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お念仏を申す生活法話

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お盆の納骨堂はいろんなお供物でいっぱいです

2018-08-15
 今日は15日で13、14、15日のお盆の期間が終わるということです。
先ほど納骨堂にお仏飯をお供えに下りましたら、納骨堂がお供物で賑やかです。
 
 お盆は3日間限定でご先祖が帰ってみえるといいますが
日頃はご先祖を思うことの少ない私たちがご先祖の仏さまのことをいっぱい思うご縁がこのお盆なのです。
 その思いが納骨堂のお供物に表れています。いろんなものがお供えされてあります。
その方の好物のものなのでしょう。缶コーヒーもビールも焼酎も日本酒も何でもあります。
多分その銘柄もこだわって在りし日のおすがたを偲んでいるようです。
 
 あとはお菓子類です。生ものはお供えしないようにと言っています。
そのお供物のなかでちょっと前まではタバコが上がっていましたが、今は見当たりません。
やはりここでも健康のために注意しましょうということでしょうか。
 
 私たちの思いというのはそういうところにまでも及ぶものなのです。先に往かれた方のことを思うということです。
今はもうこの目にそのお姿を見ることはできませんし、懐かしい声を聞くことはできませんが
仏さまのことを思う時にはお念仏申しましょうと言っています。
 お念仏を申すなかに先に往かれた方にまた会える世界があるというのが私たちのご法義なのです。
 
 お盆の三日間が終わろうとしています。
今日は11時から終戦記念日ということで毎年全戦没者追悼法要のお勤めをさせていただきます。
 今年のお盆の総仕上げということでもあります。
午前中のお盆のお参りを終えて皆さんとご一緒にこのお盆を振り返る大きなご縁にさせていただきたいと思います。
 正午からは平和を願う鐘つきということでお参りされた人の数だけ鐘をつかせていただきたいと思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2018.8.15)

にぎやかな初のお盆です

2018-08-14
 昨日今日と初盆のお参りをさせていただきます。
お参りに行きますと予め時間を指定していますからたくさんの方がお参りです。
ちょうどご法事のような感じで10人20人の方がお参りです。
 
 ただいつものご法事とちょっと違うのはお経本を配ってお正信偈さまのお勤めをするんですが
声がそんなに聞こえてこないんです。
 振り返ってみると、いつもは遠い親戚を含めて近くに住んでいる方のお参りが多いのですが
初盆の場合は近い親戚の方が遠方から帰ってみえて初めてこうしたご縁に遇う方が多いのです。
 
 これは大きなチャンスなのです。
皆さん神妙に御仏前にきれいに座って声が出ないまでも聖典の字を追っていきます。
そして少しご法話をさせていただきます。初めて聞く仏教のお話だと思います。
 仏さまのご縁に遇うというのはこういうことだなと少しでも思ってもらえたら、それは初盆のご縁の有難さだと思います。
 
 静かなお盆になりました。寂しいお盆になりましたということですが
御仏前にたくさんのご縁の方々がお参りされご一緒にお勤めをしお念仏を申して賑やかなお盆になっています。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2018.8.14)

お念仏が身についてくださる

2018-08-13
 13、14、15日とお盆の三日間を迎えます。
この後円光寺の墓地で盆法要のお勤めをさせていただきます。
暑い中ですが墓地にも納骨堂にもお参りの方がたくさんいらっしゃって、一人ではなく殆どが家族連れです。
先に往かれたご先祖に会いに行くというか、そういう習わしが今も続いていることは本当に有難いことだと思います。
 
 昨日お盆参りで久しぶりにあるお家のおばあちゃんに会いました。
いつもはデイサービスに行って留守ですが昨日はたまたま日曜日でデイサービスがお休みだったということです。
ご一緒にお盆のお勤めをさせていただきました。
 お正信偈さまの偈文のお勤めですが、後ろからおばあちゃんの声が聞こえてきます。
お経本をもって読んでいるのではなく声を合わせて読んでくださっているのです。
 
 お勤めの後振り向いてお話をさせていただきました。
お念仏が身につくということはこういうことなのだと有難く思いました。
 お念仏が身につくといってじっとしていて身につくわけではありません。
お念仏申すご縁を何度も何度もいただくなかにお念仏が身についてくださるのです。
 お念仏申すとお念仏が聞こえてきます。そして聞こえてくるお念仏がこの口から出てくださるのです。
それがお勤めということでお経さまの文言がこの口から出てくださるのです。
 
