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2月の<ハガキ通信>です。
2023-02-01
 この十数年、月に一度通院しているかかりつけの病院で
血圧の薬を処方されることになりました。

 前々から血圧がずっと高い数値で推移しており
先日の大分市の健診で要診断と指摘され
これまで「薬に頼りたくない」と言ってきた私ですが
今回は「わかりました」と素直に受け入れました。

 70歳になりました。
実は父も高血圧症で、病院に行かないままに
70歳を過ぎて脳梗塞を発症し
74歳で亡くなりました。

 私の心配もありましたし
かかりつけの医師の判断が決め手になりました。

 かかりつけ医ならぬ
かかりつけ僧といって
日頃中々聞けない仏教のお話や仏事のこと
広く心の悩みについて
何でも相談できるお坊さんのことをいうそうです。

 所属寺があるなら
お寺の住職や坊守に相談すればいいことだと思いますが
かえって気軽に相談できないといいます。

 日頃からお寺にご縁がないということでもあります。
葬儀や法事のお勤めはその時どきにお願いできるのですが
それ以外のことについては
お寺には用事がないということでしょうか。

 何かの時のお寺さんお坊さんです。
お寺と門徒檀家の皆さんとの関係が
特定の事務的なものになっているように思います。

 私たち浄土真宗のお寺は
お手次ぎのお寺といいます。
 お念仏の道場ともいい
お念仏のみ教えをお取り次ぎいただく
仏法聴聞こそが肝要と聞かせていただきます。

 平生業成の南無阿弥陀仏のご法義だからこそ
常日頃から何でも相談できる
かかりつけ僧のお坊さんでありたいと思います。
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