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お念仏を申す生活法話

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私の仕事

2024-10-27
 「あなたの仕事は何ですか?」と訊かれて
あなたはどう答えますか。

 会社員、技術師、公務員、看護士など
さまざまな答えがあるでしょう。
 なかには「仕事はしていません。無職です」と
答える方もいるのではないでしょうか。

 仕事といって職業のことであり
対価を生むための仕事といってよいでしょう。

 事に仕えると書いて仕事です。
仏法に
今こここの私が生きること自体が
仕事だと聞かせていただきます。

 人の命恵まれてこの世に生まれて来ました。
この命を生きるために生まれて来たのです。
 お念仏のご縁つながりで
南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
私たちはあなたも私も皆共に支え合い生かされて
今ここに生きているのです。

「生かされて 生きてきた
 生かされて 生きている
 生かされて 生きていこうと
 手を合わす 南無阿弥陀仏」
                     ( 中川静村『生きる』)
 
 私が生きるすべての営みを
お念仏のご縁といただいて
お念仏申して南無阿弥陀仏のいのちを生きること
それが私の仕事です。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241027)

スポーツ観戦

2024-10-26
 今朝の新聞のテレビ欄には
朝からスポーツ番組がずらっと羅列されています。

 午前中は大リーグワールドシリーズ
午後からは女子サッカーにラグビー、男女ゴルフ
そして夜はプロ野球日本シリーズの実況中継です。

 まさにスポーツの秋真っ盛りで
テレビの前でスポーツ観戦です。

 今年4月に初めて東京ドームに行き
プロ野球をライブ観戦しました。
 外野席の上段で選手が小さく
見えにくかったですが
周囲の熱心なファンの大声援の中で
大いに熱戦を楽しみました。

 家のテレビで観る方が試合のようすがよく分かるし
空調の効いた部屋でゆっくりビールを飲んでと
これほどの贅沢はないと思いますが
やはり現場の臨場感には勝てません。

 今こここの私を生きる実感が
仏法聴聞の場です。
 自分の思い通りに行ったり行かなかったり
泣いたり笑ったりの人生ですが
お念仏申して阿弥陀さまのお慈悲のなかに
生かされて生きる有難さ尊さです。

 いつでもどこでもどんなことがあっても
「私がいるよ大丈夫だよ」と喚んでくださる
お念仏の声に安心して
今日一日も生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241026)

ドラフト

2024-10-25
 プロ野球日本シリーズを前に
この時期恒例のドラフト会議が開かれました。

 プロ野球12球団がそれぞれのチーム事情にあわせて
必要な選手をドラフト指名選択します。

 人気球団に有力選手が偏ることを避け
各球団の戦力均等をはかる目的で
始まったドラフトですが
当初は意中の球団以外から指名されて
拒否する選手がいました。

 選手の側からいうと自ら選ぶことができず
ただ指名されることを待つ身ということです。
 そしてプロ野球を目指す選手が
みんな指名されるのではなく
今回も指名されない選手がいました。

 これからの人生の道行きを決めるような
大きな人生の選択ですが
自分の思い通りにならないもどかしさです。

 私たちのこの人生は人それぞれですが
お釈迦さまは「人生は苦なり」とお示しです。

 苦とは思い通りにならないということで
人間界にあって人との出会いと別れを繰り返すなかで
ままならない人生に泣き笑いし
老病死のこの身を生きていかねばなりません。

 生死の迷いに惑い苦しむ私たちを見抜かれて
阿弥陀さまは「まかせよ救う」の
南無阿弥陀仏のおはたらきで
いつでもどこでもどんな時でも
私に寄り添いご一緒くださっているのです。

 思い通りにならないこの人生ですが
お念仏申して阿弥陀さまのお慈悲のなかに
生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241025)


 

お念仏申されやすい社会

2024-10-24
 衆議院選挙の期日前投票に行きました。
いつもは近くの小学校の投票所に行きますが
今回2回目の期日前投票です。

 選挙の低い投票率が大きな問題になっており
投票率アップの一つの施策が期日前投票です。

 自宅から少し遠方の投票所に行って驚いたのは
いつもの投票所より人が続々と投票していたことです。
 投票日が日曜日で所用の方が多いのでしょうね
期日前投票率が年々アップしているとのことです。

 さて選挙期間中の期日前投票ですが
投票先は早くから決めていました。

 特に支持政党があるわけではありませんが
現政権の政策政治運営は基より
各政党の平素からの政治活動には
日頃からつとめて注目しています。

 そこで投票先を選ぶ基準ですが
その人人の生きる価値観が大きな指標になります。
 今は多様性の時代社会であり
さまざまな価値観が蔓延していますが
私の生きる依りどころです。

 お念仏の視座ものの見方考え方です。
阿弥陀仏のご本願のお心を聞かせていただき
お念仏申されやすい社会に重ねて
投票先を決めます。

 南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
あなたも私も皆共に
お念仏申して生かされて生きる社会をめざして
今日一日も私にできることをさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(202410.24)

孫に連れられ御仏前に

2024-10-23
 実家に里帰りした子どもさん家族の話です。
お家のお仏壇に一番にお参りするのが孫で
孫に連れられるように親である子どもがお参りすると
実家の祖父母が言われます。

 孫が親を連れてお参りするって?
逆じゃないかなと思いますが
そういうことです。

 さてこのお孫さん
初めてお仏壇にお参りしたのは
いつのことだったのでしょうか?

 自ら進んでお仏壇にお参りするように
なったのではなく
誰かと一緒にお参りされたのではありませんか。
 生まれて間もない赤ん坊の頃
両親や祖父母に抱っこされて
お仏壇に初参りしたのかもしれません。

 お仏壇にお参りすることを身をもって教えられ
次第に身についたということでしょう。

 浄土真宗のみ教えは
「信心正因称名報恩」といって
阿弥陀仏の他力の信心一つで救われるご法義で
称名は報恩お礼のお念仏といいます。

 阿弥陀仏の他力の信心をいただく
「如来より賜る信心」といって
その大本は阿弥陀如来さまのご本願のお心
「まかせよ救う」の南無阿弥陀仏のおはたらきです。

 阿弥陀さまの大きなお慈悲に生かされて
お念仏のご縁つながりのなかに
この私に届けられたご信心をいただいて
お念仏申す身にお育ていただいた有難さ尊さです。

 お念仏の先人のよきお導きがあり
有縁の方々のお念仏申す後ろ姿を見て育ち
「一緒にお参りしよう!」と誘われて
ご本尊の阿弥陀さまに手を合わせ
お念仏申す身のしあわせです。 

 南無阿弥陀仏とお念仏申しましょう。
「まかせよ救う」のお念仏のお喚び声が
そのまま子や孫に有縁の人人に伝わって
お念仏申す人をお育ていただくのです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(20241023)

円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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