 89歳のおばあちゃんです。すごいなと思いました。
何がすごいかといっておばあちゃんもすごいんですが、もっとすごいのがこの阿弥陀さまのおはたらきです。
この私がお念仏を申すまでにお育てをいただけるというおはたらきです。
 
 これは日頃のお育てということでありますが、とりわけこのお盆の三日間のご縁です。
せめてお盆の三日間は仏さまのことを思いましょう。
ただ思うだけではなくてお仏壇にお参りしましょう、お墓にお参りしましょう、お寺にお参りしましょう。
つとめてお念仏を申しましょう。お念仏申すなかにいよいよこの身にお念仏がついてくださるのです。
 お念仏のおはたらきの有難さを昨日のご縁のなかにまたたのもしく思ったことです。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2018.8.13)

本堂お内陣のお荘厳が整いました

2018-08-12
 今日は朝早くから盆おどり大会の準備にお手伝いいただき有難うございました。
汗の乾かぬままに引き続きお朝事のご縁にお参りいただいたことです。
 
 お内陣のお荘厳もお盆のお飾りになりました。
円光寺ではお盆のお供物は昔からそうめんをお供えしています。
暑い夏です。暑さで食欲もわかないときにつるっと入るのど越しのそうめんは格別です。
 
 今日は7時から本堂で盆法要門徒初盆会をお勤めさせていただきます。
まさに酷暑の夏ですが、冷房の効いた本堂で仏さまのご縁をご一緒にいただきましょう。
 その後で納骨堂の盆法要をお勤めします。
昨日から納骨堂関係者が次から次にご家族で仏さまのお供えを持ってお参りされています。
納骨堂のお飾りも整いました。
 
 8時からは境内で毎年恒例の盆おどり大会を開きます。
暑さ対策が心配です。皆さんの体調に合わせてご参加いただければと思います。
 
 準備が整いました。今年も仏さまのご縁をいっぱいいっぱいいただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2018.8.12)

きれいにお仏壇のお荘厳できていますか?

2018-08-11
 ご門徒さんのお家にお盆参りをしていますが、年に一度お盆参りだけさせていただくお家が増えました。
お仕事の都合などで月参りは難しいというお家が多くなったのです。
 そういうお家にお参りしますとたまにお仏壇がひっくり返っているようなところがあります。
 
 お仏壇のお飾りお荘厳には決まりがあります。
私たちの浄土真宗のお仏壇は御本尊の阿弥陀如来さまが私たち衆生を救うために建立されたお浄土の相を表すもので
仏さまが決めてくださったお荘厳であり、仏さまの教えそのものであるということです。
 
 花瓶やロウソク立てや香炉といったどんなお仏具をどこに置くのかということについて決まりがあります。
ひっくり返っているというのはお仏具が上下左右逆になっているということばかりでなく
お仏壇にいろんなものが入り込んで何が何やらわからない状態になっているものがあるのです。
何でも大事なものはお仏壇にということなのでしょうか。
 
 特にお盆とか特別なときにみられるのがお供物をいっぱいあげているお仏壇です。
気持ちいっぱい仏さまにお供えしようということはよくわかりますが
決まったお仏具以外に家にある器とかにお供えするものですから
大事な花瓶やロウソク立て香炉というお仏具がお仏壇の外に追いやられることになってしまいます。
 
 そしてお供物の代表格であるお仏飯があがっていないところが結構あります。
今は朝食にご飯ではなくパン食をされて朝ご飯を炊くことがないお家が多いといわれます。
 お仏飯は炊き立てのご飯を一番に仏さまにお供えさせていただくということです。
朝できなかったら夕食のご飯を炊いたときにお供えしてすぐ下げて召し上がればいいと思います。
ただお盆とかご法事お彼岸などのご縁にはつとめてその朝ご飯を炊いてお供えさせていただくことが大事だと思います。
 
 お仏飯をお供えすることがなくなるとそれこそお仏壇はただの箱ものになってしまい本当にもったいないことです。
お仏壇のお荘厳は仏さまの教えそのものなのです。
 私たちのみ教えは阿弥陀さまの本願念仏のお救いの教えです。
誰が救われていくのかというと、先に往かれた方もそうですが、この私が救われていくという教えです。
その教えが自分の都合によって変わってしまうと大問題です。
 常日頃からお聴聞のご縁をいただきお仏壇のお荘厳をつとめてきれいにさせていただきましょう。
 
 このお盆のご縁に今一度お仏壇の正しいお荘厳を確かめてみるのもよいのではないかと思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。 (2018.8.11)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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