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お念仏を申す生活法話

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「南無阿弥陀仏 あなたに 遇えて 本当に よかった」

2022-02-01
 2月に入りました。
コロナウイルス感染者が大分県も急増し
感染が身近に迫ってきている危機感を覚えます。

 昨日3軒のお家から
「今月の月参りはお休みしてください」と
連絡が相次ぎました。
 それぞれご事情があることですが
コロナ感染に注意をされてということだと思います。

 人と人とが会うなかで私たちの社会生活がありますが
コロナ禍では人と人とが会うことがままなりません。

 昨日は佐賀関のご門徒さんが訪ねてみえて
特産のクロメを届けてくださいました。
 有難いなと思います。
クロメも有難いですが
思いをもってくださる人のいることです。

 人と人が直接会えなくても
今のネットの時代は
リモートで仕事など日常の用事もできるということですが
家族や友人大切な人には直接つながっていたいですね。
 お寺のご縁このお朝事もそうです。
毎朝御仏前で皆さんに会える有難さ尊さです。

 今月2月の掲示伝道のことばは
「南無阿弥陀仏 あなたに 遇えて 本当に よかった」です。

 私からいうと皆さんあなたです。
そしてあなたと私をつないでくれてる
南無阿弥陀仏です。
 南無阿弥陀仏のお念仏のあなたに遇えて
本当によかったと
ほっと安心します。

 昨日のご門徒はお寺でいったら
円光寺のご門徒ではありません。
 お手次ぎのお寺は違っても
私たちは皆さん浄土真宗のご門徒
共に南無阿弥陀仏のご縁をいただいた
お念仏の人です。
 みんな南無阿弥陀仏の大きなご縁に
つながっているのです。

 後で頂いたクロメをおすそ分けします。
おすそ分けといいますと
物でいったら人が増えれば減っていくわけですが
南無阿弥陀仏のお念仏のおすそ分けは減りませんよ。
 一人一人そのまんま
南無阿弥陀仏のおはたらきです。

 南無阿弥陀仏とお念仏を申すなかに
お念仏のあなたに遇えて本当によかったと
今日一日も日暮らしをさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.2.1)


いのち・まいにち・あたらしい

2022-01-31
 土曜日曜とお朝事のお勤めを
お休みさせていただきましたが
朝は毎日やって来ます。

 山門の掲示板に
「朝が来た!いのち まいにち あたらしい」
と書かせていただいています。

 毎日お朝事でご一緒の皆さんは
この二日間どんな朝を過ごされましたか。 

 私のことでいいますと
この二日間の朝はゆっくり起きて
いつものように6時に梵鐘を撞いてから
お仏飯を申してと
一日の営みをぼちぼち始めました。

 暖房の入った部屋でテレビをつけて
新聞をいつもより丁寧に読みました。
 7時頃から本堂納骨堂お内仏とお参りをして
いつものメニューの朝食をいただきました。

 食事は毎日欠かさずいつも同じ時間ですから
食事の時間に合わせて
お朝事のお勤めのない
この二日間の私の朝の営みでした。

 私たちの日々の生活は
人それぞれに違います。
 同じ屋根の下で暮らす家族も
生活ぶりはみんな違います。

 毎日いつも同じような繰り返しのようであっても
その日その朝で違っているのですが
何か大事なことを見過ごしているようなことに
あらためて気づかされます。

 今日は月曜日です。
梵鐘を撞く時間に鐘楼前の会社の事務所に
車が数台入ってきました。
これから仕事なのですね。

 梵鐘を撞き終えてふっと
大きな灯のついた本堂が目に入ってきました。
 お朝事同行の皆さんがこれから
一人二人三人とお参りされる光景を
思い浮かべて楽しみです。

 お念仏申すなかに
今日の一日を始めさせていただきます。

 私のことをいつも案じ思ってくださる
阿弥陀さまがご一緒です。
 如来の大悲にいだかれて
「いのち まいにち あたらしい」と
すてきな一日これからの一週間を
始めさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.1.31)


お念仏の道ありて今ここに(2004年アーカイブ)

2022-01-30
 昨日(1月29日)神崎の教尊寺さまの一尺屋の支坊の法要に
お説教のご縁をいただきお参りしました。

 今は佐賀関の海岸沿いを車で20分ほどで行けますが
昭和30年頃までは一尺屋に行くのに
神崎から船で渡っていたということで
その前は大志生木から山越えして
お参りしていたというお話を聞きました。

 親鸞聖人から800年蓮如上人から500年と
長い長い時間をかけて
お念仏のみ教えが私たちのところに届けられたのは
お念仏の先人のあつい思いと
大変なご苦労があったからです。

 お寺のご院家さんだけでなく
一尺屋のご門徒の皆さんも船でそして山越えして
神崎の本坊にお参りしていたと思います。

 それこそ何時間もかけてまさに命がけで
お念仏の道をたずねて行かれた
身近なところにもお念仏の歴史があります。

 仏教がインドのお釈迦さまから始まって
中国に伝来し朝鮮半島を経て日本に入ってくる過程で
多くの方々が命を落とすようなこともあったでしょうし
大変なご苦労があったなかで
お経さまを伝えてくださったことに思いを巡らせます。

