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お念仏を申す生活法話

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住職のつとめ

2022-11-29
 昨日の<住職継職式>から明けて
愈々新住職の始動です。

 お寺を預かる住職のつとめは
ご門徒との関係が第一義です。

 浄土真宗の門徒とは
親鸞聖人が開かれた
浄土真宗のみ教えに生きる
一門の徒ともがらお仲間です。

 住職は親鸞さまから
門徒衆を預かるといわれます。
 ご門徒の命を預かるということでいえば
その人人の命終わる時に立ち会うことが
大きな重い住職のつとめです。

 さっそくお葬儀のご縁ができました。
臨終勤行から始まって
通夜葬儀と次から次のお勤めです。

 帰敬式を受けていない方に法名を付け
お寺の過去帳に記載して位牌に書きます。

 一連の住職の導師というつとめです。
南無阿弥陀仏のおはたらき一つで
命終わる時に阿弥陀さまのお浄土に往生し成仏するという
浄土真宗のみ教えですが
ご門徒をお浄土におくるという住職のつとめです。

 大切なお方とお別れする悲しいいご縁ですが
そのまま仏さまのご縁といただきましょうと
ご遺族有縁の方にご法話お取り次ぎさせていただきます。

 すぐさま新住職の出番になりましたが
日頃は中々ご縁のないご門徒と
真正面から向き合うご縁をいただくことで
まさに住職冥利に尽きることです。

 ご縁ご縁を大切に一つ一つ
住職のつとめをさせていただく有難さです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.11.29)

 

 



<住職継職式>のご縁にようこそお参りください

2022-11-28
 今日11月28日は旧暦の親鸞聖人の祥月命日で
円光寺は毎年この日をご縁に
26日から三日間<御正忌報恩講法要>をお勤めし
今日28日が御満座になります。

 今年はこのご満座のご縁に<住職継職式>を行い
私現住職が退任して新院が新住職に就任します。

 まだまだ先の話のように思っていましたが
この日が来ました。

 今日は若い御住職方も内陣出勤されて
賑々しくお勤めをいたします。

 大きな節目のご縁です。
どうぞ皆さんお誘い合わせお参りしてください。

ただほれぼれと阿弥陀さまのお姿を拝します

2022-11-27
本堂外陣からお内陣を仰ぐ(2022.11,27/6:00)
 御正忌報恩講法要のお朝事のお勤めです。
こうして本堂外陣のまん真ん中に座らせていただいて
お内陣の阿弥陀さまのお浄土の荘厳を仰ぎみます。

 殊更ほれぼれとします。
阿弥陀さまのお姿は平生と変わりませんが
鮮やかにお飾りされたお浄土の荘厳が
目にスーッと入ってきてくださいます。

 「まかせよ必ず救う」と喚んでくださっています。
南無阿弥陀仏のおはたらきです。
 今日も外陣の真ん中に座らさせてもらって
ほれぼれと阿弥陀さまのお姿を仰がせていただき
皆さんとご一緒にお勤めができる喜びです。

 「まかせよ必ず救う」のおはたらきが
この身に届いてこの私の口から
「おまかせします阿弥陀さま」と
ナンマンダブナンマンダブとお念仏が出てくださいます。

 よかったですね。
南無阿弥陀仏のおはたらき一つで
いつでもどこでも私と共にご一緒してくださる
阿弥陀さまのご法義に遇わせていただいて
お念仏を申す身にさせていただいた有難さです。

 この南無阿弥陀仏の救いのみ教えを
私たちに開き届けてくださったのが親鸞さまです。
 親鸞さまのお導きそして蓮如さまのお勧めがあって
朝一番に阿弥陀さまの御尊前に座らせていただき
お念仏申して今日一日を始めさせていただけることです。

 そして私たちのご先祖有縁の仏さま方です。
 親鸞さまから850年蓮如さまから600年の
時の流れ社会の変遷の中で
私たちのご先祖がいらっしゃいました。
 ナンマンダブツナマンダブと
お念仏を申して日暮らしされて
この私にお念仏のみ教えを届けてくださったのです。

 報恩講のお勤めです。
報恩とは恩に報いるということで
何かしなければいけないと思う人も
いらっしゃるかもしれませんが
南無阿弥陀仏一つ
この私がお念仏を申す身にさせていただくことが
肝心要です。

 今日明日とご縁が続きます。
どうぞ皆さんお誘い合わせお参りしてください。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(022.11.27)


お内陣のお荘厳が整いました(2012年アーカイブ)

