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お念仏を申す生活法話

火宅無常の身を生きる

 今日も雨模様ですが、最近火事のニュースが多く亡くなる方もいらっしゃって気になります。
 
 諸行無常と聞かせていただきます。
この世のことは一つとして常なるものはないという仏さまのおさとしです。
火宅無常といって、火に包まれ燃え盛る家の様に譬えて無常を説かれます。
 
 今まで大事に大事にしてきたものが瞬く間に灰になる様を目の当たりにして私たちは呆然と立ちつくします。
思い出のいっぱい詰まった我が家です。衣服もアルバムも財産もすべてです。
大切な家族を失うことにもなります。我が身かもしれません。
 
 無常とは常が無いと書きますが、日々刻々と変わり行くということです。
それは私がこの目で見ている外のことばかりではなくて、自分自身が変わり行くということなのです。
 
 生老病死の身を生きる私のことです。
生きるということは老いること病むことそして命終えていくということです。
まさに「朝には紅顔ありて夕べには白骨となれる身」なのです。
 
 確かな当てもなく明日がある明日があると迷いのなかに生きるのではなく
真実変わらない仏法を依りどころに生きてくれよと仏さまは呼びかけおはたらきです。
 
 仏さまのご縁に遇わずじまいにこの人生を空しく終えていくことほどもったいないことはありません。
火宅無常の世にあってそのまま来いと呼び通しに呼んでくださる南無阿弥陀仏のお呼び声を聞かせていただき
ナンマンダブツナンマンダブツとお念仏を申すなかに今日一日も生かされて生きてまいりましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.2.9)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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