布施の心で させていただく ありがとう
2018-07-14
この暑さをどう表現するのか。尋常でない暑さ、これまで経験したことのないような暑さとでもいうのでしょうか。
暑い暑いといって夏は暑いのは当たり前ですが、私たちの平熱体温を超えるような尋常でない暑さです。
外でお仕事をする人は本当に大変だなと思います。家の中の人も大変です。
クーラーの中にいてもちょっと外に出ると体が浮いてめまいがするようなことで健康を害することにもなりかねません。
こういう猛暑のなかでも私たちは生きていかなければなりません。
このたびの西日本大豪雨災害で被災された方々はこの猛暑炎天下の中を後片付けなどで本当に大変だと思います。
じっとしているわけにもいきません。
今日明日明後日と三連休ということで全国各地からボランテイアの方が被災地に大勢いらっしゃるといわれています。
ただこのボランテイアの皆さんもこの炎天下のなかでの作業で大変です。
被災地に行って何かできることを手伝おうという思いは尊いものでありますが
思いだけでは体が動きません。体が動かないばかりかかえって迷惑をかけることにもなりかねません。
こうしなければならない、こうすべきだということでもありません。
私にできる精いっぱいのことをさせていただくということです。
それがボランテイア活動であっても物資や義援金を送るということでもそうです。
被災された方を思うこと被災地に思いを寄せる忘れないということです。
そうした思いのなかに何か一つでも私にできることをさせていただくことが大事だと思います。
仏教では布施の精神といただきます。布施ということにこれこれ決まりはありません。
ただ私にできる精いっぱいのことをさせていただくことです。
それが周りの方に喜んでいただければそれはそれでいいし
布施をさせていただくことによってありがとうとお礼ができるのも布施の精神なのです。
「布施の心で させていただく ありがとう」と聞かせていただきます。
仏さまの大きな大きなお慈悲のお心を聞かせていただくなかに
お念仏申してこの猛暑のなかを日々の生活をさせていただきましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2018.7.14)
