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お念仏を申す生活法話

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「四十九日と初盆を一緒にお勤めしていいですか?」

2020-06-28
 東海道五十三次第5宿の戸塚の宿です。
東海道に53ある宿場に日々泊まって行きますと
終点の京都三条大橋に到着する日が決まります。
 8月15日になります。
 
 昨日一周忌の祥月命日のご法事があり
ご門徒の方がご往生されました。
 昨日のご往生の方は四十九日が8月14日になります。
今日ご往生されると8月15日です。
 
 臨終勤行にお参りして
四十九日と初盆をどうお勤めするか
という話になりました。
 四十九日は当たり日にそのままお勤めして
初盆は来年にするということと
四十九日を盆前に勤めて
今年初盆を勤めるという二つの提案をしました。
 
 お家の方から「四十九日と初盆を一緒にできませんか」
という相談がありました。
 遠方からお参りされるご親戚があり
一回にしてもらったらたすかるということです。
 
 四十九日と初盆はそれぞれ意味があるのです。
四十九日間の中陰の期間懐かしいお家のお仏壇の横に
お遺骨をご安置して
初七日に始まる七日七日のお勤めをさせていただき
四十九日に満中陰のお勤めをして納骨します。
 納骨して初めて迎えるお盆ということで
初盆のお勤めをさせていただくのです。
 
 そんな話をしていたらお家の方がふと
「生きてる人間の都合やな」と言われました。
 そうですね。
お葬式の日に初七日をお勤めすることもそうです。
 
 仏事ということのそもそもの意味です。
仏さまのご縁です。
 大切なお方とお別れする悲しみのご縁ですが
そのまま仏さまのご縁といただけるのが仏事なのです。
 私が仏さまからいただくご縁です。
仏さまを中心においてそのままいただけばいいのです。
 ところが親族縁者周りの人の事ばかりが気になって
自分たちの都合を持ち出すのではありませんか。
 
 遠方の方が続いて2回お参りするのは大変だからと
1回で済ませばそれはそれで合理的です。
 ただ葬儀の日の初七日についていえば
円光寺は火葬の後お寺で還骨お礼参のお勤めをしますので
それを初七日のお勤めと受け止めてお参りされたらと
お話をしています。
 喪主遺族の主な方は一週間は家にいるわけですから
主な方が代表して初七日の法要は初七日の日に
お家のお仏壇でお勤めをしましょうということです。
 
 仏さまのご縁ですからそのまま丁寧に
お勤めさせていただきましょう。
 私がいただくご縁ですから
周りのことばかり気にするのではなく
仏さまに相談すればよいのです。
 
 私たち人間の都合で仏事をみれば
非合理的で無駄なことばかりかもしれませんが
だからこそ仏さまのみ教えを聞かせていただくのです。
 まさに仏さまが私にくだされた有難いご縁なのです。
 
 聞いてください。
ご一緒に聞かせていただきましょう。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.6.28)
 
 

箱根駅伝の往路をお念仏の旅です

2020-06-27
 東海道五十三次の第四宿目は保土ヶ谷の宿で
横浜市の保土ヶ谷区になります。
 
 東海道は現在の国道一号線で
今私たちは箱根駅伝の往路を旅しているのです。
 箱根駅伝は折り返しの箱根まで5区あります。
1区間20㎞の走路で昔でいいますと5里です。
 東海道は京都まで約500㎞で宿場が53ありますから
宿場から宿場までの区間が平均10㎞2里半です。
 
 今が保土ヶ谷で次が戸塚の宿です。
箱根駅伝のテレビ中継を観ていますと
1区の中継所が鶴見で2区が戸塚です。
 鶴見戸塚間は花の二区といわれ
各大学のエースが走る注目の区間です。
 
 今私たちは花の二区の途中です。
昨日から保戸谷の宿に一泊しお朝事のお勤めをして
これから出発!
 第5宿の戸塚を目ざします。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.6.27)

お念仏の二人旅です

2020-06-26
 東海道五十三次の第三宿目は神奈川の宿です。
東海道五十三次を有名にしたのは江戸時代十返舎一九が
書いた「東海道中膝栗毛」という本です。
 皆さんよくご存知の弥次郎兵衛と喜多八の弥次さん
喜多さんの二人旅で東海道を旅する道中で繰り広げられる
いろんな出来事を面白おかしく書かれたもので
舞台や映画テレビなどでもおなじみのお話です。
 
 お念仏のお同行といいます。
往生浄土の人生を生きる私たちの日々の生活を旅に喩えて
阿弥陀さまのお浄土に共々にご一緒させていただく
私たちお互いのことです。
 
 旅にはいろんなかたちがあって一人旅もあれば
家族やお友だちとの二人旅三人四人でという旅もあり
何十人もの団体旅行もあります。
 それぞれ趣が異なって旅の楽しさがあります。
 
