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お念仏を申す生活法話

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初命日のご縁です

2024-02-10
 1月10日に母が往生して
初めて迎える初命日のご縁です。

 毎月10日が月命日で
1月10日が祥月命日になります。
 人の命が終わった日ですが
南無阿弥陀仏のおはたらきで
そのまま阿弥陀さまのお浄土に生まれ
仏のいのちに成らせていただく誕生日と
浄土真宗のみ教えを聞かせていただきます。

 大切な方とお別れする悲しみのご縁ですが
そのままお念仏のご縁といただける有難さです。

 先に往かれたお方は今は仏さまとなって
私たちにお念仏お聴聞を勧めてくださっているのです。
 いつでもどこでも「われにまかせよ必ず救う」
南無阿弥陀仏のおはたらきですが
お命日のご縁に「ここに座れ」と
阿弥陀さまの御仏前に座らせて
仏法聴聞のご縁を開き
お念仏申す身にお育てくださるのです。

 10日が母の命日になりました。
1日は父の命日、二人の祖母は10日と31日
祖父は1日と30日です。
 ご先祖をずっとたずねていけば
毎日が命日になりますね。

 南無阿弥陀仏の大きないのちのつながりのなかに
共々に生かされて生きてきたいのちでした。
 そしてこれからもお念仏申して
生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.2.10)

浄土真宗は「お名前のはたらき」の宗教です ※転載

2024-02-08
 「南無阿弥陀仏」は阿弥陀さまのお名前です。
このお名前の特徴は
お名前そのものに力があるということです。

 「南無阿弥陀仏」という阿弥陀さまのお名前は
ただ阿弥陀さまをお呼びするためのお名前だけではなくて
阿弥陀さまのおはたらきのすべてが込められた
阿弥陀さまのおはたらきそのものなのです。
 そして、いつでもどこでも私たちに
はたらきつづけてくださっているのです。

 その阿弥陀さまのおはたらきというのは
私たち一人一人をお念仏申す者に育てあげ
お浄土に生まれさせてくださるおはたらきです。

 阿弥陀さまは
「どうかお願いだから
私が真の親であると心から疑いなく信じ
必ずお浄土に生まれると疑いなく聞き受けて
私を心の依りどころとし、我が名を称え
お浄土に向かって
いただいたいのちを生きぬいておくれ」
と願いをお立てくださいました。

 そして、その願いが
願い通りに完成したことを私たちに知らせるために
阿弥陀さまご自身が
「南無阿弥陀仏」というお名前となって
私に至り届いてくださっているのです。

 私に「南無阿弥陀仏」となって
至り届いてくださっている
阿弥陀さまのお名前のおはたらき(本願力)が
私に「南無阿弥陀仏」と
お念仏を申させてくださっているのです。

 私に「南無阿弥陀仏」となって
至り届いてくださっている
阿弥陀さまのお名前のおはたらき(本願力)が
そのまま、私をお浄土に導いてくださっているのです。

 「南無阿弥陀仏」は
阿弥陀さまのお名前でありながら
阿弥陀さまの願いでありました。
 そして、阿弥陀さまのおはたらき
そのものでありました。

 『お念仏を称えながら生きていく。
それが、お浄土に向かって生きる者にとって
一番ふさわしい生き方であり
阿弥陀さまが選びに選んでくださった
私が一番落ち着ける、安心できる生き方である』と
‥‥‥あじわっております。

   ※三宮了信 著「イイね 浄土真宗!!」
           (『めぐみ』2023年春号 )より

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.2.7)

年回法要の併修についての質問です

2024-02-07
 今年3回忌と33回忌のご法事が重なる
お家の方から
ご法事を一緒にする併修のご相談です。

 今は家族だけといった少人数のご法事が
多くなりました。
 今回は父母の法事ということで
案内する親族も重なることもあり
一緒にお勤めしたいというのです。

 本来はお一方お一方それぞれにということですが
ご親族が高齢ということもあり
遠方からお参りする方もいてということです。

 お家お家のご事情もあり
一方に併せてお勤めするのもいいですが
もう一方は祥月命日に家族だけでお勤めすることで
ご親族にご案内したらどうですかと提案しました。

 一年に何度もご法事に集まるのも大変ということですが
仏さまのご縁といただくことの大事です。
 先に往かれた仏さまがつくってくださるご縁です。
「ここに座れ」と有縁の皆さんが御仏前に導かれ
ご一緒にお念仏お聴聞させていただけるということです。

