8月21日の今を生きる
8月21日です。
小中学生の頃この日は夏休みの中の登校日でした。
いよいよ夏休みもあと10日を残すなかで、夏休みの宿題です。
大方夏の友などの宿題は済んでいましたが、残った宿題は工作であったり読書感想文です。
ちょっと腰を据えてかからないと簡単には済まない宿題ばかりです。
早く済ませておけば後はゆっくり最後の夏休みを楽しめるということですが
明日がある明日があると宿題を先送りにして最後の10日間一週間数日間があっという間に過ぎて苦痛でした。
この人生もある意味夏休みの宿題のように思います。
若いうちは夢をもって自分がやりたいことを結構してきましたが
歳を重ねていくなかで一年一年があっという間に過ぎ去り
気が付いてみれば60歳になり70歳を間近に控えて
大きなため息とともにこの人生を振り返りそして思います。
果たしてこの人生、一体何をして生きてきたのだろうか、やり残したことはないかと。
人生の宿題です。
この先残された時間はどのくらいあるのかわかりませんが
限られた時間をどのように生きていくのか。
人生最後の宿題です。
一度しかない人生です。
昨日を振り返ることでも明日を夢見ることでもありません。
確かなことは今を生きるということです。
お念仏申す生活のなかにお浄土への人生を歩ませていただきます。
この人間界に生を享けて仏法聴聞のご縁に遇わせていただきました。
煩悩いっぱいに生きる私をそのまんま抱き取りご一緒してくださる南無阿弥陀仏のおはたらき一つに
この人生を生き抜かせていただきこの命終えて阿弥陀さまのお浄土に生まれさせてもらい仏さまと成って
これからもずっと阿弥陀さまのお手伝いをさせていただけると聞かせていただきます。
8月21日の今をお念仏申して私にできる精いっぱいのことをさせていただきましょう。
ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.8.21)