2022-11-26
 お内陣のお荘厳が整いました。
浄土の荘厳です。

 このお内陣は阿弥陀さまの世界
極楽浄土を表します。
 阿弥陀如来の本願力によって荘厳されたお浄土に
私たちは一人残らず漏れなく救われていくのです。

 今日明日明後日と親鸞聖人の御命日をご縁に
御正忌報恩講の法要をお勤めさせていただきます。
 私たち浄土真宗門徒にとって
一年で一番大切なお勤めであります。

 ご門徒皆さんがあたたかいご懇念を
いっぱいはこんでいただいた表れが
このお内陣の浄土の荘厳でもあります。

 落雁の押しものに色をつけてお菓子作りをし
お飾りつきをしてきれいに積み重ねて彩色し
本当にきれいにお飾りができました。

 お内陣の浄土の荘厳を目の当たりにして
本当にうっとりとほれぼれします。

 ほれるといいます。
互いにほれた者同士の関係で
ほれてまかせるということでしょうね。
 この人にわが身わが心をまかせるといいますか
私たちの阿弥陀さまのお救いです。

 南無阿弥陀仏の阿弥陀さまのお喚び声が届いて
「まかせよ救う」の阿弥陀さまのお心をお聞かせいただき
「おまかせします阿弥陀さま」と
お念仏がこの口から出てくださいます。

 三日間のご縁です。
どうぞ皆さんお参りお聴聞されて
いよいよ信心いただいてお念仏をよろこび申す身に
させていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2012.11.26)


浄土真宗のお仏壇とご本尊の阿弥陀さま

2022-11-25
 皆さんのお家のお仏壇にご安置している
ご本尊の仏さまについてのお話です。

 御木像という仏像の阿弥陀如来さまを
ご安置しているところが多くあります。

 ところが「ご本山からご本尊をお迎えしましょう」と
皆さんにお勧めしている
ご本山からいただくご本尊は
阿弥陀さまの絵のお姿の御絵像です。
 その他に南無阿弥陀仏の名号本尊もありますが
皆さんのお家にはご安置されていません。

 こんな質問を受けました。
「私の家の阿弥陀さまは御絵像ではなく御木像ですが
これでいいのでしょうか。
ご本山から新たに御絵像の阿弥陀さまを
お迎えしなければならないのですか」という質問です。

 皆さんにとってお仏壇をお家にご安置することが先決で
「ご本尊の仏さまをお迎えする」と言うことは
あまり聞きません。

 お家にお仏壇が有るとか無いとかいう話です。
大切なご家族のお葬儀のご縁で
お仏壇をお家にご安置することがよくあります。

 仏壇屋さんにお願いするということですが
ご本尊の仏さまはお仏壇を入れるときに
一緒についてくるということです。

 仏教の各宗派でお仏壇の様相が異なり
ご本尊の仏さまも違いますが
お仏壇とご本尊がセットになっていることで
ある意味安心して受け入れられてきたのです。

 浄土真宗のお仏壇のご本尊は阿弥陀如来で
御木像か御絵像の阿弥陀さまがお供されます。

 御木像か御絵像かの選択は
仏壇屋さんと相談してお家の皆さんが決めることで
お寺に相談がある場合は
「ご本尊はご本山からお迎えしましょう」と
お勧めしています。

 話を先程の質問に戻しますと
「それはそれでいいですよ。
決して間違いではありません」と答えました。

 お仏壇は生まれた時そして結婚した時から
そのお家にあったものでご本尊もそのままです。
 先祖代々そのお家に伝わってきたご本尊の仏さまで
お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん
会ったことがないけれども曾じいちゃん曾ばあちゃんも
同じ仏さまに手を合わせていたことでいうと
まさに有難い仏さまのご縁を育んでくれた
阿弥陀如来のご本尊さまです。

 親鸞聖人のご本山本願寺からお迎えするお心もちは
大事にしたいものですが
これが良くてこれは悪いとか
私が言うことではありません。

 阿弥陀さまのお姿に迷いの凡夫のこの私が
お浄土に救われさとりの仏にさせていただく
南無阿弥陀仏のお救いの法が表されていると
御仏前に座って聞かせていただく
仏さまからいただくご縁です。

 阿弥陀さまが座っていたり
手の印相が違っていたりしたら
これは教えそのものですから
浄土真宗のご本尊にふさわしくありません。

 立撮即行の阿弥陀さまのお姿を
ほれぼれと拝し南無阿弥陀仏とお念仏申して
お礼をさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.11.25)


円光寺
〒870-0108
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