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お念仏を申す生活法話

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境内の枝垂れ桜が満開です

2023-03-20
 桜の開花宣言が全国各地から
聞かれるようになりました。

 お寺の境内の枝垂れ桜も
毎年早く開花しますが
もうすでに満開です。

 12月に四方に伸びた枝を大きく切って
今年は桜の花もあまり期待していませんでしたが
気づかないうちに少し花が開いて
楽しませてくれています。

 桜が咲いて本格的な春になるということで
この時期いのちの息吹きを感じます。

 大きないのちの営みの中に
生かされて生きていることに
お念仏申して感謝いたします。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2023.3.20)

マスク無しの日々の生活

2023-03-13
 この三年間ずっとコロナ禍で
マスクの着用が義務付けられていましたが
本日をもってマスクの着用は個人の判断にゆだねられ
いよいよアフターコロナの生活です。

 ただ顔を半分以上隠すマスクの存在は大きく
マスク無しの顔と顔のお付き合いは
一気に今日からマスク無しでということには
ならないようです。

 久しぶりに電車に乗り町中に出かけました。
電車の中も町中を歩く人も
殆どの方がマスクを着けたままです。

 さていつどんなタイミングでマスクを取るのか
当分ちょっと躊躇しながら考えることです。

 お坊さんもずっとマスクを着けてお勤めをしていました。
最初は声が出にくいとか声の発声に違和感がありましたが
それも次第に慣れてきて
何よりも周りの人への安心感という配慮です。

 ただ声を出すことで飛沫が周囲に飛ぶことは
テレビ等で詳細な映像が流れており
この目には見えにくいまでも周知の事実になっています。

 ここはその時その時その人その人の判断ですが
周囲がマスクを着けている間は
こちらからマスクを取るということにはなりません。

 ただ声を出すことは大事です。
お念仏の声です。
 コロナの中もマスク越しであれお念仏申して
周囲の人のお念仏の声も聞こえてきました。

 阿弥陀さまの「まかせよ救う」の力強いお喚び声です。
お念仏申しお念仏に励まされて
南無阿弥陀仏の大いなるお慈悲の中に
生かされて生きてきました。
 そしてこれからも生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2023.3。13)

WBC観戦で思うこと

2023-03-12
 今日本国中がWBCの話題で持ちきりです。
投手陣も攻撃陣もこれまでにない
史上最強という触れ込みで
初戦の大谷翔平からダルビッシュ、佐々木朗希と続き
今日の第4戦チェコ戦は二年連続沢村賞の山本由伸投手と
夢のようなオールジャパンの競演です。

 そして攻撃陣では二刀流の大谷を軸に
つながる打線の破壊力は抜群です。

 どの試合もコールドゲームのような展開ですが
人気選手の一投一打にテレビにくぎ付けです。

 投げては三振打ってはヒットと
痛快な勝ちゲームの展開ですが
ちょっと気になるのは試合時間の長さです。

 サッカーは攻守の展開がクルクル変わり
定時間内での試合ですが
野球は攻守の交代が明確で時間が空き
ひいきのチームが勝っている展開はまだしも
負けているとテレビを離れ消してしまいます。

 お寺の法要の話です。
春の彼岸会が近く勤まりますが
法要は大体二時間のプログラムで
勤行とご法話、間にお茶の時間があります。

 昔のお寺参りは一日仕事で
朝早く家を出かけてお昼を挟んだご法座だったそうです。
 今のような車社会ではなく徒歩かバスでの移動で
会社勤めではなく家の仕事が一般的な時代です。

 お寺参りに合わせて仕事の段取りをつけてと
生活の時間がゆっくり流れていたんでしょうね。

 今は仕事や自分の用事の合間に
時間があればお寺参りするということです。

 お寺のご法座も時間的にも内容的にも
見直す時期に来ていると思います。

 お参りの皆さんの都合に合わせるといって
個々それぞれに生活時間は違いますから
これだけのおつとめはしましょうと
お寺から提案しお互いに確認して
お念仏のご縁が続くとよいと思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2023.3.12)

13回忌のご縁です

2023-03-11
 東日本大震災から12年になります。
今日は朝から報道特別番組が続きます。

 仏事でいうと13回忌のご縁です。
この12年であらゆるものが変わりました。

 12年というと
この世に生まれた子どもさんが
小学校を卒業するということで
その成長は目を見張るものがあります。

 震災で亡くなられた子どもさんも多くいます。
12年経って「生きていたら今は○○歳」と
思いをはせる方もあるのではないでしょうか。

 地震そして津波で古里は一変し
海岸線には10mの高さを超える防潮堤が長く続き
住宅はかさ上げされた高台に移って
新しい集落の中で人々はそれぞれ生きています。

 どれほど時間が過ぎても
あの日あの時あの場所にあの人をさがす方もいます。

 あの時も今もこれからも
大きないのちのつながりの中に
共々に生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2023.3.11)

4年ぶりの声援の中で

2023-03-06
 昨日東京マラソンが4年ぶりに
コロナ禍前のように通常開催され
3万8千人余りのランナーが参加しました。

 昨年は規模を縮小して沿道の声援も自粛されましたが
今回はマスク越しですが
大きな声援が飛び交ったといいます。

 日本人トップで歴代3位の好記録で駆け抜けた選手が
「最後の最後は苦しかったけれども
大きな声援に後押しされて走れました」と言っていました。

 人が密になること声を出すことがはばかられたなかで
ようやく当たり前の日常が
私たちの生活に戻ってくるということでしょうか。

 私たちの阿弥陀さまは声の仏さまといいます。
南無阿弥陀仏のお喚び声となって
いつでもどこでもこの私にご一緒してくださいます。

 「いつも私が一緒だよ。
どんなことがあってもあなたと一緒だから大丈夫
安心して一緒に生きて往こう」と
私を後押しくださっているのです。

 マラソンの声援は「ガンバレ!」の応援です。
南無阿弥陀仏のお喚び声は
「一緒に往こう!」の共援です。

 南無阿弥陀仏とお念仏申すとき
阿弥陀さまがご一緒してくださる
心強さを有難く思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2023.3.6)


円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
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