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お念仏を申す生活法話

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今年一年もようこそよろしくお願いします。

2023-01-01
 円光寺の新年は
本堂の阿弥陀さまのご尊前で
ご門徒有縁の皆さんとご一緒に
お正信偈の親鸞さまのお手紙をいただき
蓮如さまの御文章さまをいただいて
お念仏申して明けます。

 いつもの光景ですが
今年は新住職が導師でお勤めをして
新年の挨拶をしました。

 今年も一年いろんなことがあるでしょうが
お念仏申して往生浄土の道すがらを
共々に歩ませていただきます。

 今年も宜しくお願い致します。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2023.1.1)

今年も一年ようこそありがとうございました

2022-12-31
 12月31日の大晦日です。
行く年来る年の大きな節目の一日です。

 皆さんにとって今年はどんな年でしたか。

 いろんなことがあったでしょう。
慶び事も悲しみ事も
思い通りに行ったことも行かなかったことも
それぞれでしょうが
こうして今日の日を迎えたことを有難く思います。

 今年も「お念仏を申す生活法話」を読んでくださり
ありがとうございました。

 お朝事のお勤めで毎朝
お話させていただくことを録音し
文字におこし整理したものを発信しますが
住職継職で新住職がお朝事の勤めをすることになり
直接この欄に書くことになりました。

 日々の生活の中で感じたこと
現実社会で起こった出来事などにも注視して
仏さまのみ教えに聞かせていただきます。

 どうしても私の思いがどこそこに出ますが
「念仏のみぞまこと」の視座で
お念仏申しつつ
南無阿弥陀仏のお心をお届けできたらと思います。

 小欄を読んでくださる皆さんのお顔を想い浮かべながら
これからもご法話お取り次ぎさせていただきます。

 また明日お会いしましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.12.31)

納骨堂のお参りです

2022-12-30
 朝からピンポーンピンポーンと
本堂に出入りする皆さんの声が聞こえます。

 納骨堂のお参りです。
今はお家でお餅をつくところは少なくなりましたが
市販の鏡餅セットやお供えの品お酒なども持って
ご門徒有縁の皆さんがお参りです。

 先に往かれた大切なお方と
ご一緒に迎える年越しです。

 人間死んだらお終いではありません。
納骨壇の中心に「南無阿弥陀仏」の仏さまがまします。
 限りある人の命は終えますが
南無阿弥陀仏のおはたらきでそのまま
阿弥陀さまのお浄土に生まれて
仏さまにさせていただきます。

 仏さまに手を合わせ南無阿弥陀仏と
お念仏申させていただく有難いご縁です。

 南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
先に往かれた方もこの私も共々に生かされてあることを
お念仏申して聞かせていただきます。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.12.30)

「ゴミか、宝ものか」私の見方

2022-12-29
 今まで事務をしていた庫裡の部屋の大転換で
これまで溜まった資料や書類を全部取り出して
整理をしています。

 必要なものと必要ないものに分別して
不必要なものをゴミに捨てるという
単純作業ですが
これが中々思うように進みません。

 何十年も前のものもあり
これまでずっと見たことがない書類ですが
一旦目にすると
いろんなことが思い出されて
捨てきれないでいるのです。

 傍から見ればゴミでしかないでしょうが
私にとっては宝ものみたいな愛しいものです。

 その人人のものの見方価値観の相違で
ゴミになったり宝ものになったりするのです。

 結局捨て切れずに取っておこうとなるのですが
これから先も見ることがあるかというと
ただ手元に取っておくことだけの安心です。

 捨てたら捨てたで諦めがつくのでしょうが
思い切れません。

 捨てるか取るか
取るか捨てるかと
先延ばししても
結局は私の宝ものもゴミになるのです。

 私だけの思い入れであり
私が命終える時に持っていくこともできず
捨てられていくのです。

 阿弥陀さまは摂取不捨の仏さまです。
この私をそのまま摂め取って捨てないと
南無阿弥陀仏のおはたらきです。

 十方衆生を分け隔てなく救う阿弥陀さまに
ゴミか宝ものかの見方はありません。
 どんな人も丸ごと引き受けてくださって
お浄土にすくい取って仏にさせるのです。

 仏さまにさせていただくいのちを
生かされて生きている有難さ尊さです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.12.29)

ことばの力

2022-12-28
 ネット社会といわれる現代は
SNS上で不特定多数の言葉が行き交いしています。

 誰もが自由に発信できることで
人を勇気づけることもあれば傷つけることもある
ことばの力です。

 言葉巧みに人に声をかけ
犯行に及ぶ事件も後を絶たず
個人攻撃する言葉が「いいね!」の反響を呼び
当事者が苦悩し命を絶つ事件もあります。

 自ら発する言葉は命の息吹きであり
日頃から言葉を吟味することが大事です。

 また聞きの言葉であっても
発信するその人に責任があります。

 言葉が人と人との分断を生むとの指摘です。
言葉は人と人の心をつなぐ
融和の円滑油になってほしいものです。

 南無阿弥陀仏のことばの仏さまです。
阿弥陀さまは南無阿弥陀仏のおはたらきで
いつでもどこでもどんな状況にあっても
今こここの私に至り届いてご一緒くださる仏さまです。

 私だけではありません。
隣の人もその隣の人にも
まだ私が会ったことがない人にも
過去にもそして未来の人にも届いてくださる仏さまです。

 お念仏申すあなたの声が私に届けられて
お念仏申す私の声があなたに届きます。

 あなたと私が南無阿弥陀仏につながって
世界に子や孫に届けられていくのです。

 「いつも阿弥陀が一緒だよ。
どんなことがあってもあなたを見捨てないからね。
大丈夫安心して
あなたの命を精いっぱい輝かせて
私と共に生きて往こう」と
お念仏の声に支えられ励まされて
今日一日も往生浄土の道すがらを
共々に生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.12.28)

円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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