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お念仏を申す生活法話

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今朝の新聞の葬儀のご案内に注目です

2020-09-30
 秋の風情です。
今夜は中秋の名月です。
(※お話の後で中秋の名月は明日10月1日と判明)
 ただ今は曇っています。
天気予報も九州で大分だけ夜に星マークが出ていません。
 
 9月も今日で終わりで明日から10月です。
月日の経つこの早さは何とも言えません。
 
 今朝早く新聞を開きましたら
社会面に葬儀の案内が大きく出ていて目が行きました。
 通常のものと違いびっくりしたのが通夜葬儀の時間です。
通夜は午後5時~7時で
葬儀は午前11時~午後1時とありました。
 その前にコロナ感染予防のためにとあり
一般会葬の皆様はこの間にお参りいただき
順次ご散会くださいと書いてありました。
 
 コロナ禍で通夜葬儀の形が変わっています。
早めにお参りされ受付けお焼香お悔やみを済ませて
すぐ帰られるということです。
 同じ時間に人が多く集まって三密になることを避ける
コロナ感染予防の対策配慮です。
 
 これまでの通夜葬儀の時間の設定は
お坊さんがお勤め読経をする時間ということです。
 新聞のご案内の通夜葬儀もお坊さんがみえて
夜の7時と昼の1時にお勤めがあることだと思います。
 
 この時期これも一つの妙案だと思いますが
お勤めのご縁に遇うことも中々できないことで
お通夜にはご法話をしますので
仏さまのご縁に遇ってほしいとも思います。
 
 若い方もお参りされます。
初めて仏さまのお話を聞く人も多いと思います。
 学校でも教えてくれないお話です。
えっえっと思うこともあると思いますが聞いています。
 
 通夜葬儀の雰囲気は一種独特なものです。
衣服を整えお念珠をもって皆さんお参りされます。
 仏さまの方を向いて座り手を合わせ
神妙な面持ちで読経を聞き
誰彼と話をするのでもなくお話に耳を傾けてくれます。
 
 悲しいご縁ですが仏さまからいただくご縁です。
中々遇うことがない仏法に
遇わせていただけるご縁なのです。
 
 これからコロナが収束してその後です。
コロナ以前の生活に戻るのではなく
新しい生活様式に変わるといわれます。
 
 このお寺の法要行事ご法座のあり方も変わります。
お葬儀のあり方も変わります。
 変わることに躊躇するのではなく
ここは果たして何が大事か見直し工夫をして変わっていく
チャンスでもあると思います。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.30)

生き生きした皆さんのあたたかいお念仏のご縁です

2020-09-29
 昨日は公開講座で皆さんにお手伝いいただき
有難うございました。
 おかげさまであたたかいお念仏のご縁になりました。
 
 今年で6回目になります。
6年回を重ねてきますと大方公開講座のかたちが
出来上がってきました。
 昨日もスタッフという言い方はしていませんが
皆さんが気持ちをもってできるところで
生き生きしてお手伝いしてくださる姿が
本当に頼もしく有難かったです。
 
 私たちのお寺のあり方を思います。
お寺は住職一人が頑張ってということではありません。
 ご門徒皆さんの思いを寄せていただいて
それぞれのお勤めをさせていただくところです。
 
 浄土真宗のお寺は聞法お念仏の道場であり
お念仏のみ教えを聞かせていただき
お念仏申す身にさせていただきます。
 
 お念仏の布施をさせていただきます。
皆さんは布施をする施主です。
 お念仏のみ教えを自ら聞き
一人でも多くの人に伝えるという布施です。
 気持ちばかりではなく
行動ある念仏者です。
 
 公開講座は一年一度のご縁ですが
お寺にはいろんな法要行事などお念仏のご縁があります。
 皆さんがお念仏のご縁の施主となりお気持ちいっぱいに
私にできることをさせていただくなかに
お念仏のみ教えが伝えられてきましたし
これからも伝えらえていくのです。
 
 昨日は本当に皆さんに任せ放しというくらいに
準備から片付けまで率先してお手伝いくださって
56人のお念仏のご縁ができました。
 56人の皆さんそれぞれに仏法お聴聞され
お念仏申すなかにお家に帰られたと思います。
 あたたかい仏さまのご縁に遇わせていただきました。
ありがとうございました。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.29)

黄金の田圃の畔に彼岸花が鮮やかです

2020-09-28
 さっき6時の鐘を撞きに鐘楼に行ったら
彼岸花がすっと出てきて赤い花を開かせています。
 いつの間に出たのでしょうか。
いつもあっという間のことのようです。
 
 昨日は日曜日でしたが法事もなく
天気も良かったので外に出かけました。
 前の日のニュースで竹田の方で彼岸花がきれいに咲いて
今が見頃ということで思い立ちました。
 
 たくさんの人でしたがその中で
近所の人に会って「こんな所で」と顔を見合わせました。
みんな考えることは同じなんだなあと思いました。
 
 彼岸花自体はテレビの情報とは違って
竹田市のホームページは見頃は終わりとあったのですが
実際に行って見てもう少し前だったらなあと思いました。
それでも彼岸花が一面いっぱいできれいでした。
 
