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お念仏を申す生活法話

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いろんな生活ぶりの人人が阿弥陀さまの御前に一堂に座ることができる有難さです

 昨日は大海組の連続研修会がありました。
いつものことですが車座になって受講生と門徒スタッフそして私たち僧侶が各テーマについて話をします。
この話し合い法座が連研の連研たる大きな特徴です。
 
 各班10数人の構成です。
名前と所属寺はわかっていますが、その人がどういう人なのか
どんな仕事をしている人かしていた人か、自分から言わない限りわかりません。
 会社勤めの方、自営業の方、農家の方、学校の先生とか、会社の社長さんもいるかもしれません。
いろんな人生を歩んできた方々が同座といって同じところに座ります。
蓮如上人は平座といわれました。私たちが共に一緒に座ります。
 
 日々の生活のなかで私たちはいろんな所に集い座ります。
ただ連続研修会にしろ今日の皆さんもそうですが、阿弥陀さまの御前に座っています。
どんな人も同じく同座等しく平座させていただくところです。
 どんな人も分け隔てなく等しく救うおはたらきの仏さま阿弥陀さまの御前です。
 
 ご一緒にお念仏申し南無阿弥陀仏「必ず救うまかせよ」の救いの法を聞かせていただきます。
南無阿弥陀仏とは阿弥陀さまの言うことを聞くのです。
「必ず救うまかせよ」の阿弥陀さまのお喚び声を聞いて
「はい。おまかせします阿弥陀さま」とお念仏申すのです。
 
 昨日は専想寺さんが会場でした。
山門の掲示板に「『はい』と言える親になることで『はい』と言える子が育つ」とありました。
 相手の言うことに「はい」と中々言えません。
すぐ疑い心が起こるのが私たちのようです。
 
 私たちが互いに向き合うあなたはそれぞれ違うあなたです。
自分中心の見方で善いあなたもいれば悪いあなたもいます。
阿弥陀さまの御前に座る私たちが向き合うあなたはみんな同じ阿弥陀さまです。
 阿弥陀さまがいつでもどこでも私のことを見ていてくださりご一緒してくださいます。
南無阿弥陀仏とお互いに阿弥陀さまの言うことを聞く私たちです。
阿弥陀さまの御前に集う座ることができた有難さです。
 
 御仏前を離れてもナンマンダブツナンマンダブツとお念仏申すところに
阿弥陀さまがどこまでも追いかけてご一緒してくださる有難さをまた思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.5.26)

絶好のお朝事参りの時節になりました

 朝6時に花火が上がりました。今日は近くで運動会があるようです。
毎年中学校がこの時期になりましたし、大分の町中の小学校が運動会で準備のようすが昨日のニュースでありました。
 
 まだ5月なのに、この頃連日夏日が続いています。
今日は30度を超える真夏日になるところが多いという予報です。
 
 運動会といえば秋でした。ところが今はこの5月にするところが多くなりました。
残暑厳しい9月そして10月に向けて運動会の練習をすると熱中症が心配だということもあってのことでした。
それで春に運動会をということでしたが、熱中症に十分注意をしてくださいという報道です。
 本当にままならない思い通りにならないことです。
 
 今朝起きて本当にさわやかで気持ち良かったです。
少し冷っとする感じもあるし太陽が高く上がって明るく温かくなってまいります。
 この時期この時間が一年でも一番いいんじゃないかと思います。
お朝事参りの時間です。絶好のお朝事参りの時節になりました。
 
 このお朝事ですが、毎朝同じことの繰り返しのようですが日々これ違います。
諸行無常という仏教の理をいただきます。
この世のものは一つとしてとどまるものはなくすべてが一瞬一瞬移り変わっていくというのです。
 
 この朝の表情も日々違います。
移りゆく季節のなかに日々すがたを変える朝の表情をこうしてお朝事のご縁にいただきます。
 お朝事はお浄土参りの念仏の旅であるといただきます。
お浄土への旅を日々させていただくのです。
旅の一里塚を一日一日ご一緒に歩ませていただける有難さです。
 
 今日は土曜日です。
各地でいろんな行事催しがありますし、皆さんの日々の生活のなかにいろんなことがあると思いますが
またお念仏を申して生かされて生きてまいりましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.5.25)

南無阿弥陀仏あなたの声に支えられて生かされて生きている私です

 昨日午前中留守をしていまして、家に帰ったら郵便ポストの上にまとまったものが置いてありました。
すぐわかったのですが、掲示伝道の法語が書かれたものでした。
 
 毎月掲示伝道の法語をHさんに書いてもらっています。
そのものをお寺に届けにいらっしゃってみんな留守だったということです。
 
 あらためて有難いことだなあと思います。
毎月のことです。もう8年になります。
 このお朝事でいいますと毎日のことです。
何か同じことの繰り返しのようで当たり前のようですが
月々日々のことがらをていねいに受け止めてしてくださることで
本当に有難いことだなあと思います。
 