 今こうして私たちがお念仏を申せることの有難さです。
有ること難き尊いご縁といただいて
いよいよお念仏申す日暮しをさせていただきましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2004.1.30)

阿弥陀さまは私のいのちのホームドクターです(2002年アーカイブ)

2022-01-29
 月参りのお家で
病院の話になりました。
 昔はかかりつけの町医者とよばれる
小さな病院が多かったのですが
今は総合病院といった大病院になっています。

 大病院になると医療設備や技術も充実して
一つの病院で大方の診療ができる利点があります。

 一方で「今の医者は病気をみて病人をみない」
という話を聞きます。
 診察室でパソコンの画面ばかりみて
病人に向き合うことなく診察されるといいます。

 お医者さんは医療の専門家ですから
それぞれの病気の処方は的確にしてくださいますが
病気になって苦悩している生身の人間を見ることに
欠けているのではないかという指摘です。

 歳を重ねていくと病気になることが多くなり
病院にお世話になるのですが
平素からホームドクターという
かかりつけのお医者さんをもちなさいといわれます。

 大病院に行くとその日その日で
担当医が変わることがあります。
 患者の病歴カルテを診て診察するので
どの先生でも大丈夫ということでしょうが
日頃から気になることを聞いて答えてくれる
ホームドクターがいると安心です。

 かかりつけのホームドクターは
私の体のことを一番よく知っているお医者さんですが
阿弥陀さまは私のいのちのホームドクターです。

 体調が悪い時は病院に行きます。
病気になったら専門のお医者さんにおまかせです。

 では阿弥陀さまはというと
南無阿弥陀仏とお念仏を申すところに
いつも私の身に寄り添って
ご一緒してくださっているのです。

 私のいのちをそのまま引き受けてくださる
南無阿弥陀仏のかかりつけのお医者さまです。
 私が頼んでも頼まなくても
阿弥陀さまの方から勝手に私のところに来てくださって
「まかせよ救う」とおはたらきです。

 いつもこの私のことを案じてくれて
南無阿弥陀仏と喚んでくださっているのです。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.1.29)

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

2022-01-28
 今年のNHK大河ドラマは三谷幸喜さん脚本の
『鎌倉殿の13人』で面白く観ています。
 これまでも『新撰組!』や『真田丸』の作品があり
他にも映画やテレビで異彩を放っています。

 歴史上の事実に三谷流の脚色が随所に
織り込まれて作られています。
 平安時代の貴族政治から鎌倉時代の武家政治へと
日本の歴史の大きな転換期で
平家から源氏の時代になって鎌倉幕府の成立という
血なまぐい権力闘争の歴史の事実です。

 伊豆に流されていた源氏の御曹司源頼朝が
いよいよ平家打倒ののろしを上げるところです。
 前回興味深く観たのは夢告
夢のお告げです。
 当時は夢のお告げが大きな意味をもっていたと
ナレーションにありました。

 「平家にあらざれば人にあらず」と
栄華を極めていた平清盛と相通じていた後白河法皇が
仲違いして源頼朝の枕辺に夢に出てきて
「平家打倒をたのむ」と頼朝に促すのです。
 配役が西田敏行など癖の濃い人ばかりで
コミカルに歴史の大転換を描いて面白かったです。

 挙兵することは命がけのことで
中々決心できるものではありません。
 平家打倒といってわずかな手勢ですが
夢告という帝の後ろ盾を得て兵を挙げ
結果は弟義経の活躍もあって
壇ノ浦で平家を滅亡させるわけです。

 夢告と聞いたときに
親鸞聖人の夢告を思い出します。
 京都の六角堂で観音菩薩が夢枕に立って
お告げをいただき
20年間の比叡山での修行を捨てて
法然聖人の下に入門された
お念仏の人生の大きな転機です。

 親鸞聖人の時代と今度のドラマの時代が
ちょうど重なります。
 ドラマを観ながら親鸞聖人はこの頃どこで
どうしていたのかなどと
思いをはせるのも興味深く楽しみです。

 皆さんも夢を見るでしょう。
私もよく見ます。
 夢の内容はすぐ忘れますが
夢の中に思っていた決心がついて夢から覚めます。

 日頃から私たちは思いをもって生きています。
ただその思いをすぐ行動に移すことができなくて
何日もあれこれ行ったり来たり考え悩みます。

 そういう私が一大決心をするときに
夢告といった背中を押してくれるものが
あるということではないでしょうか。

 夢告に頼るということではなく
日頃から思い考え悩んでいることに
真摯に向き合うことの大事です。

 「困ったときにはお念仏に相談しなされや」と
お念仏の先人は言われます。
 南無阿弥陀仏とお念仏申して
阿弥陀さまの仰せに聞かせていただきましょう。

 これからのドラマの展開を楽しみにしつつ
皆さんにもお勧めしたいと思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2022.1.28)


円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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