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お念仏を申す生活法話

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この一年ようこそお朝事のご縁にお参りでした

 今日でこの一年のお朝事のご縁の円成です。
さきほど参詣者記帳簿を確認して1412名の方がお参りされました。有難いことです。
 
 主には常朝事の皆さんお同行ですが
そのなかでFさんが7月からKさんが8月からお参りがかなわなくなり今ここにいらっしゃいません。
寂しいことですがこれも世の移ろいということを教えてくださることだと思います。
 
 諸行無常の世にあって私の周りのこともこの身も変わっていきますが
真実変わらないお念仏のみ教えを日々いただいていることの有難さを思います。
 「必ず救うまかせよ」の南無阿弥陀仏のお心おはたらきです。
そのこと一つ聞かせていただきこれからも共々にお浄土への道すがらをご一緒させていただきましょう。
 
 どうぞまた来年もよろしくお願いいたします。
1月1日のお朝事は今晩の除夜会元旦会ということで2日のお朝事は10時からの初法座ということでお勤めさせていただき
この6時半からの定時のお朝事は1月3日からまた始めます。
 
 どうぞ皆さんお誘い合わせお参りしてください。
今年もようこそ有難うございました。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.12.31)

昭哲前々住職の祥月のお命日です

 今日は昭哲前々住職の祥月命日です。
円光寺第16代住職で私の祖父です。
 昭和41年私が中学2年の12月30日に往生しました。
年末押し迫ってということで次の日31日に内々の葬儀をし
明けて1月7日に今プールがある前の小学校の講堂で大きなお葬式をしたことを思い出します。
 
 寡黙で小柄なおじいちゃんでした。
ご法義を大事に法務を一つ一つ丁寧におつとめして周囲の信頼もあつく
戦後間もなく少しの間でしたが今の教務所長にあたる職務をされていたと聞きます。
 
 小学生の小さい時分からおじいちゃんが住んでいた別の家で一緒に寝泊りするのが私の日課でした。
火鉢を囲んでキセルで煙草を吸っていた姿が印象に残っています。
 80歳でした。当時はものすごく歳をとった感じのおじいちゃんで今の80歳とは全く違います。
それこそ笑った顔を見たことがないような威厳があってちょっとこわいおじいちゃんでした。
 
 いのちのつながりを思います。
南無阿弥陀仏のいのちのつながりです。
 南無阿弥陀仏のいのちにつながって今日もこうしてお朝事のお勤めができました。
昭和41年当時の本堂は新しく建て変わりましたがご本尊の阿弥陀さまは変わりません。
阿弥陀さまのご尊前でお念仏を申すお同行は顔ぶれは変わっても
今もご一緒にお念仏申す日暮しをさせていただいています。
 
 お念仏の先人です。
私たちのところにお念仏のみ教えを届けてくださった大恩人です。
 その方々の祥月のお命日はお浄土に生まれ仏さまのいのちになってくださった誕生日です。
私たちが実際に会ったことがない名前も知らないご先祖がたくさんいらっしゃって今ここにこの私がいるのです。
 
 ご先祖有縁の方々の祥月命日が毎年やってまいります。
先人をたずねて仏さまにお礼をさせていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.12.30)

煩悩の身を生きるに私のための南無阿弥陀仏のおはたらきです

 今年も後一週間をきりました。
来週の木曜日は新年令和2年の1月2日です。
 年末押し迫ってということですが
何かそんな感じがしないということもありどこか慌ただしいというところもあります。
 
 この一年を振り返るもっと言えばこの人生を振り返るといって
振り返る以上にこの身のことこの周りのことが何か気忙しいというか
当面のことをするので精いっぱいということのような連続です。
 
 それは仕事のことであり家族のこと生活のことであります。
この人生を生きるなかに悩むことがあり迷い苦しむ私がいるということです。
 
 今日のご和讃は七高僧さまの第六祖日本に出られた源信和尚を讃える和讃です。
「煩悩に眼さえられて 摂取の光明見ざれども 大悲ものうきことなくて 常に我が身を照らすなり」と有難くいただきます。
「極悪深重の衆生は 他の方便さらになし ひとえに弥陀を称じてぞ 浄土にうまるとのべたもう」と続きます。
 
 極悪深重の衆生とはこの私のことです。
もうすでに阿弥陀さまの大きな大きな光明のお救いのなかにありながら
煩悩に眼さえられて摂取の光明を見ることができないこの私です。
 煩悩に眼さえられてというと何か煩悩という悪いものが他にあって私の邪魔としてという見方にもなりますが
実は私イコール煩悩なのです。
 煩悩の身をそのまま生きている、煩悩の身を生きていくしかないこの私です。
 
 阿弥陀さまはその私のことが心配で心配で放っておけないと立ち上がってくださり
絶えず摂取の光明と万徳施名の名号を届けてくださって「必ず救うまかせよ」といつでもどこでもおはたらきなのです。
 
 煩悩いっぱいのこの身に南無阿弥陀仏のおはたらきが届いて
この口からお念仏が出てくださいます。
 
 この一年もいろんなことがありました。
一年の目標でできていないことを今からするのは難しいことですが
どんな状況の私であっても見捨てることなく常に阿弥陀さまの摂取の光明が至り届けられてあると聞かせていただき
これからラストの6日間を精いっぱい私にできることをさせていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.12.26)

南無阿弥陀仏のご縁をいただく

 12月25日のクリスマスです。
昨日24日がクリスマスイブということでテレビである教会のようすが放映されていました。
たくさんの信者さんが集まってミサという私たちでいったら法要を勤めてらっしゃいました。
 半分以上が外国の方ということです。
今は外国から日本にみえて働いている方が本当に多くなったということです。
 
 有難いなと思うのは遠く故郷を離れ外国にいても
自分の依りどころとなる宗教をもってお参りする教会があるということです。
皆さんにとっては仏教浄土真宗という依りどころをいただいて今円光寺のお朝事にお参りです。
 
 ご縁をいただくと申します。
私がつかんで私が獲るご縁信心とは言いません。
 
 南無阿弥陀仏のご縁をいただきます。
阿弥陀さまの大きなお心おはたらきに催されて私が今こうして御仏前に座りお念仏申す身にさせていただいたということ
そのこと一つ喜ばせていただくなかに今日も一日お念仏申す日暮しをさせていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.12.25)

お念仏申すところ阿弥陀さまがご一緒です

 昨日は満中陰のご縁で納骨をさせていただきました。
納骨といいますと私たちのこの目で見るところでお遺骨をお墓とか納骨壇に納めることですが
先に往かれたお方はもうすでに阿弥陀さまのお浄土に往生されて
南無阿弥陀仏のおはたらきとなって私たちのところに還って来てくださってあると
聞かせていただくのが私たちの仏教浄土真宗のご法義み教えであります。
 
 ナンマンダブツナンマンダブツとお念仏申すところ確かに確かに先に往かれたお方が仏さまとなって
私のところに帰ってみえて私を護り救うというおはたらきをしてくださってあると
お念仏のお救いのみ教えを四十九日間の中陰七日七日のご縁にお取り次ぎさせていただくことです。
 
 今日こうして皆さんお朝事のご縁に阿弥陀さまの御尊前にお参りさせていただき
私の口から南無阿弥陀仏のお念仏が出てくださいました。
 「まかせよ救う」の阿弥陀さまのおはたらきです。
いつでもどこでも私にご一緒してくださり私を護り救うおはたらきをしてくださってあると心に入れて
今日の一日もナンマンダブツとお念仏を申して過ごさせていただきたいと思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.12.24)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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