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お念仏を申す生活法話

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生き生きした皆さんのあたたかいお念仏のご縁です

2020-09-29
 昨日は公開講座で皆さんにお手伝いいただき
有難うございました。
 おかげさまであたたかいお念仏のご縁になりました。
 
 今年で6回目になります。
6年回を重ねてきますと大方公開講座のかたちが
出来上がってきました。
 昨日もスタッフという言い方はしていませんが
皆さんが気持ちをもってできるところで
生き生きしてお手伝いしてくださる姿が
本当に頼もしく有難かったです。
 
 私たちのお寺のあり方を思います。
お寺は住職一人が頑張ってということではありません。
 ご門徒皆さんの思いを寄せていただいて
それぞれのお勤めをさせていただくところです。
 
 浄土真宗のお寺は聞法お念仏の道場であり
お念仏のみ教えを聞かせていただき
お念仏申す身にさせていただきます。
 
 お念仏の布施をさせていただきます。
皆さんは布施をする施主です。
 お念仏のみ教えを自ら聞き
一人でも多くの人に伝えるという布施です。
 気持ちばかりではなく
行動ある念仏者です。
 
 公開講座は一年一度のご縁ですが
お寺にはいろんな法要行事などお念仏のご縁があります。
 皆さんがお念仏のご縁の施主となりお気持ちいっぱいに
私にできることをさせていただくなかに
お念仏のみ教えが伝えられてきましたし
これからも伝えらえていくのです。
 
 昨日は本当に皆さんに任せ放しというくらいに
準備から片付けまで率先してお手伝いくださって
56人のお念仏のご縁ができました。
 56人の皆さんそれぞれに仏法お聴聞され
お念仏申すなかにお家に帰られたと思います。
 あたたかい仏さまのご縁に遇わせていただきました。
ありがとうございました。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.29)

黄金の田圃の畔に彼岸花が鮮やかです

2020-09-28
 さっき6時の鐘を撞きに鐘楼に行ったら
彼岸花がすっと出てきて赤い花を開かせています。
 いつの間に出たのでしょうか。
いつもあっという間のことのようです。
 
 昨日は日曜日でしたが法事もなく
天気も良かったので外に出かけました。
 前の日のニュースで竹田の方で彼岸花がきれいに咲いて
今が見頃ということで思い立ちました。
 
 たくさんの人でしたがその中で
近所の人に会って「こんな所で」と顔を見合わせました。
みんな考えることは同じなんだなあと思いました。
 
 彼岸花自体はテレビの情報とは違って
竹田市のホームページは見頃は終わりとあったのですが
実際に行って見てもう少し前だったらなあと思いました。
それでも彼岸花が一面いっぱいできれいでした。
 
 ずっとドライブしていく
田圃の畔に彼岸花が見られました。
 今のこの時期田圃の稲穂が一面に黄金に輝いて
まさに実りの秋です。
 黄金色の田圃を背景に赤い彼岸花が
本当に鮮やかです。
 
 運転していますから周囲をキョロキョロ
見るわけにはいきませんが
あるところは田圃の真ん中にお寺がありました。
神社の鳥居が見えるところもありました。
 
 昔から先人が大事に培ってきた農作の文化です。
大きな自然のいのちの営みのなかに
私たちは日暮らしさせていただいているんだなと思います。
大自然の豊かな恵みを有難く思います。
 
 一方で大自然の脅威を知らされることも度々です。
今はコロナ禍で私たち人間の思い通りにならない
日暮らしが続きます。
 
 どんな時でもどんなことがあっても
いつも私が一緒だよと喚んでくださる
南無阿弥陀仏の大きないのちのおはたらきに
生かされて生きる有難さをまた聞かせていただきます。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.28)

マスクに隠れた口元が語ること

2020-09-27
 菅政権になって菅首相が日曜休日返上で
各界の代表者に会って意見を求めるなど
精力的に動き回っています。
 
 そのなかで小池東京都知事に会われました。
コロナ感染対策やオリンピック開催のことなど
国と東都京で連携して取り組む課題が多くあります。
 
 昨日ニュースの解説を聞いたら面白いですね。
菅さんと小池さんは犬猿の仲だそうです。
 その二人が会談して良い雰囲気だったといいます。
確かに目元はにこやかに笑っていたようですが
二人ともマスクをしていますから
隠れた口元はどうだったかなという憶測です。
 
 今日はこうして透明のマスクをしております。
今まではお勤めの時は透明のマスクで
皆さんと向き合う時は普段のマスクと
使い分けていました。
 
 昨日お参りしたお家で普段のマスクでお話しましたら
後でお茶をいただく時に
透明なマスクで話してもらうと
口元が見えて話が分かるということでした。
 ちょっと耳がご不自由で相手の話す言葉が
聞き取りにくいと言われるのです。
 
 普段のマスク越しでも声が聞こえるからいいのでは
というのは私の感覚なのです。
 自分本意で私たちは物事を見て判断しますが
聞く側の人からいうとそう思われているんですね。
 
 耳の不自由な方は口の動きで話の内容を読み取ることも
口元を含めた顔全体の表情で同じ話でも
受けとめ方が違ってくるということです。
 
 そういうことで早速今日から透明のマスクで
お勤めもお話もさせていただきます。
 
 心で思うことをそのまま口に出すと大変なことも
それを行動に出すともっと大変なことになることも
あります。
 私たちは心と口や行動が一致しないことがあります。
 
 そんなこともすでに折り込み済みでこの阿弥陀さまです。
この私をそのまま救う必ず救うとおはたらきなのです。
 阿弥陀さまのお心を聞かせていただき
私のあり様を知らせて直してくださる
南無阿弥陀仏のおはたらきと味わわせていただきます。
 