 一人旅は自由気ままなところがあってあこがれますが
弥次さん喜多さんは二人旅です。
 この二人旅はお互いに気心が知れた者同士で
一人旅にはできない楽しみがありますが
一つ意見が合わないと大変困ったことになってしまいます。
 
 旅の道中寝起きを共にする中でお互い相手のことが
見えてきて「もうやめた」と離反することもあります。
 顔と顔を見合わすことで意見の違い対立が出てきます。
 
 私たちの旅はお浄土へのお念仏の旅です。
旅の目的地を阿弥陀さまがちゃんと決めてくださって
ご一緒くださるということです。
 私と阿弥陀さまのお念仏のご縁つながりです。
阿弥陀さまが「ナンマンダブツとお念仏を申して来いよ」
と喚ばれているわけですから
「はい」とナンマンダブツとお念仏を申して
阿弥陀さまとご一緒させていただくことです。
 
 それは私もそうだし隣の人も隣の人もナンマンダブツ
みんなナンマンダブツのお念仏のご縁につながって
旅の道中色んなことがあるけれども
同じお浄土への道すがらをご一緒させていただく
お念仏のお同行お念仏のお仲間といただけるのです。
 
 五十三次の旅明日は第四宿保土ヶ谷の宿です。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.6.26)

お念仏の二人旅です

 東海道五十三次の第三宿目は神奈川の宿です。
東海道五十三次を有名にしたのは江戸時代十返舎一九が書いた「東海道中膝栗毛」という本です。
 皆さんよくご存知の弥次郎兵衛と喜多八の弥次さん喜多さんの二人旅で
東海道を旅する道中で繰り広げられるいろんな出来事を面白おかしく書かれたもので
舞台や映画テレビなどでもおなじみのお話です。
 
 お念仏のお同行といいます。
往生浄土の人生を生きる私たちの日々の生活を旅にたとえて
阿弥陀さまのお浄土に共々にご一緒させていただく私たちお互いのことです。
 
 旅にはいろんなかたちがあって
一人旅もあれば家族やお友だちとの二人旅三人四人でという旅もあり
何十人もの団体旅行もあります。
 それぞれ趣が異なって旅の楽しさがあります。
 
 一人旅は自由気ままなところがあってあこがれるところですが
弥次さん喜多さんは二人旅です。
 この二人旅はお互いに気心が知れた者同士で一人旅にはできない楽しみがありますが
一つ意見が合わなかったら大変困ったことになってしまいます。
 旅の道中寝起きを共にする中でお互い相手のことが見えてきて
「もうやめた!」と互いに愛想をつかして離反することさえあります。
 人人の思いの違いが言葉になり行動になって本当に難しいところです。
お互いに顔と顔を見合わすと意見の違い対立が出てきます。
 
 ただ私たちの旅はお浄土へのお念仏の旅です。
旅の目的地を阿弥陀さまのところでちゃんと決めてくださってご一緒くださるということです。
 私と阿弥陀さまのお念仏のご縁つながりです。
阿弥陀さまが「ナンマンダブツとお念仏を申して来いよ」と喚ばれているわけですから
「はい」とナンマンダブツとお念仏を申して阿弥陀さまとご一緒させていただくことなのです。
 
 それは私もそうだし隣の人もまた隣の人もナンマンダブツ
みんなナンマンダブツのお念仏のご縁につながって
旅の道中色んなことがあるけれども
同じお浄土への道すがらをご一緒させていただく
お念仏のお同行お念仏のお仲間といただけるのです。
 
 五十三次の旅明日は第四宿保土ヶ谷の宿です。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.6.26)

京都本願寺をめざしてお念仏の旅の始まりです

2020-06-25
 お朝事のご縁に毎日「正信偈和讃」をお勤めします。
御和讃を繰り読みして53日間で一周りします。
 昨日は「弥陀成仏のこのかたは」で始まり
今日は「道光明朗超絶せり」で始まりました。
 昨日お話しましたが
このたびは東海道五十三次に重ねて
お念仏の旅と味わってまいりたいと思います。
 
 江戸は東京日本橋を出発し
昨日は第一宿目の品川の宿を後にして
東京都から神奈川県に入りました。
これからずっと箱根に向かって行きます。
 
 昨夜は第二宿目の川崎の宿でゆっくりして
今朝もいつものお朝事のお勤めをし朝ご飯をいただいて
今日は次の神奈川の宿をめざして旅立ちます。
 
 東海道のめざす執着は京都三条大橋です。
私たちのお念仏の旅は親鸞聖人がまします
京都本願寺をめざします。
 遠くいえばお釈迦さまが生まれたインドの国
西の彼方阿弥陀さまのお浄土をめざして
往生浄土の道すがらをお念仏申して
共々に歩ませていただきます。
 
 南無阿弥陀仏のいのちの古里への道行きを
ご一緒させていただく思い一つに
どうぞお朝事のご縁にお参りしていただきたいと思います。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.6.25)
 
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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