本文へ移動

お念仏を申す生活法話

RSS(別ウィンドウで開きます) 

阿弥陀さまの仕事始めのお朝事のご縁です

 今日は月曜日で今日から仕事始めという方が多いと思います。
年末年始に古里に帰省したり海外で新年を迎えた方が帰宅して
インタービューに「月曜からのことは考えたくない」と応えていました。
 そうですね。
 
 生活です。私たちが生きている現実それが日々の生活です。
新聞記事に「健康の秘訣は毎日することがあり生活のリズムを変えないこと」とありました。
 
 私たちの生活ぶりはそれぞれ違います。
それぞれに生活のリズムがありますがその基本は食事です。
 生きることは食べることです。
規則正しい生活の基本は食事です。
朝昼晩と決まった時間に食事をすることで生活のリズムをつくるということです。
 
 でもこれが中々うまくいかない。
というのは働いている方は仕事が中心になりますから仕事によっては朝食べる暇がない昼もずっと時間が遅れて
夜は夜で人との関係付き合いもあり不規則になり
暴飲暴食ということになって健康を害することになるということです。
 
 毎日のこのお朝事のご縁です。
お念仏を申して今日の一日を始めさせていただきます。
 お念仏申す生活です。
お朝事で始まる生活が私の生活の基本になっています。
 
 お朝事のお勤めは私が毎日することで何か力が入りますが
それが身に付いていることを有難く思います。
 
 確かにこうしようという思いと行動がないと
ずっと寝ていて気がついたらここに運んでくれていたということではありません。
 ただいつもの阿弥陀さまの御前に座らせていただいて
仏さまのご縁おはたらき一つでお念仏を申す身にさせていただけたと思うのです。
 
 皆さんもこのお朝事が生活の大きな基になっているのではありませんか。
お念仏申す生活のリズムです。
 南無阿弥陀仏にまかせ安心して今日一日も日暮しさせていただきましょう。
今日は阿弥陀さまの仕事始めのお朝事のご縁です。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.1.6)

「今年こそと 思う心に 今はなし」

 年賀状が届きます。
お寺関係の方からのものには「あけまして南無阿弥陀仏」という文言が目立ちます。
 
 そのなかで「今年こそと 思う心に 今はなし」という言葉にあいました。
新年を迎えて今年こそは何かしようと思うことですが
今年こそと思う心に今はないとはどういうことなのでしょうか。
 
 今年こそを明日こそと置き換えると何か思い当たることがあります。
日々の生活のなかで今日できなかったことを明日こそと思うことってありませんか。
それが明日こそ明日こそと先送りされて一日一日が過ぎ行きます。
 今年こそ今年こそと先送りされて一年があっという間に過ぎ去ってしまいます。
そして一生がです。
 
 今年こそと思う私は今ここを生きているのです。
 
 「あけましておめでとう」って何がめでたいのでしょうか。
「あけまして南無阿弥陀仏」とお念仏のお心おはたらきに遇わせていただくめでたさといただきます。
 「明けても暮れても南無阿弥陀仏」という文言もありました。
いつでもどこでも南無阿弥陀仏です。
 この私を放っておけずしっかり抱き取ってご一緒してくださる阿弥陀さまに安心して
この一年も生きてまいりましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.1.5)

仏さまのご縁であなたに遇う有難さ

 正月三が日も開けて今日は4日です。
今日が土曜明日が日曜ということで6日の月曜日から仕事初めの人が多いと思いますが
正月もスーッと経って一週間が一か月がスーッと経って一年が過ぎ去って行くような私たちの日々の生活のようです。
 
 歳を重ねるなかでこのお朝事のご縁に遇わせていただける有難さを思います。
ご本尊の阿弥陀さまに向かって皆さんご一堂に座りナンマンダブツとお念仏申してお礼をします。
阿弥陀さまが人と人私たちを取り持ってくださるご縁といただきます。
 
 今はネット社会です。ネットを使いこなせば本当に便利な生活です。
家に居ながら色んな情報を手に入れ生活することができます。
 買い物もお店に行かなくてもできます。
人と人とふれ合うことも言葉を交わすこともなく生活できるのです。
 
 この目に見ることなく私たちの周囲を飛び交うネットの情報は大変膨大なもので
何を選択するかはその人人の自分の都合に合わせたものになります。
 自分の知りたい情報は簡単に手に入れることができますが
それは逆に私の世界限定の偏ったもので私たちの世界の共通の情報とはなりえないことが多くあります。
 
 仏さまのご縁に遇うことの有難さ尊さを思います。
私が私がとどこまでも自分を中心に生きる私が仏さまの教えに聞かせていただくのです。
 仏さまのご縁つながりのなかに人と人私たちが
こうして顔と顔を合わせて今日一日の日暮らしを始めさせていただけるのです。
 
 今日一日もいろんなことがあるでしょう。
それこそ自分の都合のいいように思い通りにならないこともあるでしょうが
ナンマンダブツとお念仏を申すなかに「一人じゃないよ私がいるよ大丈夫だよ」と喚び通しの阿弥陀さまがいらっしゃって
すぐ隣にお念仏のお同行がいること有難く思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.1.4)

南無阿弥陀仏に安心して今年も生きてまいりましょう

 どなたも新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
 除夜会の時に空を見上げたら星がいっぱい出ていました。
昨日元旦そして今日と本当に晴れ渡った空の下で穏やかな今年のお正月になりました。
 いつも穏やかな正月ばかりではありません。
厳しい寒い日もあれば風の強い日もあります。
 
 この後お葬式があります。12月31日にご往生され昨日がお通夜そして今日がお葬式ということです。
通常でしたら12月31日朝早くお亡くなりになってその日がお通夜で次の日がお葬式ということですが
1月1日のこの日だけ大分市は火葬場がお休みなのです。
 
