自信教人信、お念仏喜び申す姿がそのまま隣の人に伝わります
2020-08-23
お盆が明けて一週間です。
平生の生活に戻りちょっと落ち着きました。
この日曜日毎週UHさんがお朝事にお参りでした。
UHさん独特な所作がありました。
作務衣に式章をかけ座る所も決めて
皆さん椅子に腰かけていますが
一人正座をしてお勤めするという姿スタイルでした。
自信教人信ということを思います。
自ら信じ人に教えて信ぜしむという
お念仏を喜び申す者の姿生き方です。
浄土真宗は大乗仏教の極致といわれます。
大乗とは大きな乗り物のことで
自利利他円満の仏さまのおはたらきで
すべてのものが救われると説かれます。
自利自らの利益救いが利他他を救うといいます。
他を救うことによって自ら救われるということで
十方衆生が救われなければ私は仏に成らない救われないと
本願を起こし成就して阿弥陀仏と成られた
南無阿弥陀仏のおはたらきそのものなのです。
私がこの世で悟りを開き仏に成る教えではありません。
阿弥陀さまのご本願を信じお念仏申す身になって
仏さまの願いにかなう生き方をしようとつとめても
それは所詮仏さまのまねごとであって
そこに固執すると思い上がりの煩悩になってしまいます。
皆さんの日々のお姿です。
お朝事参りされてお念仏を申す今日のお姿そのままです。
人に見せるためにしているのではありませんが
そのまま仏さまが見てござるのです。
仏さまに見守られて大きなお慈悲のなかに
私たちの日々の生活があるのです。
お念仏喜び申す姿を周りの方々が見て
私もあのようになりたいあの人のように生きたいと
思って今の私たちの日々の生活があるのです。
有縁の方々に導かれ阿弥陀さまの前に座らせていただき
お念仏申す身にさせていただいたと
そのまま喜びいただいてお礼のお念仏を申すなかに
大乗の大きな乗りもの弥陀の願船に共々に乗って
今日もお浄土参りをさせていただきましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2020.8.23)
