台風一過
2024-08-31
ゆっくり迷走型の台風10号が
やっと通り過ぎたようです。
皆さんのところは
被害はありませんでしたか。
被害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。
またこれから台風の進路にあたっているところは
油断なく十分警戒お気をつけください。
台風一過で午前中から真夏の天気が戻ってきました。
今日の最高気温予想は34度だそうです。
まだまだ猛暑に気をつけましょうということです。
今回非常に大きな強い台風ということで
久しぶりに雨戸のお世話になりました。
とはいっても比較的新しい家のことで
アルミ製の雨戸で部分的に一人で簡単に準備でき
今朝早く仕舞いました。
昔の大きな家のことを思い出します。
重くて大きな木製の雨戸が家の周りに
ずっと何枚もありました。
一人で動かすこともままならず
大人から子どもまで家族みんなで手伝いますが
何でも要領があって何度も押したり引いたりして
大変苦労しました。
「備えあれば憂いなし」といいますが
この頃の自然災害は想定外が当たり前のように
甚大な被害をもたらします。
何がこの先わが身に起こるかわからない
大きな不安です。
諸行無常の世に生きる
わがいのちのあり方です。
浄土真宗のみ教えは
後生の一大事の解決をこそと
阿弥陀仏の本願に信じまかせて
お念仏を申す身になってくれよと
私たちに仏法聴聞をお勧めです。
お念仏申して
「まかせよ救う」南無阿弥陀仏のおはたらきにまかせて
何事も今私にできることを
精いっぱいさせていただきましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.8.31)
「あっ、またこの話!」
2024-08-30
お寺のご法座で
ご法話お取り次ぎをすることが多々あります。
その時どきのご縁ご縁で
違ったお話をするように心がけますが
浄土真宗のご法義をお取り次ぎすることですから
どうしてもいつもの話しぶりになります。
「あっ、またこの話!」
お参りのご門徒衆の顔がそう言っているようですが
お寺のご門徒さんの有難さです
隣りの人と話をしたり時計をみたりなどしないで
目を見開いて真剣に聞いてくださいます。
以前はお寺の法要には布教使の方が
泊まり込みで何日もお説教に来られていました。
年輩のベテランになると
同じ法要に毎年ご縁をいただく方もいて
同じ話を堂々とされていました。
人気の布教使さんになると
お同行の方々も引き連れてという話も聞きました。
今でいう「推し活」です。
さあこの話あの話が始まったと
お念仏申してお聴聞されていたといいます。
いつもの話ですが
仏さまの話です。
同じ話だからと
もう聞いた覚えたわかったということではありません。
先日も毎年ご出講くださる先生のお話を
お聴聞させていただきました。
今までに何度も聞いた同じ話がありましたが
大変新鮮でした。
真実変わらないお念仏のお話です。
歳を重ねて日々変わり行く私に
変わることなくいつでもどこでもどんな時でも
ご一緒くださる南無阿弥陀仏のお心はたらきに
今日一日も生かされて生きてまいりましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.8.30)
「ピンチはチャンス」※転載
2024-08-29
甘いものが好きな私は
普段からよくキャンディを口にします。
しかし小さい頃からの癖で
なめ終わるよりも前に
嚙み砕いてしまいます。
つい先日、いつもの癖で噛んだ時のことです。
耳慣れない「ガリッ!」という音が。
なんと奥歯が欠けてしまったのです。
驚きの後、沸いてきたのは怒りの感情。
このキャンディーのせいで!……と。
後日、歯医者に行きました。
先生によれば
欠けた原因は虫歯で歯がもろくなっていたとのこと。
でも、虫歯が神経まで到達する直前だったため
歯の神経を抜かずに済み
詰め物をするだけで済んだのです。
治療を終えて医院を出たとき
私の心持ちは180度変わってしまいました。
キャンディーのおかげで虫歯に気づけたのだと。
このように、私にとっての良し悪しというものは
自分の都合でコロコロ変わってしまうものです。
だからこそ
変わることのない仏さまのあり方を羅針盤とした
日暮らしを送りたいものです。
教えによって、ものごとの見方が変わってきます。
その結果、今までピンチだと思っていたことが
実はチャンスになることもあるかもしれません。
※『本願寺インスタ倶楽部』
(本願寺派総合研究所 井上慶淳研究助手)より転載
ー本願寺新報2024年3月20日号ー
★台風10号最接近で暴風雨の最大警戒です!
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.8.29)
お念仏の心意気
2024-08-28
10年来続けている<大分まちなか法話会>の主催で
年に一度の公開講座を開きました。
毎月ご縁をいただくお念仏のメンバーの
心意気がとても嬉しいです。
会場設営準備から進行後片付けまで
皆さんが自らできることを進んでさせていただく姿が
頼もしくほれぼれします。
一人でも多くの人と共々に
仏法聴聞のご縁に遇わせていただきたいとの
思いいっぱいです。
阿弥陀如来のお仏壇をお供する大分町中の公民館は
御仏前に集う私たちの「俱会一処(くえいっしょ)」
お念仏聞法の道場であり
皆人一堂に南無阿弥陀仏とお念仏申して
ご一緒させていただける大安心の居場所です。
「いっしょに往こうえ!」と喚んでくださる
お念仏の声が幾重にも聞こえて
皆さんのおかげで有難く尊いご縁になりました。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.8.28)
13回忌のご法事
2024-08-27
13回忌のご法事にお参りしました。
施主のお父さんのご縁で
子どもさん2家族のお孫さんも全員お参りでした。
往生された2カ月前に生まれたお孫さんがいました。
今小学校6年生の12歳です。
13回忌ですから12年前の
悲しいご縁でした。
「この子の歳で法事の年回がわかります」と
お父さんがお話されました。
「次は17回忌ですから
16歳の時ですね」と言いました。
12年の歳月は子どもたちの成長を見ると
大きな変化に驚きます。
生まれたばかりの赤ん坊が
小学校を卒業するということで
12年の間にはいろんなことがあったでしょうし
親御さんはじめ周りの方々のご苦労も
喜びもあったと思います。
私の年齢になると
12年経っても外見はさほど変化を感じませんが
私たちはそれぞれに喜怒哀楽の人生を生きてきました。
わが身のことでいうと
歳を重ねるなかに老いを実感し病気になったりして
これまで若いときにできていたことができなくなった
悲しみ悔しさを思うことが多くなりました。
「年々に わが悲しみは 深くして
いよよはなやぐ いのちなりけり」(岡本かの子)
お念仏に生きた先人の歌です。
歳を重ねさまざまな人生経験を通して
思い通りにならないわが身の悲しみを思いつつ
苦悩のなかに生きる私をそのまま救うてくださる
南無阿弥陀仏のおはたらきにまかせて
いよいよお念仏申してお浄土への人生を
生かされて生きることの有難さ尊さを思います。
今日一日も阿弥陀さまのお慈悲のなかに共々に
生かされて生きてまいりましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.8.27)