわれます。

 学生と面談するとき
彼らの話に耳を傾けながら
その言葉の終わらないうちに
自分の言葉を探していることが
何度かあったそうです。

 アカデミー賞を受賞した名優が
「演技をする上で一番難しいことは何か」と問われて
「相手の話を聞いている時の演技です」と
質問者の目を見つめながら答えたといいます。

 私たちはある問題について議論するとき
相手の話を聞くなかで
自分の意見に合わないとついつい言葉を遮って
反論してしまうことってありませんか。

 それは相手の話をよく聞くのではなく
自分の意見の正当性をただ主張するだけのことで
有意義な議論にならないばかりか
互いに嫌な思いばかりが残ってしまう
空虚な議論になってしまいます。

 コピーライターの糸井重里さんは
「聞け、とにかく聞くことだ。
黙っている者からも聞く。
視線を向けて、いい姿勢で聞く」と言われ
「聞くことは相手に対する敬いだ」とも
書かれてありました。

 浄土真宗は「聞の宗教」といわれ
仏法聴聞を私たちに勧めます。
 阿弥陀仏の本願念仏のお心おいわれを聞きなさいと
言われるのです。
 「われにまかせよ必ず救う」の仰せをそのまま聞いて
南無阿弥陀仏のおはたらきにおまかせします
と聞かせていただきます。

 御仏前に座ってご本尊の阿弥陀仏に視線を向けて
いい姿勢で聞くということ
手を合わせそのままお念仏申して
お礼をさせていただきます。

 南無阿弥陀仏のおはたらきで
ありのままの私をそのままお慈悲の中に抱き取って
お浄土に連れて往ってくださると信じて聞く
救われようのない私をこそ必ずお救いくださると
ゆるされて聞かせていただきます。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.2.20)

念仏家族

2025-02-19
 今は核家族世帯が多くなり
三・四世代同居のお家は少なくなりました。

 子どもが結婚して独立し家を建てます。
子どもの家です。
 そして孫が生まれ結婚して家を建てます。
孫の家です。

 同じ地域で近くに住んでいても
親と子そして孫のそれぞれの家族が生活している
現代社会の家族のあり方です。

 昔は親・子・孫が一つ屋根の下で
一緒に日暮らししていましたが
今は家族それぞれの生活ぶりも違って
一緒に食事をすることもままならない
顔を合わせることがない日も
珍しくないといったようなことです。

 お仏壇のないお家が多くなりました。
お仏壇は一家に一つのもので
親のお家にご安置するものとして
子や孫の家にはありません。

 お仏壇はお家の中心にあって
生活の依りどころとして
家族みんながお参りするところでした。

 家族のあり方が変わるなかで
お仏壇が生活のなかで遠い存在になり
お念仏のご法義に遇うことも難しくなり
お寺とのご縁つながりも希薄になって
これからのご法義相続そしてお寺の存続が
大きな課題になってきています。

 これからも少子高齢化と人口移動が続くなかで
お念仏の相続と寺院の存続に関して
家族のあり方の再考です。
 
 念仏社会という大きな括りで
念仏家族というご法義を軸にした家族のあり方です。
 お念仏を依りどころに生きる者同士が
お念仏のご縁つながりのなかに
共に日暮らしする家族の仕組みです。

 お念仏申して阿弥陀さまのお慈悲の中に
あなたと私皆共に生かされて
往生浄土のお念仏の道行きを
ご一緒させていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.2.19)

オンラインカジノ

2025-02-18
 オンラインカジノで
有名芸能人が警察の事情聴取を受けたことが
報道され波紋を広げています。

 今のネット社会の現実です。
お金を賭けた違法賭博の犯罪ですが
ネットの中の世界で
違法性がないなどと言葉巧みに誘い込まれ
友人みんなもやっているなどと
自分勝手に大丈夫と思い込み
のめり込んでしまう危うさです。