 死の縁無量といいます。
この命どんな人も必ず終えていかねばなりませんが
何時どこでどんなかたちで命を終えるのか誰もわかりません。
 死について誰も考えたくないし考えだしたら不安でたまりません。
ただ誰しも老いていく病気になって死にたくないと思ってもその時が来ます。
 
 死の縁無量の私たちですが
仏さまのご縁仏縁も無量なのです。
 私たちのご本尊の阿弥陀さまです。
すべてのものを分け隔てなく救う南無阿弥陀仏のおはたらきの仏さまになってくださいました。
 
 阿弥陀さまは光明無量寿命無量の仏さまです。
無量無辺の光明のおはたらきです。
 この時間外は太陽が上がっています。電気もついています。おろうそくの光もあります。
この光は私だけにあたって隣の人にはあたらないということはありませんね。
すべてのものに平等に私のところに届いてくださってあります。
 仏さまの光明は無碍光といって何ものにも妨げられないおはたらきです。
私がどんなことをしていてもどこにいても
仏さまの光明は私を追っかけるように常に私のところに来てくださっているのです。
 
 そして寿命無量のおはたらきの仏さまです。
永遠のいのちの仏さまです。
 今だけではなくずっとずっと以前から私のことを思うてくれて
南無阿弥陀仏となっておはたらきだくださってあると聞かせていただきます。
 そして今もこれからもずっとです。
 
 光明無量寿命無量の仏さまとなっていつでもどこでも阿弥陀さまがこの私を放っておけないで
そのまま救う必ず救うとおはたらきくださってあると聞かせていただくなかに
私たちは不安ななかにも安心して今を生きることができるのです。
 
 不安なかにも安心してと変なことを言いますが
この身を生きる限りは不安は尽きません。
 親鸞さまは自らを煩悩具足の凡夫と阿弥陀さまは見抜かれたといただかれました。
煩悩具足とは煩悩がこの身に満ち満ちてといるといわれるのです。
 この身そのものです。
この身そのままが欲の心怒りの心愚かな心を絶え間なく起こして苦しみ悩み迷いのなかを生きていかねばならないのです。
 ただ煩悩具足と知らせてくれたところに阿弥陀さまのお救いのおはたらきが至り届いているということなのです。
そのおすがたが今日皆さんの口からナンマンダブツとお念仏が出てくださったということなのです。
 何か当たり前のようにこの口からナンマンダブツナンマンダブツとお念仏申しているようですが
ものすごく永い永い間たくさんの手間がかかり阿弥陀さまがいろんな工夫をされて
私を御仏前に座らせてくださりこの口からナンマンダブツとお念仏が出てくださるという
煩悩いっぱいの身がそのままお念仏を申す身にさせていただくのです。
 
 南無阿弥陀仏のお心おはたらきを聞いてくれよご信心いただいてお念仏申す身になってくれよとのご催促です。
それは阿弥陀さまの大きな願いおはたらきであり皆さんのご先祖有縁の仏さまの願いでもあるのです。
 死んだら終いの命を生きているのではありません。
お浄土に生まれて南無阿弥陀仏のいのちの仏さまにならせていただく命を今生きているのです。
 ただこの私が今仏に成るということではありません。
阿弥陀さまの方で私が仏に成ることのお約束ができているということなのです。
阿弥陀さまの方で私が生まれ往くお浄土を決めてくださってあるということです。
 どうぞそのこと一つこの一年もまたお念仏申して聞かせていただきましょう。
 
 死の縁無量煩悩いっぱいの身を不安な中に生きながら
南無阿弥陀仏の「必ず救うまかせよ」の大きなおはたらきのなかに
お念仏を申す身となってこの人生を生き抜かせていただき
いつどこでどんなかたちでこの命終わるかわかりませんが
確かに確かにお浄土に生まれ往く大安心のなかにこれからの日々をまた生かさせていただきましょう。
 
 今日は初法座ということで今年初めてのご縁です。
円光寺はいろんな法要行事がたくさんあります。
 どうぞ皆さんできるところで精いっぱい仏さまのご縁に遇うてください。
ナンマンダブツとお念仏を申す身になってお浄土への人生の道すがらを共々に歩ませていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.1.2/初法座)

この一年もお浄土への道をご一緒しましょう

 どなたも新年明けましておめでとうございます。
令和という時代に入りまして初めてのお正月です。
 気持ちも新たにこの一年の目標を立てて今日の大晦日そして元旦を迎えます。
 
 私たちの人生日々の生活は中々自分の思うようにはいきません。
それをお釈迦さまは「人生は苦なり」と教えてくださいます。
 思うようにならないことも自分の思うようにしたいと思い頑張る私ですが
思うようにいかないなかで苦しみ悩みどうしていいのか迷います。
 
 この一年どんなことがこの身に起こりあるかわからない不安な中にも
今年こそはと希望をもって新年を迎えました。
 
 今こここの私を生きることを本当に喜ばせていただけるのが
南無阿弥陀仏のみ教えに遇わせていただくことだといただきます。
 
 南無阿弥陀仏とお念仏を申す中にもこの一年色んなことがあるでしょう。
色んなことがあるけれども南無阿弥陀仏のおはたらき一つで私たちの行く道を決めてくださった
阿弥陀さまがつくってくださったお浄土への道を皆さんと共々に歩ませていただけることを
除夜の鐘をききながらご一緒にお正信偈さまのお勤めをさせていただきながら深く有難く思ったことです。
 どうぞこの一年もよろしくお願いいたします。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.1.1)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
0
4
7
1
9
8
TOPへ戻る