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お念仏を申す生活法話

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10月の衣替えもまだまだ暑いです

 昨日も暑かったですが、今日は30度ぐらいまで上がるという予報です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは遠い昔の話になったようです。
 
 残暑のなかでまだ夏物のお衣を着けています。
昨日は大海組の法中会お坊さんの会がありましたが殆どの方が夏物から衣替えしていました。
 10月から衣替えということですが、実際のところはまだ夏物でいいのではという判断で
次への移行期間ということでも各自の選択でいいと思いますが
周りのみんなと違うことが気になり何か決まりが悪い感じがしました。
 
 皆さんもこんな体験をしたことがありませんか。
こんな時には何を着て行った方がいいのか迷ったことってありませんか。
 
 お通夜の時のことを思います。
お通夜はお葬式とは違い特に近親者の方が最後の夜を共にするというご縁ですから
お通夜は本来平生の普段着でいいと思いますが
今はお通夜もお葬式も同じ礼服が一般的になりました。
 日中のお葬式は仕事で行けないからお通夜にお参りするということで
お通夜もお葬式もその意味合いが同じように受けとめられているようです。
 これはお通夜お葬式とも葬儀社で執り行うことが一般的になったことによるものです。
随分前のお家でのお通夜お葬式の様子とは全く趣が違います。
 
 お通夜は本来お家のお仏壇でお勤めするものだったのです。
私たちをこれまでずっと見守ってくださったお家の仏さま阿弥陀さまに最後の御礼をさせていただくご縁がお通夜なのです。 
 お家の日常普段のお勤めですから衣服も普段のそのまんまで
最後の夜を懐かしいお家で共に過ごさせていただく有難さです。
 
 今はお家でのお通夜は難しくなりましたがその心持ちだけは大事にしましょう。
最後の最後お仏壇の阿弥陀さまに皆さんご一緒にお礼を申し上げて今生のお別れをし
次の日は葬送の儀でお浄土に見送るということです。
 南無阿弥陀仏のおはたらき一つで先に往かれた大切なお方はお浄土に往き生まれ
すぐさま仏さまとなって私たちのところに還って来て
私たちに仏さまのご縁をつくってくださるおはたらきをしてくださるのです。
 
 南無阿弥陀仏の大きな大きないのちのつながりのなかに先に往かれた方も後に遺った私たちも
共々にこれからも生かされて生きるお念仏の救いの法を聞かせていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.10.4)

ラグビーで大分が大いに盛り上がりました

 昨日はラグビーワールドカップの試合が大分であり大変盛り上がりました。
地元の大分合同新聞は昨日も今日も連日第一面に大きく記事を取り上げていました。
 スタジアムで観戦できた人は少なくても多くの大分県民がテレビ観戦を楽しんだのではないでしょうか。
 
 何かいいですね。試合が近づくにつれ気分も高揚してきます。
大分のすぐ近くであるということの臨場感です。
スタジアムが観衆でいっぱいになり外国の方も多くワールドカップという世界の雰囲気を体感できることです。
 
 ニュージーランドとカナダのチーム選手が主役でまさに体と体をぶつけ合う肉弾戦の真剣勝負です。
その迫力に応援にも熱が入り良いフレーには敵味方なく大きな拍手歓声が上がります。
 
 みんなが一つになるということです。
一つになってプレーして一つになって応援してそして試合を終えてノーサイドです。
勝者も敗者もなくお互いに健闘を讃えあうという清々しさです。
 
 スポーツの力を思います。
日々それぞれの生活を営む多くの皆さんが一緒に大きな感動をいただきます。
 
 お念仏の御法義もまた私たちに生きる喜び感動をいただきます。
このお朝事日々のお勤めです。
 毎朝6時半円光寺の本堂で皆さんご一緒にお勤めができるということです。
今日もこうして阿弥陀さまの御仏前に座ることができました。
 それも皆さんとご一緒です。阿弥陀さまがご一緒です。
お念仏申して共々に仏さまに御礼ができました。
 
 それは今日だけのことではなくて昨日一昨日もそうだったし明日も明後日もこれからもずっと続いていくご縁です。
一生に一度のワールドカップ日本大会は終わりの日を迎えますが
私たちのお念仏の道往きに終わりはありません。
 この命終えた後もずっと続いていきます。
 
 南無阿弥陀仏の大きな大きないのちの営みつながりのなかに
私たち一人一人それぞれ生活ぶりは違いますが
今日も一日お念仏申す生活をさせていただきお浄土への人生を共々に歩ませていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.10.3)

ようこそお念仏申す身にお育ていただいてありがとうございます

  昨日は敬老会で皆さんにお手伝いいただき有難うございました。
70歳以上のご門徒皆さんを対象にした恒例の催しですが
お手伝いいただいた仏教婦人会の役員さんの殆ども70歳以上の該当者で
昨日は昼食の席が敬老者とそうでない人に分かれて10人に満たない方が60人もの方々をもてなす構図です。
老老介護といわれますが今の日本の実態を目で見るようでちょっと複雑でした。
 
