まん丸お月さんが赤く西の彼方に沈んでゆきます
2020-11-30
今朝急に冷え込みました。
大分で今年の最低温度だったそうです。
6時の梵鐘を撞いて西の彼方空低く
大きなまん丸お月さんが赤く沈んでいくのが見えました。
自然の営み移ろいの中に
生かされて生きてあるんだなとまた思います。
今日から門徒報恩講ということで
ご門徒皆さんのお家のお仏壇で
親鸞さまのご法事のお勤めをさせていただきます。
今日が11月30日で明日から12月に入ります。
日々移ろい変わり行くなかにも
真実変わらない仏さまのみ教えの有難さです。
南無阿弥陀仏の大きなおはたらきのなかに
皆さんと共々にお朝事のお勤めをさせていただき
お念仏申して今日一日も生かされて生きて参りましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.11.30)
平生のお荘厳に戻ります
2020-11-29
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御正忌報恩講の法要が円成して
昨日までのお内陣のお荘厳が平生のお荘厳に戻りました。
祭りの後という言い方をします。
大きな行事を多くの方々でずっと前から準備をして
行事の当日大変多くの人たちが集まって
大盛況のうちに行事を終え皆さんがそれぞれの生活に返り
何か空虚感というか心の中にポカーンと
大きな穴が開いたような気持ちになります。
御正忌報恩講は一年一度の親鸞聖人の御法事で
浄土真宗門徒にとっては最も大事なお勤めです。
大掃除に始まってご門徒皆さんで準備をして
お内陣を賑々しくお荘厳してご門徒有縁の多くの方と共に
御正忌報恩講のお勤めができました。
昨日のうちに片づけを済ませて
今朝はこうして平生のお荘厳の御仏前で
いつものようにお朝事のお勤めです。
お念仏のご縁に遇ってお念仏申す身になってほしいと
阿弥陀さまのご本願南無阿弥陀仏のおはたらきです。
お念仏のご縁は御正忌報恩講のような恒例の仏事で
これまでお寺にご縁のない方を
お誘いする大きな手立てでもありますが
平生日常もまたお念仏のご縁なのです。
お念仏のご法義は平生今のご法義です。
今こここの私を目あてに阿弥陀さまが必ず救うと
ご本願を立てられ南無阿弥陀仏とおはたらきなのです。
阿弥陀さまは特別なご縁だけにお出ましになって
今日お参りしたら阿弥陀さまが
いなくなったということではありません。
阿弥陀さまは本堂お内陣の真ん真ん中にいつもお立ちで
ずっと私たちが参り来るのを待っているのです。
親鸞さまがいらっしゃいます。
蓮如さまもいらっしゃいます。
ただ今は親鸞さまのお手紙であるお正信偈さまを拝読し
蓮如さまの御文章のお手紙をいただいて
親鸞さま蓮如さまとご一緒に阿弥陀さまのお浄土への道を
お念仏申して歩ませていただく
ご縁に遇わせていただきました。
ご縁に遇うてくれよ遇うてくれよとの思いいっぱいに
今日もいつものお同行の皆さんとお朝事のお勤めです。
後でお配りしますが
大阪津村別院から月刊誌『御堂さん』が発刊されています。
毎号女性のモデルさんが表紙を飾って
お寺の雑誌という感じではありません。
有名なタレントやスポーツ選手の記事も多く掲載されて
読みやすく幅広い読者層に愛読され
全国各地のお寺さんにも好評の仏教雑誌です。
今回ご縁がありまして『御堂さん』12月号に
円光寺の記事を掲載させていただくことになりました。
「お寺善哉」のコーナーで
「お念仏のご縁つながり 日々相続させていただきます」
の見出しでお朝事や子ども会などの活動を紹介し
これからのお寺の思いなど書かせていただいております。
大分三佐の円光寺から毎日お念仏の声が聞こえてきて
お念仏のご縁つながりをいただくなかに
日々お念仏申す生活を相続させていただく有難さです。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.11.29)
<オンライン法要>です
2020-11-28
昨日の夜は御正忌報恩講のご縁で
初めての試みでオンライン法要でお勤めしました。
お参りの皆さんにお話したことですが
あらためてお寺にお参りすることの意味有難さを思いました。
御仏前でのお勤めということです。
仏さまの御前に座らせていただき
仏德讃嘆のお勤めができ仏法聴聞ができて
ご一同にナンマンダブツとお念仏申し
御礼ができるご縁なのです。
家に居ながらにして法要の様子は伺えますが
法要の雰囲気は中々伝わらないところがあると思います。
こここの御仏前の有難さです。
お浄土の荘厳を前にしながらのご縁です。
阿弥陀さまがましますお浄土は
私たちが等しく往き生まれる処と聞かせていただきます。
お浄土のお荘厳の一つ一つが
この私をこそ必ず救うとの南無阿弥陀仏のおはたらきです。
南無阿弥陀仏のおはたらきを
目に見て口に声に出し耳に聞いていくのです。
光明と名号のおはたらきです。
色んな手立てを駆使され阿弥陀さまはこの私を必ず救うと
あらためてお浄土の荘厳おはたらきを有難く思いました。
今日はもうご満座です。
ご満座の後で片付けをします。
明日の朝には平生のお荘厳に戻ります。
賑やかさが大分違いますが平生は平生でいいのです。
阿弥陀さまはいつもご一緒です。
今日も明日も明後日もご一緒なのです。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.11.28)
<子ども報恩講>をお勤めしました
2020-11-27
昨日から御正忌報恩講のお勤めが始まって
今日は中日今晩は大逮夜というご縁で
明日はご満座になります。
昨日の夜は毎年いつものように
子ども報恩講をお勤めさせていただきました。
コロナ禍ということで
子ども会OBOGの中高大学生のスタッフによる
人形劇は今年はお休みしました。
中々思うように準備ができないなかで
子どもさんがお家の人と三人お参りしてくれました。
OBOGもいつものようにお手伝いにきてくれて
いつもと違う賑やかなお内陣のお荘厳を前に
一緒にお勤めをし仏さまのお話を聞いて
ビンゴゲームで楽しみました。
本当に有り難いことです。
私たちはどうかすると人数で会の盛会云々を評価します。
確かに人数が多ければ盛り上がっていいのですが
阿弥陀さまのお心は一人一人に行き渡っているのです。
十人は十人ながら百人は百人ながらのお救いです。
一人一人にどうか信心いただいてお念仏申す身になって
おくれと南無阿弥陀仏のおはたらきです。
南無阿弥陀仏のお念仏のご縁に遇うて
私のお念仏申す人生が始まるのです。
お念仏申す生活日々の営みです。
今日もこうして皆さんお朝事にお参りされました。
皆さんがお参りしてくださってお朝事のご縁が続きます。
子ども会も今年も皆さんがお参りされてできました。
来年も再来年も子どもの顔ぶれは年々変わって行きますが
子ども会のご縁は続きます。
毎年11月26日の夜に円光寺の本堂から子どもたちの
南無阿弥陀仏のお念仏の声が聞こえてきます。
お寺が生きています。
お念仏のご法義が生きているのです。
御正忌報恩講のご縁に南無阿弥陀仏のお心おはたらきを
聞かせていただきましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.11.27)