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お念仏を申す生活法話

断捨離宣言?

2018-10-04
 昨日10月3日は私の誕生日で66歳になりました。
こういう人生の節目には一つ決心して何かしましょうと思い立つのですが
断捨離といいます、一つものごとを片付けていく始末していくということで
昨日今までためていた書類を引っ張り出して少し整理をやりかけたんですが
久しぶりに目にする物モノもの全てに思い出があって断捨離どころではなくなって整理もままならず
半分以上はまた元の袋に戻すようなことになりました。
 
 断捨離というのはそのもの自体を思い切って捨てるということなんですね。
でも一回見だしたらそれこそ駄目ですね。
これは捨てられない取っておこう、これもこれもといった具合で本当に難しいですね。
何が難しくしているのか。私のはからいです。
 
 究極の断捨離はこの私のはからいを一切捨てるということだと思います。
まさに仏道修行ということになりますが、自分の力で捨てよう捨てようとしてもどこまでも自分のはからいが残ります。
捨てきれないのです。
 私のはからいに執着し苦悩する私を目当てにお念仏のご法義阿弥陀さまの本願他力がおはたらきです。
そのまままかせよ必ず救うの南無阿弥陀仏のお心おはたらきにただまかせるだけでいいんです。
そこに何の条件もありません。そのままのお救いなのです。
 
 ただそのことを私がそのまま聞き入れません受け入れません。
私が私がとはからいが次から次と出てきます。
 お聴聞しなさい信心いただけよと、信心一つお念仏一つでいいんだよと、何度も何度も聞かせていただきますが
まだまだ娑婆の縁が恋しいのが私たちのようであります。
 とはいえこの命いつまでも長く続くということではありません。
断捨離といった思い切ったことは中々できないかもしれませんが、一つ一つこの人生の始末をつけながら
一歩一歩お浄土への道すがらを歩ませていただきたいと思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2018.10.4)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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