 ずっとドライブしていく
田圃の畔に彼岸花が見られました。
 今のこの時期田圃の稲穂が一面に黄金に輝いて
まさに実りの秋です。
 黄金色の田圃を背景に赤い彼岸花が
本当に鮮やかです。
 
 運転していますから周囲をキョロキョロ
見るわけにはいきませんが
あるところは田圃の真ん中にお寺がありました。
神社の鳥居が見えるところもありました。
 
 昔から先人が大事に培ってきた農作の文化です。
大きな自然のいのちの営みのなかに
私たちは日暮らしさせていただいているんだなと思います。
大自然の豊かな恵みを有難く思います。
 
 一方で大自然の脅威を知らされることも度々です。
今はコロナ禍で私たち人間の思い通りにならない
日暮らしが続きます。
 
 どんな時でもどんなことがあっても
いつも私が一緒だよと喚んでくださる
南無阿弥陀仏の大きないのちのおはたらきに
生かされて生きる有難さをまた聞かせていただきます。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.28)

マスクに隠れた口元が語ること

2020-09-27
 菅政権になって菅首相が日曜休日返上で
各界の代表者に会って意見を求めるなど
精力的に動き回っています。
 
 そのなかで小池東京都知事に会われました。
コロナ感染対策やオリンピック開催のことなど
国と東都京で連携して取り組む課題が多くあります。
 
 昨日ニュースの解説を聞いたら面白いですね。
菅さんと小池さんは犬猿の仲だそうです。
 その二人が会談して良い雰囲気だったといいます。
確かに目元はにこやかに笑っていたようですが
二人ともマスクをしていますから
隠れた口元はどうだったかなという憶測です。
 
 今日はこうして透明のマスクをしております。
今まではお勤めの時は透明のマスクで
皆さんと向き合う時は普段のマスクと
使い分けていました。
 
 昨日お参りしたお家で普段のマスクでお話しましたら
後でお茶をいただく時に
透明なマスクで話してもらうと
口元が見えて話が分かるということでした。
 ちょっと耳がご不自由で相手の話す言葉が
聞き取りにくいと言われるのです。
 
 普段のマスク越しでも声が聞こえるからいいのでは
というのは私の感覚なのです。
 自分本意で私たちは物事を見て判断しますが
聞く側の人からいうとそう思われているんですね。
 
 耳の不自由な方は口の動きで話の内容を読み取ることも
口元を含めた顔全体の表情で同じ話でも
受けとめ方が違ってくるということです。
 
 そういうことで早速今日から透明のマスクで
お勤めもお話もさせていただきます。
 
 心で思うことをそのまま口に出すと大変なことも
それを行動に出すともっと大変なことになることも
あります。
 私たちは心と口や行動が一致しないことがあります。
 
 そんなこともすでに折り込み済みでこの阿弥陀さまです。
この私をそのまま救う必ず救うとおはたらきなのです。
 阿弥陀さまのお心を聞かせていただき
私のあり様を知らせて直してくださる
南無阿弥陀仏のおはたらきと味わわせていただきます。
 
 ナンマンダブツとお念仏を申すということは
阿弥陀さまがご一緒してくださるということ
阿弥陀さまの大きな大きな願いに生かされてあると
心に入れて今日一日も生かされて生きてまいりましょう。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.27)

『御堂さん』の電話取材を受けました

2020-09-26
 『御堂さん』という月刊誌があって
本堂の図書棚に置いています。
 先日発行者の大阪津村別院の編集部から電話があり
『御堂さん』の「お寺善哉」のコーナーに
円光寺を取り上げたいという依頼でした。
 
 いつもは直接お寺に出向き住職に取材するのですが
今回はコロナ禍で電話取材しますということで
昨日夕方1時間の予定で取材を受けました。
 前もって先方に送っていた資料に基づくインタビューで
今のお寺のようすをどう話したらうまく伝えられるかと
思いつつ取材は20分で終わりました。
 
 専門のライターが取材し原稿を書きます。
此方はただ質問に答えるだけでいいのです。
 こんな内容でうまく文章になるのか少し不安ですが
今までの「お寺善哉」を読み直してみると
そのお寺のようすがよくうかがえる文章になっています。
 文章力です。
さすがにすごいなと思います。
 
 今回もこれから文章になって掲載されるわけですが
どんな文章になるのか今から楽しみです。
 私が思っているような円光寺に書かれているのか
私の思いとは違った切り口で書いてもらうのか
12月号の掲載でちょっと時間があるので
原稿を予めチェックしてほしいとのことです。
 
 お寺の現状ありのままを書いてもらえばいいことですが
何か皆さんに読んでもらうと思うと
此方に余分な力が入ります。
 何かよく取り繕ってよく見せようという魂胆です。
 
 ありのままの私をそのまま救う必ず救う
南無阿弥陀仏のおはたらきでした。
 電話取材を終えてほっとして
ナンマンダブツが出てくださいました。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.26)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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