 ただお寺の敬老会がいいのはそのまま仏さまのご縁と共々に喜ばせていただけることです。
老いも若きも皆共に阿弥陀さまの御前に同座させていただくご縁です。
 若い時も歳を重ねていくなかもいつでもどこでも阿弥陀さまがご一緒してくださるお念仏のご法義です。
 
 敬老会の出席者はいつものお寺参りのお同行が殆どです。
日頃お寺にご縁のない方は敬老会にお参りするのも躊躇されるのでしょうか。もったいないことです。
 日頃のお育てということを思います。
日頃のご縁をいただいて今日もまた敬老会という仏さまのご縁をいただけるのです。
 
 歳を重ねてお寺にお参りできていよいよお念仏申す身にさせていただくことです。
歳を重ねて老いていきます病んでいきますそして命終えていきますが
阿弥陀さまはいつでもどこでもこの私にご一緒してくださり
南無阿弥陀仏のおはたらき一つで阿弥陀さまのお浄土に生まれさせ仏に成らせてくださるのです。
 
 仏さまのご縁をいただいてお念仏申す身にお育ていただいてよかったですね。
皆さんご一緒に「恩徳讃」を歌いお念仏申し阿弥陀さまにお礼をして敬老会を閉じました。
 
 日頃から仏さまのご縁をいただいて私にできる精いっぱいのことをさせていただき
これからの一年もお念仏申すなかに日々の生活お浄土への人生を歩ませていただきましょう。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.10.2)

「まかせよ救う」の阿弥陀さまのお喚び声を聞かせていただきましょう

 私たちの浄土真宗のご法義は「本願を信じ念仏申さば仏に成る」と歎異抄にお示しくださってあります。

阿弥陀さまが「十方衆生を必ず救う」というご本願をたてられ成就されたおすがたが南無阿弥陀仏のお名号です。

 

 「本願名号正定業」とお正信偈さまにあります。

名号とは阿弥陀さまのお名前、南無阿弥陀仏です。

 南無阿弥陀仏のお名号のおはたらき一つでこの私の救いが定まる

阿弥陀さまのお浄土に往生させていただき仏に成らせていただくのです。

 

 親鸞さまは本願の名号を弥陀招喚の勅命とお示しです。

阿弥陀さまがこの私を招く喚ぶおはたらきで、勅命とは命令です。

 命令というと「何々しなさい」と私たちに何かを強いるように聞こえますが

「阿弥陀にまかせよ救う」というおはたらきです。

 私に何か条件を課するのではなく

阿弥陀さまの方でもう既に私が救われていく全ての手立てを

南無阿弥陀仏と成就して私にまかせよとおはたらきですから

私はその勅命にまかせたらよいのです。

 

 南無阿弥陀仏はこの私をこそ必ず救うそのまま救うのおはたらきそのものなのです。

勅命の命はいのちです。

 阿弥陀さまがご自分の命を懸けてこの私をこそ必ず救うという手立てを南無阿弥陀仏の六字の名号に込められ

命の限り喚んでくださり私たちに届けてくださってあるのが弥陀招喚の勅命です。

 

 命がけです。あなたのいのちを弥陀同体のいのちにさせるというのです。

そのことを聞いてくれよとお念仏のご催促です。

 ナンマンダブツナンマンダブツとお念仏申しましょう。ナンマンダブツが聞こえますね。

弥陀招喚の勅命です。まかせよの命令にまかせたです。

 私のこととをそんなに思うてくださったのですか、ナンマンダブツありがとうございますとお念仏です。

南無阿弥陀仏阿弥陀さまのお心をお聴聞させていただきましょう。

 ご縁ご縁にナンマンダブツナンマンダブツとお念仏を申して

阿弥陀さまの「まかせよ救う」のお喚び声を聞かせていただきましょう。

 

10月に入りました

 10月に入りました。
一年も4分の3が過ぎ後残すところ3か月です。
月日の経つのが本当に早いですね。 
 
 今朝の新聞の一面は各紙とも「消費税10%に」です。
消費税が上がって私たちの生活がどう変わるのか
増税で社会のあり様が変わるところもありますが
私たちの基本であるお念仏を申す生活は変りません。
 移り変わるこの世の中にあって私たちは変わらない真実まことのお念仏に安心して生きていけるのです。
 
 消費税増税も今回は軽減税率という政策で主な食料品日常品は8%の据え置きです。
5年半前の5%から8%に上がるときのような騒動はなかったようですがお酒は上がります。
 晩酌する人にとっては大きな影響を被ることで買い溜めした人も多いと思いますが
一生分までということはできません。
 これも段々と8%が10%に慣れていくということです。
 
 今日は敬老会です。
もうすでに婦人会の方がみえて準備にかかっています。
 70歳以上のご門徒が対象の敬老会ですが、皆さん年々若返っているような感じで頼もしく思います。
 
 お寺に皆さんお参りされて結構なことです。
老いも若きもいろんな生活ぶりの方がいらっしゃいます。
そんな皆さんがお寺にご一緒にお参りされます。
阿弥陀さまの御仏前がにぎやかになります。
 
 今日もお念仏を申すなかに敬老会という仏さまのご縁をいただけることを有難く思います。
 
 ご一緒に、お念仏申しましょう。(2019.10.1)
円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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