 ギャンブルです。
元はといえば誰しももってる金銭欲に起因します。
 働かず一夜にして大金持ちになるという
自分本位の夢物語です。

 大リーグ大谷選手の元通訳の事件が思い浮かびます。
それこそ「止められない止まらない」
物欲の行きつく果ては
人生の破滅です。

 ネット社会の恐さです。
現実社会と断絶した自分たちだけの世界で
雑多な情報に振り回されて
自分自身を見失ってしまう恐さです。

 仏教で五濁悪世といわれる
虚偽と誘惑に満ち満ちた現代社会にあって
私たちは何を依りどころに
生きていけばよいのでしょうか。

 聖徳太子さまは「世間虚仮唯仏是真」と示され
親鸞さまは「煩悩具足の凡夫 火宅無常の世界は
よろづのこと みなもて そらごと たわごと
まことあることなきに
ただ念仏のみぞまことにておはします」(歎異抄)と
仰せです。

 仏法聴聞させていただき
「われにまかせよ必ず救う」と
阿弥陀仏のご本願を信じお念仏申して
お慈悲の中に生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.2.18)

42.37%

2025-02-17
 大分市議会議員選挙の投開票が行われ
当選者44名が決まりました。

 一番身近な選挙で立候補者も多く
連日選挙カーが行き来し名前を連呼してと
これまでは賑やかな選挙という印象でしたが
今回は物静かな選挙という感じでした。

 ネット社会の都市型選挙の様相でしょうか
血縁地縁社縁といった人間関係のなかに
直接顔が見える人人に訴える手法ではなく
不特定多数にネットを通じて主義主張を発信し
選挙戦の臨場感をリアルタイムで伝えるといった
戦法です。

 今回得票率が前回より3ポイントも少ない
42.37%という過去最低だったということです。
 半数以上の有権者が棄権する選挙の有効性です。
日常生活の中で人と人とのつながりの
希薄化が一段と進み
政治に関心がない層が確実に増えているということで
本当にこれで民主主義の選挙と言えるのでしょうか。

 当選者の顔ぶれを見ると
盤石な組織をもった人が確実に当選しています。
 投票率が低くなれば低くなるほど
組織票が幅を利かせるという選挙の常識です。

 逆な見方をすれば
特に支持者のない棄権された無党派層の浮動票を
どう取り込むかで
選挙結果が大きく変わることにもなります。

 大きな風が吹いて大きな波になり
大きな力になるということです。
 その起因が最近の選挙で一気に注目される
ネット選挙のあり方です。
 小回りの利く何かの仕掛けで
大きな成果を上げることもあるでしょう。

 ただ大事なことは日頃の地道な活動です。
確固たる指針方向性をもって
同じ志の仲間を一人一人増やしていく手法です。
 
 お念仏のご縁づくりです。
南無阿弥陀仏のお心おはたらきをいただいて
私からあなたへお念仏の輪が広がる手法です。

 日々の生活の中でお念仏申させていただきましょう。
お念仏がそのまま隣の人へと広がっていきます。
 阿弥陀さまの「われにまかせよ必ず救う」の
ご本願のおはたらきです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.2.17)

あなたの宗教は何ですか?

2025-02-16
「あなたの宗教は何ですか?」と訊かれて
あなたはどう答えますか?

 ちょっと間をおいて
「私の家の宗教は〇〇です」と
答える人がいます。

 葬儀社で葬儀をつとめるときに
「あなたのお家の宗教は何ですか?」
とまず聞かれるといいます。
「仏教です」というと
「宗派は何ですか?」と重ねて聞かれるそうです。

 首都圏などの都会の話かと思ったら
今は核家族でお家にお仏壇がなく
お寺との日常的な関係もなくて
先のような質問になるそうです。

 葬儀社にとって仏教でもどの宗派で
お寺とのご縁があるかの確認は
事前に必ずしておくべきことで
後々トラブルになることもあるそうです。

 さて「あなたの宗教は?」と訊かれて
「無宗教です」と言われる方がいます。
 何で私に宗教が関係あるのかと
聞こえてくるようなことですが
欧米ではちょっと軽蔑されるといわれます。

 宗教はその人の人生を語る上で
生きる依りどころであり
その人となりを判断される大きな材料になるからです。

 生まれたお家にお仏壇がありました。
近くのお寺とのご縁がありました。
 私が選んだ宗教ではありませんが
お家の先人が私に伝え届けてくださったものです。

 仏さまのご縁をいただいて
この世にこのたび生まれてきたのです。
 仏教浄土真宗のみ教えを聞かせていただき
お念仏申す身にお育ていただいて
「私の宗教は浄土真宗です」と名乗って
往生浄土のお念仏の道行きを生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2025.2.16)

円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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