 ナンマンダブツとお念仏を申すということは
阿弥陀さまがご一緒してくださるということ
阿弥陀さまの大きな大きな願いに生かされてあると
心に入れて今日一日も生かされて生きてまいりましょう。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.27)

『御堂さん』の電話取材を受けました

2020-09-26
 『御堂さん』という月刊誌があって
本堂の図書棚に置いています。
 先日発行者の大阪津村別院の編集部から電話があり
『御堂さん』の「お寺善哉」のコーナーに
円光寺を取り上げたいという依頼でした。
 
 いつもは直接お寺に出向き住職に取材するのですが
今回はコロナ禍で電話取材しますということで
昨日夕方1時間の予定で取材を受けました。
 前もって先方に送っていた資料に基づくインタビューで
今のお寺のようすをどう話したらうまく伝えられるかと
思いつつ取材は20分で終わりました。
 
 専門のライターが取材し原稿を書きます。
此方はただ質問に答えるだけでいいのです。
 こんな内容でうまく文章になるのか少し不安ですが
今までの「お寺善哉」を読み直してみると
そのお寺のようすがよくうかがえる文章になっています。
 文章力です。
さすがにすごいなと思います。
 
 今回もこれから文章になって掲載されるわけですが
どんな文章になるのか今から楽しみです。
 私が思っているような円光寺に書かれているのか
私の思いとは違った切り口で書いてもらうのか
12月号の掲載でちょっと時間があるので
原稿を予めチェックしてほしいとのことです。
 
 お寺の現状ありのままを書いてもらえばいいことですが
何か皆さんに読んでもらうと思うと
此方に余分な力が入ります。
 何かよく取り繕ってよく見せようという魂胆です。
 
 ありのままの私をそのまま救う必ず救う
南無阿弥陀仏のおはたらきでした。
 電話取材を終えてほっとして
ナンマンダブツが出てくださいました。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.26)

子どもの声が聞えるお寺になっていきましょう

2020-09-25
 雨の中をようこそのお参りです。
昨日は一日中雨が降って秋雨です。
 春は春雨秋は秋雨で
お彼岸をはさんで季節の移り変わりです。
天気も不安定なのでしょう。
 こうした変わりゆく自然の営みのなかに
今日の一日が始まります。
 
 一昨日のお話です。
水曜日で水曜学校の子ども会を毎週しています。
 たまたまその時間にお客さんがあって
私が事務所で応対していたのですが
本堂から聞こえてくる大きな声にびっくりして
「何ですか?」と尋ねられ
「子ども会でお勤めをしているのです」と言うと
「お経ですか」と言って何か感心した様子でした。
 
 20分程してその方が玄関から帰られるときに
今度は本堂からお話が聞こえてきました。
「説教ですか?」と聞かれました。
「そうです。仏さまのお話をしているのです」と言うと
またまたびっくりされて
少し子ども会についてお話をさせていただきました。
 
 お寺で子どもがお経をあげて説教を聞くということです。
ちょっと今どき考えられないというのでしょうね。
 
 お寺には〇〇のお寺といった
色んなキャッチフレーズがあります。
 浄土真宗のお寺は「親鸞さまのお寺」「門徒のお寺」と
聞法の道場や念仏の道場という言い方もあります。
 
 全国の子ども会の組織の少年連盟では
「子どもの声が聞こえるお寺」のスローガンで
活動しています。
 子どもの声が聞こえるお寺になっていきましょうと
子どもだけでなく大人もみんなが一緒に
お参りできる「みんなのお寺」づくりです。
 
 水曜学校は私がお寺に戻って20歳代後半で始めました。
当時もその前も子ども会といったら日曜学校でした。
学校がお休みの日曜日に開くお寺の子ども会です。
 
 今のように公園がない頃お寺は子どもの遊び場でした。
戦後まもなく高度経済成長で生活が豊かになり
子どもに習い事をさせることが多くなりました。
 子どもたちの日曜日が忙しくなり
日曜学校の開催が難しくなったのです。
 そこで学校が午前中で終わる水曜日に
子ども会を始めることにしたのです。
 
 少し経って第二土曜日に学校が休みになりました。
少年連盟は「第二土曜日はお寺の日」として
第二土曜日に子ども会を開きましょうと呼びかけたのです。
 ただ学校が休みの曜日や時間に
習い事やスポーツ少年団の活動が盛んになってきました。
 水曜学校もご多聞にもれず
上級生になるほどに子どもが来なくなって
少ない時は1人2人で水曜学校をしていました。
 
 でもやめずに続けてきて今は新院が中心にしていますが
子どもの声が聞こえるお寺って本当にいいなと思います。
 
 皆さんも子どもの頃がありました。
子どもの頃お寺はどういう場所でしたか。
 格好の遊び場所だったし皆さんの世代でしたら
中学生対象の学習塾をしてましたから
円光寺には小さい頃から馴染みがあると思います。
 子どもの声が聞こえるお寺でした。
 
 私たちはご縁があって今お寺にお参りしていますが
このご縁は私だけのものではなく
ずっとこれからもつながり続いていくのがお寺なのです。
 人は変わりますが
変わらない仏さまがいらっしゃるお寺です。
 
 ナンマンダブツとお念仏を申す私たちの
遠い遠いご先祖もまたナンマンダブツとお念仏を申して
生きてきたというお話です。
 そしてこれから100年後200年後も
子や孫それからの世代の人たちが
ナンマンダブツとお念仏を申して生きてほしいと思います。
 
 子どもの声が聞こえるお寺です。
毎週水曜日には子どもたちの元気な声が聞こえます。
 円光寺は今日も朝からお念仏の大きな声が聞こえます。
今日は月の25日で皆さんお朝事にお参りいただきました。
 お念仏申して共々に今日一日を始めさせていただきます。
 
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.9.25)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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