 日頃は自分のこと生きることで精いっぱいのお互いが
御仏前の一処に集まっていただく仏さまのご縁です。
 積もり積もった話もあるでしょう。
先に往かれた方の初めて聞くような話もあるでしょう。
 そして御仏前で聞かせていただく
南無阿弥陀仏のお話です。
 お念仏申して往生浄土の道を共々に歩ませていただく
大きなご縁になってほしいと思います。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.2.7)

四七日のご縁です

2024-02-06
 母が往生して四七日のご縁です。
大切な人とお別れする悲しみのご縁ですが
そのまま仏さまのご縁といただける有難さです。
 
 先にお浄土に往かれた方は
今は仏さまとなって私たちの迷いの世界に還って来て
私たちを護り救う
南無阿弥陀仏のおはたらきをしてくださっていると
浄土真宗のみ教えを聞かせていただきます。

 三七日のご縁で
仏教にはいろんな宗派があって
お仏壇もそれぞれの宗派で違うというお話をしましたが
今日はどの宗派のお仏壇も
同じ仏具を用いているというお話です。

 お灯りをともすロウソク立て
お花をお供えする花瓶
お香を焚く香炉です。

 どれも智慧と慈悲という
仏さまのお徳おはたらきを表すものです。

 ロウソクのお灯りです。
光と火(熱)というはたらきがあります。

 今は電灯の光が当たり前で
ロウソクの光は目立ちませんが
私が小さい頃台風でよく停電していたときに
ロウソクの光は辺りをパッと明るく照らしてくれました。

 闇を破る光のはたらきです。
仏さまの光は私の心の闇までも照らしてくださる
智慧の光明といわれます。

 明るい光は私をあたたかく包み
私の心を安らかにしてくれます。
 仏さまのお慈悲のおはたらきです。

 そのお慈悲のおはたらきを表すのが
花瓶のお花です。
 仏さまにお供えするお花ですが
お花は私たちの方に向けられています。
 きれいなお花を見てほっと安心します。
お花がやさしい心にしてくださる
お慈悲のおはたらきです。

 お仏壇の御前に座りお参りして
仏さまの智慧と慈悲のおはたらきに
遇わせていただくのです。
 南無阿弥陀仏「われにまかせよ必ず救う」の
阿弥陀さまの智慧と慈悲のおはたらきです。

 そして香炉です。
通常はお線香を焚きますが
葬儀の時などは抹香を焚いてお焼香します。

 どんな人がお焼香しても
同じ香りが人ひとに至り届き周囲に広がっていきます。
 阿弥陀さまのお救いはどんな人も選ばない
いつでもどこでもすべての人を漏らさず救う
智慧と慈悲のおはたらきなのです。

 南無阿弥陀仏とお念仏申して
南無阿弥陀仏のおはたらきのなかに
共々に生かされて生きてまいりましょう。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.2.6)

私のお念仏の道

2024-02-05
 念仏とは元々仏を心に念ずることで
「仏を念じてついには仏と出会う」という
仏道修行になります。

 常行三昧の不断念仏の修行です。
比叡山で常行三昧堂に90日間籠って
昼夜を問わず口に念仏を称え
心に阿弥陀仏を念じながら
阿弥陀仏像の周りをひたすらまわる修行です。

 自力聖道門の厳しい修行で
私たちには到底できません

 法然聖人は
「念仏ひとつで誰もが救われる」
専修念仏の仏道を説かれて
私たちに称名念仏を勧められました。
 南無阿弥陀仏と声に称えて
お念仏申すのです。

 法然さまに出遇われた親鸞さまは
お念仏を阿弥陀仏が回向された
「まかせよ救う」のお喚び声といただかれました。

 「われ称え われ聞くなれど 南無阿弥陀仏
つれてゆくぞの 親のよび声」と
お念仏の先人がうたわれたように
南無阿弥陀仏と称えるままに
そのお心おはたらきを聞かせていただきます。

 南無阿弥陀仏のおはたらき一つで
誰もが分け隔てなく救われて往く仏道こそ
この私が歩ませていただける往生浄土の道でした。

ご一緒に、お念仏申しましょう。(2024.2.5)

円光寺
〒870-0108
大分県大分市三佐3丁目15番18号
TEL.097-527-6916
FAX.097-527-6949
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