 日々の生活を振り返って、私たちは何か私が一人で頑張って生きていると思っているところがありませんか。
私が一人で生きているのではなく周りの多くの方々に支えられてあることを本当に有難く思います。
 
 その後すぐお電話しました。「届けていただいて有難うございました」
Hさんの声が聞こえてきます。「留守のようで置いておきましたが、よかったです」
 
 声です。声を聞いて何かほっと安心します。つながってあるなと有難く思います。
今日もそうです。こうしてお正信偈さまのお勤めをご一緒にさせていただきます。
皆さんの声が聞こえてまいります。
 南無阿弥陀仏と聞こえてまいります。
 
 阿弥陀さまのお喚び声です。「まかせよ救う」のおはたらきです。
真ん真ん中にお立ちになり南無阿弥陀仏の声となって私のところに来てくださってあるのです。
 南無阿弥陀仏の声に励まされて心安らぎ生きていけるのです。
 
 頑張って頑張って生きている私たちお互いです。
頑張って頑張って思い通りになることばかりだったらいいのでしょうが
頑張って頑張っても思い通りにならないこともたくさんあります。
 
 どんな状況にあっても南無阿弥陀仏の声の仏さまはいつでもどこでもおはたらきなのです。
南無阿弥陀仏の声が聞こえてまいります。
 私一人じゃなかった。
周りの方々多くのいのちに支えられて生かされてあることを
何か毎日が当たり前のように過ごしている生活のなかで有難くいただけるのも
仏さまのご縁に遇わせていただいたおかげさまと思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.5.24)

ご門徒衆をお預かりするお寺のお役目を思います

 昨日の夜ご案内のようにお寺での葬儀のこと納骨事業のことについてご門徒皆さんとの協議会をもちました。
夜の時間ということもありましたが、10人ほどの方がご参加されました。
 
 葬儀といい納骨といいこれから先のお話のようですが
少子高齢社会にあって家の相続が難しくなりお家のお仏壇そしてお墓の相続についても課題が生じています。
 お家お家それぞれの事情があって個々の問題として丁寧に対応していくことが大事だと改めて思います。
 
 こうしましょうと皆さんで決めてする大きな枠組みは基本的に大事なこととして
その上で個々のお家お家の事情を十分お聞きし相談して具体的に対応できるようにしていきたいと思います。
 
 納骨のことについてはお墓の後を見る人がいないというお家がこれから増えてまいります。
そういうなかにあってお寺の役割ということを改めて思います。
 
 お寺はご門徒皆さんをお預かりしているところです。
浄土真宗のお寺は親鸞聖人のお寺といわれるように
親鸞さまからご門徒衆をお預かりしているのが住職です。
 
 住職とご門徒ではそのお役目はそれぞれ違うところがありますが
同じ阿弥陀さまの本願念仏の救いの法を依りどころに生きるお同行お念仏のお仲間であります。
 
 昨日お話をしながらまた皆さんから意見を聞きながら
改めてお寺のあり方お寺の大事なお役目を思ったことです。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.5.23)

阿弥陀さまの御前に集う私たちです

 お念仏の集いを講といいます。
一つ日を決めて同じメンバーが集まります。
 どこに集まるのか、ここが肝心です。阿弥陀さまの御前(おんまえ)に集まるということです。
 
 このお朝事のご縁も一つの講です。
こうしてほぼ同じメンバーです。
顔と顔を合わせていつもの時間いつもの場所で阿弥陀さまの御前でということです。
 
 そのことが皆さんのお家のお仏壇の前でもできます。
月々の月参り、ご法事のご縁で皆さんのお仏壇のやっぱりご本尊の阿弥陀さまの御前なんです。
 今日はあんのん館で健康教室がありますが、あんのん館もやはり阿弥陀さまの御前です。
納骨堂もお内仏も阿弥陀さまの御前に集うともがら、お念仏の仲間です。
 
 お互いに顔を見合わせる関係です。
一人一人の生活ぶりはそれぞれ違って色んなことがあります。
楽しいことばかりではありません。苦しみ悩みを抱えた私たちお互いです。
 阿弥陀さまの御前に集う私たちの口からぽろっと愚痴がでることもあります。
そのことをそのまま聞いてくださる仏さまです。
 
 私たちが集うところはいろいろです。食事をすることもお酒が入るときもあります。
話がはずみます。他愛もない世間話です。
 この阿弥陀さまの御前に集う私たちが交わす話もまた世間話です。
ただ世間話がそのまま仏さまのご法義の話になるんです。
 
 いろいろと悩みを抱えた私たちお互いを御前の阿弥陀さまがいつもスーッとお立ちで見守ってくださってあるんだと
お念仏申して有難く聞かせていただきます。
 
 私たちが等しく帰っていけるところを阿弥陀さまの御前といただきます。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.5.22)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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